「黒潮」第129号
2013年 07月 10日
川南町文芸愛好会(代表・高尾日出夫)発行の
『黒潮』第129号が届いた。
小説、紀行文、エッセイ、詩、短歌、俳句、川柳‥‥さまざまなジャンルを掲載。年2回発行。
【川柳】
ほろ酔いで渡ればこの世素晴らしい(岩崎 哲)
客帰り元の暮らしに戻る独楽(落合 洋子)
履き直す靴は磨いて置いてある(甲斐 雅人)
見え隠れ坂登りくる母を待つ(河野 祐一)
伝統にあぐらをかいた柔道衣(河野 雄三)
来し方に意地を通した無位無冠(刈谷 美鶴)
文明の砂漠に生きて自閉症(黒木 安子)
嫁五人長所を探す眼鏡かけ(久保田チカ子)
勝負色ひいて紅筆語らない(久米 静江)
嘘少し不穏な空気中和する(坂元 靖江)
新天地裃脱いで地で生きる(坂脇 昭吉)
いい出会いきっと待ってる水芙蓉(永友 淳子)
潮干狩命の洗濯おまけつき(永友 充子)
図書館に昼行灯を提げて行く(古川 龍司)
人間に不信を持って鍵の束(持留 譲)
語り部の民話の中に吸い込まれ(諸橋 勇)
★黒潮第128号川柳総評(岩崎 哲)
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9日(火)、岩崎哲会長からお葉書をいただいた。
7日(日)の川南土の子番傘川柳会の月例句会に、病気療養中の甲斐雅人さんが出席されたらしい。
来月の句会には、久し振りに雅人さんのお顔を拝見しに行こうかな。
推敲の筆で眉毛を書いてみる
前置きが長く告知をほぼ悟り
七夕は母が自分を忘れた日
(甲斐 雅人)
\(^_^ )
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!(^^)!
(*^^)v
63歳、お若いです。私より10歳年上。句会に参加されたこと、すごいな。拍手です\(◎o◎)/!
「つばさ」の巻頭言、しげきさんの文章を雅人さんにも読んでいただきたくて、送付をお願いしたんです。
雅人さんは一昨年の6月に川南土の子番傘川柳会に入会されたのですが、私は偶然にも、そのデビューに立ち会いました。その後、朝日新聞川柳欄にも投句してくださっていたんです。
雅人さん、今はなかなか川柳を詠む心境にならないようですが‥‥いつも、心の中で応援している私です。
(^_^)