『ネズミ』川柳
2015年 05月 23日
キイスは、昨年2014年6月15日、85歳で亡くなった。
《ストーリーを少しだけ》
動物実験で対象となったネズミのアルジャーノンが驚くべき記憶・思考力を発揮したのを受けて、臨床試験の被験者第1号に知的障害を持つ青年チャーリーが選ばれ、開発されたばかりの脳手術を受ける。68だったIQが185までに達し天才に変貌したチャーリーが、愛と喜び、憎しみと孤独などの感情を通して知る人の心の真実とは何か………。
SFとして発表された小説だが、現代では、まんざら不可能な夢物語ではない気もする。
56年経っても、古さを感じさせない不朽の名作だ。
映画化は過去3回(1968年米、2000年加、2006年仏)されているが、私が見たのは、2000年のカナダ映画。
日本のテレビドラマ化は、2回。
2002年版は、ユースケ・サンタマリア主演、岡田惠和脚本、関西テレビとMMJで制作。
現在放送中の2015年版(4~6月放送)は、山下智久主演、野島伸司脚本監修、TBS制作。主題歌は、懐かしいベット・ミドラーの名曲「ローズ」。個人的には、主演の白鳥咲人役の山Pより、柳川隆一役の窪田正孝(7月~日本テレビ系放送のドラマ「デスノート」の主演、夜神 月役なのが楽しみ)が好きだ。ちなみに、檜山康介役の工藤阿須加は、福岡ソフトバンクホークス工藤公康監督の長男。
*************
「アルジャーノンに花束を」のアルジャーノンは白ハツカネズミなので、
課題『ネズミ』の川柳を集めてみた。
【ネズミ】
独楽ねずみ牛になりたいなと思う(浜口 豊子)
古々米が蔵の鼠に値踏みされ(成田 孤舟)
ねずみなど追わない猫の丸い顔(井出 秀夫)
飽食の猫は鼠に追いつけず(斎藤ひさし)
犬鼠人まで巣くうゴミ屋敷(下村 俊夫)
あと何年生きると人になるネズミ(高橋由美子)
一匹のねずみに夜半の立ち回り(酒井 せん)
飽食のねずみが穴を遠回り(林 柳泉)
走るしか生きる術ないこまねずみ(深澤千恵子)
ノラ猫がネズミの声をくわえゆく(東 千代枝)
鼠捕らぬ猫マウスと戯れる(浜崎 久志)
因習に埋もれて空はネズミ色(石橋 芳山)
元締がほくそ笑んでるネズミ講(平井大史郎)
パソコンの鼠に都追い出され(藤ノ木辰三郎)
ワタシ猫ねずみを捕っていいですか(土屋 一紀)
しばらくは鴨を太らすネズミ講(荒巻 睦)
屋根裏のねずみもシックハウス症(谷 ひかる)
こまねずみの性でせっせと輪を回す(井垣 和子)
年金の未来に欲しいねずみ算(松田 順久)
鼠から儲け話を誘われる(安芸田泰子)
一年の早さねずみとおつきあい(森中恵美子)
独楽ねずみ行進曲に乗せられる(記崎 栄昇)
*************
《おまけの写真》
①Facebookで見つけたお気に入りの猫の写真。
②18日(月)に活けた西洋百合の「タランゴ」は、開くと大輪で豪華。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
現実にあるとしたら大変なことですね。
アルジャーノンは白の【はつかねずみ】ですよね。
ネズミを詠んだ句も沢山あってビックリ!!
IQが高いと言われる有名人には、ゲーテ(210)、ダ・ヴィンチ(205)、パスカル(195)、ガリレオ(185)などがいます。
東大生で、120くらいだそうですよ。
(*^.^*)
最近は、夜の街(飲食店街)でも見なくなりましたよ。
昔は、よく〈鼠捕り〉を縁の下あたりに仕掛けたもんですよね。
ハムスターはペットで可愛がるのに、溝鼠なら殺すのも、なんか人間のエゴと言えばエゴですよね。
(^_^;)