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『みかん』川柳

先日、日南の「デコポン」(正式名称は「不知火」)を頂戴した。
デコポンは、ポンカンと清見の交配種らしい。

皮がむきやすく種もほとんどない。甘味と酸味のバランスも良い。
毎日美味しくいただいている。

ありがとうございました。

(^○^)

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課題「みかん」の川柳を集めてみた。

【みかん】
みかんみかんみかんの皮の三箇日(貴田 金星)
青蜜柑の匂い新婚と乗り合わす(澤 車楽)
選別機みかんにもある落ちこぼれ(和田悠紀子)
不確かな愛に転がる夏みかん(庄司登美子)
皺寄ってからの蜜柑が甘くなり(嘉村ひすい)
目隠しのみかんが匂う待ち合わせ(植野美津江)
ご近所の噂をむいているみかん(田中 新一)
苦労性いたんだみかんから食べる(杉野まつ子)
みかん一個輝く大地描かしむ(時実 新子)
妻といてどちらともなくみかんむく(西塚 春魚)
愛なんて 箱の蜜柑はすぐ腐る(倉富 洋子)
子の学費稼いでくれたみかん切る(杉本 町子)
冷凍のミカン解けだす一人旅(芦田 敬子)
差し上げたミカンが縁のバスの旅(水谷 一舟)
いい話にしようミカンひと箱持って行く(坂倉 広美)
人病んでみかんのへこみ眼について(石田 柊馬)
みかん剥いて戦争見てる掘炬燵(佐藤 岩男)
柑橘が豊かに実り 人は過疎(内田 順子)
置手紙みかんをひとつ乗せておく(ひとり 静)
お前まで甘くされたか夏みかん(坂牧 春妙)
運賃で買えるみかんを子に送る(山川 泰陽)
お帰りと迎えてくれたみかん山(柳岡 敬子)
親指は元気で夏みかんをむく(岩井 三窓)
鏡餅へこわごわみかん乗っている(篠田 捨松)
柿みかん母には秋がよいと見え(岸本 水府)
少子化の行方案ずる夏みかん(深堀 正平)
着メロがみかん畑に鳴る時代(和家 重子)
調整へみかんの哀歌聞く摘果(森川 羊人)
夏みかんいじめに頑と立ち向う(末光 康英)
夏みかんはげしき思慕を押え得ず(森中恵美子)
願いこめ箱に消え行くみかん追う(森 光司)
徘徊のぶどうはみかん山にいた(壷内 半酔)
日当りと日陰みかんに糖度の差(萩森 安利)
ブランドのみかん岬を黄に染める(三好 幸子)
祭り笛青きみかんの青さ買う(森中恵美子)
丸い背みかんひとつを慰霊塔(神谷 幸恵)
みかん青く人の心は知りがたし(大洞 一郎)
みかんの花の咲く丘再起誓う丘(佐藤真砂延)
みかん箱中に四角なみかんなり(岸本 水府)
みかん二つずつ正確に食う夫婦(佐々木喜久楼)
みかん剥くあなたに何の義理もなく(本田 哲子)
みかん剥くサファイアいろの爪立てて(宮本美致代)
みかん山染まり農夫の背が温い(田中 展子)
こたつにはミカンの顔で座るクセ(炭蔵 正廣)
こっそりとそれは蜜柑の色でした(伊藤こうか)
子供にもむけ蜜柑の素直さよ(椙元 紋太)
幸せは炬燵の上にある蜜柑(井塚たけし)
鳥帰る頃へふるまう伊予蜜柑(日浅 静)
初戀の思ひ出になる夏蜜柑(麻生 路郎)
まだ青き蜜柑を喰べて眼を閉ぎ(椙元 紋太)
安らぎと蜜柑を盛って置炬燵(山内まさ女)
紀伊國屋時化を味方にみかん船(進)
みかん剥く女ひとりを剥くように(靖弘)
みかんむく少女の指はもう女(節子)


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Commented by h82261765 at 2015-12-19 21:45
デコポンの不思議あたまに臍がある
Commented by ringo-utahime at 2015-12-20 17:39
清展さん、コメントありがとうございます。

寒くなって、冷え性の私は難儀してます。

(^_^;)
by ringo-utahime | 2015-12-19 16:33 | 川柳(課題別) | Comments(2)

2013年4月開設『りんご詩姫のブログ(新)』‥‥文芸川柳、フラメンコ、ボイストレーニング、パン教室、グルメ等々、趣味に生きる元気印「りんご詩姫」の〈気まぐれブログ〉。小さなスナックのママです。よろしく♡♡


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