『納豆』川柳と俳句
2016年 10月 11日
コンビニの納豆巻きを初めて食べたが、なかなか美味しかった。
関西人には納豆を嫌いな人間が多いが、板前だった亡父が時々納豆を食べていたせいか、私も子どもの頃からたまに食べていた。
俗説に「本来、豆を腐らせたものが豆腐、型に納めたものが納豆だが、取り違えられた」などというが、これは誤りのようだ。
納豆は日本独自の言葉であり、豆腐は中国から伝来した食品で、中国でも豆腐と呼ばれているので、取り違えることはあり得ないらしい。
《納豆の主な効能》
①整腸効果(納豆菌&食物繊維)
②血液をサラサラに(レシチン)
③骨を元気に(カルシウム&ビタミンK2)
*************************
課題『納豆』の川柳と俳句を集めてみたが、残念ながら少なかった。
~川柳~
【納豆】
後なんぼまだまだ納豆かきまぜる(井上 文子)
かき混ぜた納豆がほら歌ってる(今村 幸守)
刻み葱添えて納豆日本一(佐藤 歌子)
サクラサク日へ納豆を粘らせる(塩田 悦子)
納豆ずるずる夢まぼろしのまんなかで(熊谷 冬鼓)
納豆と卵に味方させる妻(加藤ゆみ子)
納豆に賞味期限がある不思議(山本 喜禄)
納豆に慣れて都会派らしくなり(中川 信男)
納豆の糸でアジアを掻き混ぜる(大黒谷サチエ)
納豆の粘り元気なお父さん(八木 芳水)
納豆も梅干しも好き親日家(三上 博史)
納豆を掻き混ぜながら策を練る(村田 繁一)
納豆を食わずに水戸は語れない(舟辺 隆雄)
納豆を信じこませたマスメディア(黒埼 和夫)
納豆を交ぜ交ぜ探す着地点(利光 正行)
女房と納豆掻き混ぜる程味が出る(岩井たけお)
冬の別れに納豆が糸を引く(森中惠美子)
マイペース納豆捏ねて捏ねて朝(平井 祥子)
納豆の中で捏ねてる妻の愚痴(道子)
~俳句~
【納豆】 (季語=冬)
納豆の苞を作るに藁選ぶ(志鳥 つばさ)
受取りて苞つこ納豆銃のごと(古木 遙)
納豆汁杓子に障る物もなし(石井 露月)
板の間に敷く座布団や納豆汁(草間 時彦)
ふるさとに忌を修しけり納豆汁(新井 悠二)
言ひ澱むには都合よき納豆汁(折原あきの)
納豆汁職場変へしといふ知らせ(古瀬 夏子)
婆が婆嫌がつてをり納豆汁(薗部 庚申)
納豆汁教師が故の貧しさに(小林 宗一)
糟糠の妻が好みや納豆汁(高浜 虚子)
朱にめづる根来折敷や納豆汁(与謝 蕪村)
箸割れば響く障子や納豆汁(石塚 友二)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
一度修学旅行で食べたが吐き気をもようして
それ以外食べてない納豆。最近は薬の所為にしてます。
コメントありがとうございます。
薬のワーファリン(抗凝固剤)を服用していると、納豆は食べられないんですね。
痛風の方も、豆類は駄目ですもんね。
朝ドラの『ごちそうさん』では、納豆嫌いにも食べられる納豆料理を考案してたのを思い出します。
(^o^;)
コメントありがとうございます。
「糟糠の妻」は、たしかに日常会話では使わない言葉(慣用句)になりましたが、広辞苑には載っていますから、まだ死語ではなさそうです。
文芸に親しんでいる人間ならば、知っていなくてはならない言葉(慣用句)だと思います。
(*^-^*)
ながのやに売っている「かげきにうまい納豆」が今一番好きです。これに大ねぎの青と白の中間あたりを刻んで混ぜ混ぜ。たれは2つついていますが、1つで十分です。おススメ雑情報でした。
コメントありがとうございます。
オススメ情報ありがとうございます。
「ながの屋」あんまり行かないんですよねえ。
ちなみに、納豆はダイエットにも良いらしいです。
だから、私はもっといっぱい食べなくちゃ。(笑)
(^_^;)