りんご詩姫のブログ(新)

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2013年4月開設『りんご詩姫のブログ(新)』‥‥文芸川柳、フラメンコ、ボイストレーニング、パン教室、グルメ等々、趣味に生きる元気印「りんご詩姫」の〈気まぐれブログ〉。小さなスナックのママです。よろしく♡♡

カテゴリ:川柳大会( 29 )

第27回 南日本川柳大会

5月8日(日)、鹿児島市勤労者交流センターで開催された「第27回 南日本川柳大会」に日帰り参加した。

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地震の後にもかかわらず熊本からは6名の柳友が参加された。
宮崎組は24名参加。
全体で、93名の参加数となった。


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お昼に食べた「黒豚とんかつ」。久し振りで、とても美味しかった。


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13時開会。
来賓挨拶に、宮崎県現代川柳協会の西岡南風会長。

いよいよ、選者による披講。
各課題ごとに、特選1句、準特選1句、佳作5句、入選43句、軸吟1句の計51句が発表された。


~上位入選句と私の入選句~

【譲る】 石神 紅雀選
入選 身代を譲って風になった父(さわだまゆみ)
佳5 太陽をあつめて残す父祖の土地(永井ききょう)
佳4 譲られて譲る優しさ身につける(藤井 英坊)
佳3 季節を譲りツバキ真っ赤なまま落ちる(高峰 桂介)
佳2 ミサイルが好きな世襲の二重あご(浅井 文博)
佳1 譲られた席へヒップが畏まる(平田 朝子)
準特 会長を譲り倉庫の番をする(平田 朝子)
特選 花束のない人生を子に譲る(亀之園憲子)
軸吟 妻の座を譲られましてうふふふふ(選者)


【ちくちく】 馬場ナオミ選
入選 特攻兵の手紙に痛む胸の奥(さわだまゆみ)
入選 母さんへちくちく痛む青い嘘(さわだまゆみ)
佳5 まだ止まぬ四月十四日の疼き(麻井 文博)
佳4 思春期の父に背いた日の日記(外園ピアノ)
佳3 ちくちくと老いが意地悪言わせてる(大薗 正柳)
佳2 頑張れの言葉が今日は棘になる(麻井 文博)
佳1 また今日もあの失敗を攻め立てる(今井 龍誠)
準特 ちくちくと制裁すれば核武装(馬場 英俊)
特選 嫁姑どこかちくちくする会話(藤井 英坊)
軸吟 手折ろうとすれば私もバラも刺す(選者)


【くっきり】 間瀬田紋章選
入選 母の日の残像浮かぶ車椅子(さわだまゆみ)
入選 くっきりと原色で描く未来地図(さわだまゆみ)
佳5 生命線くっきり延びて一人旅(桜木 えり)
佳4 SOSとくっきり書いた避難の子(江口利三郎)
佳3 くっきりと見える余命の地平線(西岡 南風)
佳2 領海をくっきり引くと海荒れる(平田 朝子)
佳1 廃炉への道をくっきり描けますか(橋本 博臣)
準特 青春のあざがアルバムから透ける(麻井 文博)
特選 頑張るけんくまモンが書く太く濃く(上野 由美)
準吟 くっきりと4Bで書く初夏のギャグ(選者)


【安い】 平田 朝子選
佳5 安全な愛ですひとついかがです(石神 紅雀)
佳4 値段だけ言ってはおれぬツアーバス(安永 理石)
佳3 ぬるい酒愚痴が男を安くする(橋本弐恵娘)
佳2 救助後のお茶一杯がありがたい(松本 清展)
佳1 テロリスト少女の命安くする(さわだまゆみ)
準特 薄給の私へ過ぎた妻といる(徳丸 浩二)
特選 さよならへダイヤが急に色褪せる(春田あけみ)
軸吟 格安券ネットで弾き出してみる(選者)


【乱】 麻井 文博選
入選 人知れず母さんの抱く花の乱(さわだまゆみ)
佳5 終章は乱れた文字のありがとう(今井 龍誠)
佳4 乱舞する血潮あなたに逢うてから(石神 紅雀)
佳3 わが胸の誇りをゆする乱気流(主税みずほ)
佳2 情念を綴る日記は炎と乱れ(平瀬 芙蓉)
佳1 敗走の父の乱れをいとおしむ(主税みずほ)
準特 保育園落ちたネットで起こす乱(徳丸 浩二)
特選 百態の修羅をくぐった母の帯(石塚ひろみ)
軸吟 後列で回れ右する蟻の乱(選者)


~大会句賞~
花束のない人生を子に譲る(亀之園憲子)



~総合順位~
1位 石神 紅雀(8点)
2位 平瀬 芙蓉(8点)
3位 麻井 文博(7点)
4位 亀之園憲子(7点)
5位 さわだまゆみ(7点)


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この大会を最後に、鹿児島県川柳協会の会長が、石神紅雀さんから麻井文博さんにバトンタッチされた。
一昨年のプレ国文祭、昨年の国文祭開催と、紅雀会長の功績は甚大だった。
紅雀さん、大変お疲れ様でした。
ありがとうございました。


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by ringo-utahime | 2016-05-10 14:33 | 川柳大会 | Comments(10)

第47回宮崎市民川柳大会

3月27日(日)宮崎市中央公民館大研修室にて『第47回宮崎市民川柳大会』が開かれた。

出席88名(うち県外は、福岡1名、佐賀10名、鹿児島10名)+欠席投句5名=合計93名。

私は諸事情により残念ながら欠席投句だったので、植田のりとしさんに頼んで、大会の模様を録音して貰った。

※写真は、真島久美子さん、植田のりとしさん提供。

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各課題ごとに、平入選41句、佳作5句、準特選2句、特選1句、軸吟(選者吟)1句の計50句を選出。

脇取りは、肥田木聞明、七條美千、二宮 信さんの3名。

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私の入選句と上位入選句のみ、下記に記載。
※ボイスレコーダーを聴いて拾ったので、漢字等表記間違いもあり。ご了承のほど。


【薬】(宮崎)吉井 楼太選
入選 安定剤いらぬ桜の膝まくら(さわだまゆみ)
佳5 ドクダミの効能を説く母の医書(七條 美千)
佳4 薬では治らぬ恋の花時計(西代みなみ)
佳3 薬袋のふくらみ母の枕元(間瀬田紋章)
佳2 鼻ぐすり内ポケットで締める首(西岡 南風)
佳1 薬草がノーと答える不老不死(西村 正紘)
準2 錠剤の祈りが癌の列にある(主税みずほ)
準1 ポケットの鎮静剤が底をつく(間瀬田紋章)
特選 不老長寿の願いを嗤う薬箱(さわだまゆみ)
軸吟 母さんの心の薬一行詩(選者)


【直選】(鹿児島)石神 紅雀選
入選 直線の男をつつむ割烹着(さわだまゆみ)
入選 一直線の信仰が生む血の歴史(さわだまゆみ)
佳5 世に逆らい一直線に飛ばす核(西岡 南風)
佳4 真っすぐに影を落として世を渡る(間瀬田紋章)
佳3 直線が生まれる ここじゃない何処か(真島久美子)
佳2 直線をはずれて昼寝しようかな(真島 凉)
佳1 真っすぐに生きて明日の米がない(江藤九州男)
準2 千年杉に一直線の意地を見た(主税みずほ)
準1 お父さんいつも直線かっこいい(真島 芽)
特選 容赦なく直線でくる子どもの眼(川崎 敬女)
軸吟 真っすぐな視線背中に父がいる(選者)


【台所】(佐賀)真島久美子選
入選 アドリブが冴えてる父の台所(さわだまゆみ)
佳5 埋もれたくなくてキッチンから逃げる(春田あけみ)
佳4 台所プリマドンナの妻が舞う(河野 博之)
佳3 哲学の匂い男が立つ厨(横尾 信雄)
佳2 お父さん片付けまでが料理です(福嶋 彦猫)
佳1 台所忘れた母を抱く夕陽(高峰 桂介)
準2 キッチンに妻のミサイル置いてある(山崎 蘭草)
準1 空襲もお産もあったかまどの火(西 ほたか)
特選 光らせる鍋は女の意地である(中島 俊子)
軸吟 まな板の音がしている始発駅(選者)


【舞台】(宮崎)間瀬田紋章選
入選 脇役のおんなが纏う導火線(さわだまゆみ)
入選 復興へ燃える男のせり舞台(さわだまゆみ)
佳5 舞台裏ここは翼を畳む場所(真島久美子)
佳4 清貧の舞台 万年筆ひとつ(真島 清弘)
佳3 産声が響く舞台が始まるぞ(細山田吐夢)
佳2 舞台裏ばかりを駆けている鼠(堀口 宏幸)
佳1 清水の舞台の下にマット敷く(黒木余生忘)
準2 さよならは桜吹雪の中でする(真島久美子)
準1 好きですの台詞に詰まる初舞台(宮崎よしひさ)
特選 博多座に林芙美子の風がある(山崎 蘭草)
軸吟 現役を去る日の舞台 稲を刈る(選者)


【古本】(延岡)荒砂 和彦選
佳5 青春の飢えを救った古本屋(主税みずほ)
佳4 古本に時おり帰省しています(あさきゆめじ)
佳3 古本に何か掴んだ跡がある(麻井 文博)
佳2 古本にもの言いたげな父の筆(橋本弐恵娘)
佳1 古本の傍線にある人生譜(二宮 信)
準2 色褪せた本を愛しむ春の宵(吉岡 野花)
準1 古本の手垢のしみにある矜持(橋本弐恵娘)
特選 パピルスの言葉の森にある絵巻(植田のりとし)
軸吟 古本の再読 果実の刻なぞる(選者)


【魔女】(宮崎)西岡 南風選
佳5 うたた寝へ可愛い魔女は三歳児(間瀬田紋章)
佳4 二十四時 淑女と魔女の分岐点(太田ちかよし)
佳3 にっこりと呪文忘れた魔女と棲む(工藤 照代)
佳2 貞淑な鏡が魔女を描きたがる(伊福 保徳)
佳1 強行の兆しか魔女が紅をひく(甲斐 雅人)
準2 魔女と天使 ふたつの彩を身にまとう(高峰 桂介)
準1 魔女の笑み弱いこころを突いてくる(藤井 英坊)
特選 喪服脱ぐ女は魔女に成り急ぐ(肥田木聞明)
軸吟 ひとり酒 魔女になりたい星月夜(選者)



~各賞受賞作品~

宮崎市長賞
ポケットの鎮静剤が底をつく(間瀬田紋章)

宮崎市議会議長賞
容赦なく直線でくる子どもの眼(川崎 敬女)

宮崎副市長賞
さよならは桜吹雪の中でする(真島久美子)

宮崎市地域振興部長賞
空襲もお産もあったかまどの火(西 ほたか)

宮崎市文化スポーツ課長賞
キッチンに妻のミサイル置いてある(山崎 蘭草)

宮崎番傘賞
色褪せた本を愛しむ春の宵(吉岡 野花)

大矢左近太郎賞
パピルスの言葉の森にある絵巻(植田のりとし)

宮崎市芸術文化連盟会長賞(※新人賞)
古本の傍線にある人生譜(二宮 信)


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by ringo-utahime | 2016-03-28 09:59 | 川柳大会 | Comments(10)
2月20日(土)、朝から雨のなか、鹿児島市勤労者交流センターで開催の『第44回南日本女流川柳大会』に足を運んだ。

鹿児島、宮崎、佐賀、三重、東京から、総勢45名の女流川柳作家が集結。


宮崎県から9名(ほたか、みずほ、淳子、敬女、えり、まりん、まゆみ。今回初は、充子、美千)参加。


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午前10時開場、11時15分投句締め切り。11時30分からは、久保ケセラセラさん司会で恒例のレクレーション。

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彩り鮮やかで美味しいお弁当。

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下記の写真は、じゃんけん大会の品々。参加者の持ち寄りで、いろいろなものがあって、楽しい。

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いよいよ入選句の披講。
各題ごとに、特選1句、準特選1句、佳作5句、平入選30句、軸吟(選者吟)1句の「計38句」を発表。※初恋賞(平入選第1句目)と止句賞(平入選最後の句)には、大学ノートが配付。

後方のプロジェクターに呼名の後に柳号が出て、作者のフルネームが判って良い。

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※宮崎組と上位入賞句を下記に記載。(ボイスレコーダーから拾ったので、漢字等の間違いはご容赦のほど)

【言い訳】(指宿)馬場ナオミ選

入選 言い訳を聞いているのは男たち(七條 美千)
入選 家系図へ言い訳できぬ恋の染み(主税みずほ)
入選 言い訳は聞かぬふりしてインプット(桜木 えり)
入選 言い訳があっけらかんと通り過ぐ(永友 充子)
入選 言い訳が軽い音たて逃げていく(永友 充子)
入選 言い訳を泳がしている母の海(川崎 敬女)
入選 言い訳は無用と母の平手打ち(川崎 敬女)
入選 言い訳を明るく許す掃除ロボ(さわだまゆみ)
入選 ポケットに言い訳ばかり溜まりだす(桜木 えり)
入選 言い訳が内ポケットで顔を出す(西 ほたか)
入選 ツーショットに言い訳の要る間柄(七條 美千)
入選 言い訳をしないあなたに惚れました(永友 淳子)
佳5 ふざけてはいません親もこんな顔(前田 洋子)
佳4 言い訳になると多弁な二枚舌(平田まりん)
佳3 ハイハイと言い訳聞いて切符切る(永井ききょう)
佳2 おかしいわ砂糖が塩に化けたのよ(前田 洋子)
佳1 早咲きの桜 言い訳ばかりする(永友 淳子)
準特 カットバンまだ言い訳があるらしい(真島久美子)
特選 しどろもどろかわいい男だと思う(真島美智子)
軸吟 言い訳のない犬と住むワンルーム(選者)

【分別(ふんべつ)】(入来)外園ピアノ選
入選 分別の部屋を通って大広間(永友 充子)
入選 分別の母がどなたと問うて闇(川崎 敬女)
入選 分別のない男に惚れた花のウツ(さわだまゆみ)
入選 どこでどう分別できる戦後処理(主税みずほ)
入選 分別を脱ぎ捨てた古希ケセラセラ(川崎 敬女)
入選 分別を捨てた大人の持つナイフ(西 ほたか)
佳5 分別を抱いて渡れぬ愛の河(さわだまゆみ)
佳4 空腹に分別の顔勝てません(前田 洋子)
佳3 分別をもって平和の輪に入る(平瀬 芙蓉)
佳2 分別は白いカラスを認めない(石神 紅雀)
佳1 深追いはすまい思い出汚さない(春田あけみ)
準特 野の花の分別そっと咲いて散る(真島美智子)
特選 行間に詰まる思いを汲んでやる(春田あけみ)
軸吟 分別が邪魔して恋を踏み出せず(選者)

【サロン】(入来)春田あけみ選
入選 ママ友のサロンに透ける嫉妬心(さわだまゆみ)
入選 美容室 人間もよう紡ぎだす(西 ほたか)
入選 ネイルサロンときめく春へ脱皮中(桜木 えり)
入選 熟女全開エステサロンの客になる(主税みずほ)
入選 映画に見るサロンに遠い8畳間(七條 美千)
入選 日焼けサロン ワイルド気取る羊たち(さわだまゆみ)
入選 邂逅と別れを知っているサロン(永友 淳子)
入選 辞書ひとつサロンの風に遊ばせる(主税みずほ)
佳5 美容室 前髪だけで五百円(松尾 凉)
佳4 文芸のサロン女流に限ります(馬場ナオミ)
佳3 エステサロン野心剥き出す赤い爪(川崎 敬女)
佳2 花屋さん ここは心のサロンだよ(松尾 芽)
佳1 歌声のサロンに命延びている(石神 紅雀)
準特 変身を迷うおんなのヘアサロン(桜木 えり)
特選 エステからクレオパトラになって出る(真島美智子)
軸吟 磨きたて私を春に見せにいく(選者)

【久し振り】(鹿児島)亀之園憲子選
入選 曾孫でき母の口から子守唄(平田まりん)
入選 久し振り角を隠している和服(さわだまゆみ)
入選 久し振りステーキ皿が食卓に(永友 淳子)
入選 生きるすべ娘と語る久し振り(七條 美千)
入選 久し振り母の手を取る里帰り(永友 淳子)
入選 久し振り長い時間に点火する(西 ほたか)
入選 久し振り方言に酔う芋煮会(さわだまゆみ)
入選 久し振りラジオ体操 骨わらう(西 ほたか)
佳5 久し振り笑ったねってナースから(石神 紅雀)
佳4 蛍窓の友 再会を温めあう(大窪りんず)
佳3 久し振り薔薇を貰った倦怠期(桜木 えり)
佳2 久し振り墓参に父の風が吹く(七條 美千)
佳1 埋火に火を点けたのは久し振り(春田あけみ)
準特 脳天へお久し振りの喝入れる(主税みずほ)
特選 久し振り抱いた軽さの母に泣く(平瀬 芙蓉)
軸吟 久し振り海の青さに癒される(選者)

【騒ぐ】(鹿児島)平瀬 芙蓉選
入選 よく喋る口を塞いだ熱いキス(桜木 えり)
入選 胸騒ぎ妻が三つ指ついている(川崎 敬女)
入選 父と子の血潮が騒ぐ甲子園(永友 淳子)
入選 地域再生おんな神輿の血が騒ぐ(さわだまゆみ)
入選 騒ぐほど持てぬ夫を待つ深夜(七條 美千)
入選 サクラサク 歓喜のスマホ騒ぎだす(平田まりん)
入選 物忘れ増えてまわりが騒ぎだす(平田まりん)
入選 美女つどう女流大会血が騒ぐ(さわだまゆみ)
佳5 母天寿騒ぐ男の涙壺(川崎 敬女)
佳4 ミサイルに騒ぎゼロ金利に騒ぐ(石神 紅雀)
佳3 方便へ三等席が騒がしい(大窪りんず)
佳2 駆け引きのソロバン騒ぐのし袋(主税みずほ)
佳1 追い風に乗った運気に胸騒ぎ(上野 豊楽)
準特 胸騒ぎ開けたくなった玉手箱(永友 淳子)
特選 国会の不肖へ民が騒ぎだす(亀之園憲子)
軸吟 反対を騒ぐ安保の傘のうち(選者)

特別課題
【らくらく】(三重県鈴鹿市)青砥たかこ選

入選 物欲を減らせば呼吸らくになる(平田まりん)
入選 もんどりうつらくらくいかぬサーフィーン(永友 充子)
入選 就活へプチ整形で事もなく(さわだまゆみ)
入選 らくらくと息子 米寿の母背負う(永友 淳子)
入選 お姫様だっこの日までダイエット(桜木 えり)
入選 らくらくのスマホに苦戦指の先(平田まりん)
入選 らくらくとネットで拾う恋レシピ(さわだまゆみ)
入選 コマーシャルほどには出来ぬ家事育児(西 ほたか)
入選 墓場までらくらく行ける足がある(主税みずほ)
入選 方程式らくらく解けた橋の上(桜木 えり)
入選 酒豪の父らくらく逝った神の加護(七條 美千)
入選 ピンぼけをらくらく生きてゴールイン(主税みずほ)
佳5 乗り越えた冬の辛さは見せぬ花(真島久美子)
佳4 クレーンで何処まで伸びるビルディング(稲森由美子)
佳3 らくらくの椅子はらくらく落とされる(上野 由美)
佳2 らくらくと生きて何だか物足りぬ(亀之園憲子)
佳1 声援に余裕の顔で切るテープ(真島美智子)
準特 上流じゃないが家電というメイド(永井ききょう)
特選 火の島に抱かれ噴火は子守唄(石神 紅雀)
軸吟 猿だったころはらくらく出来たのに(選者)


各課題の特選+準特選から《大会句》に真島美智子さん
『野の花の分別そっと咲いて散る』
。最大の詩人と呼ばれるイエスキリストの「空の鳥、野の百合を師とせよ」という教えを彷彿とさせる。

~大会成績~

(※特別課題「らくらく」を除いた入選句の総合点。1句1点。同点の場合、特選、準特選、佳作等の入選内容で決定)
★1位・石神 紅雀(鹿児島)10点
★2位・さわだまゆみ(宮崎)9点
★3位・平瀬 芙蓉(鹿児島)8点
★4位・真島久美子(佐賀)8点
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私は2位。副賞賞金は一千万円。(笑)

大会終了後の懇親会は『ホテル タイセイアネックス』1階の「黒潮の間」にて。午後4時30分より。29名参加。(宮崎組は4名)
たくさん出たお料理を美味しくいただき、お腹一杯。歌と踊りも飛び出して盛り上がった。
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最後まで残った面々で記念撮影。

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by ringo-utahime | 2016-02-21 23:30 | 川柳大会 | Comments(10)
去る11月15日(日)、延岡市内の「源太」にて『第58回延岡市文化祭川柳大会』(南樹川柳社・荒砂和彦主宰)が開催された。

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(※私は一番右のカップを戴いた)


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出席投句43名+欠席投句18名(合計61名)。

自由吟(雑詠)3句投句を5名の選者で共選する方式。
入選数は、特選1句、準特選2句、佳作5句、入選34句、選者吟1句の計43句。

出席者のみ席題の時代吟あり。
今回の課題は「代官」2句投句。
入選数は、特選1句、準特選2句、佳作5句、入選17句、選者吟1句の計26句。

脇取りは、井上かおる、主税みずほ、さわだまゆみの3名が務めた。



~各選者の上位入選句と私の入選句~
(ボイスレコーダーからの聞き取り筆記のため漢字表記等の間違いもあり)

【自由吟】(延岡)白鳥 ゆり選
佳5 不条理なヒト科を睨む昼の月(さわだまゆみ)
佳4 膿んだ過去抱えて今を駆け上がる(さとうあむ)
佳3 砲煙をなびかせ日本岐路に立つ(日高 賀邁)
佳2 アスファルト剥げば地球の熱い息(山口 陽花)
佳1 マイナンバー老いた私の迷子札(柴崎 幸風)
準2 実る穂の形になって母が老い(肥田木聞明)
準1 風穴を空け心の飢餓を軽くする(主税みずほ)
特選 改憲のパッチワークの黒い戯画(伊福 保徳)
軸吟 強行なタクト何かが歪みだす(選者)

【自由吟】(宮崎) 間瀬田紋章選
入選 不条理なヒト科を睨む昼の月(さわだまゆみ)
入選 女人高野たずねる恋の余命表(さわだまゆみ)
佳5 命の絵あと一色が決まらない(宮本 直子)
佳4 巣立つ子の躾をほどく春の駅(川崎 敬女)
佳3 観艦式を海の底から見る髑髏(西岡 南風)
佳2 冬の絵が好きな貴方と風邪をひく(嶺岸 柳舟)
佳1 手鏡で母と面会しています(中瀬ふさこ)
準2 玉砂利の音で乱れる心電図(中村恵礼樹)
準1 満月の夜酒場で会ったかぐや姫(高峰 桂介)
特選 悔いという形でなぞる道標(肥田木聞明)
軸吟 人生の余白に鶴を折っている(選者)

《席題(時代吟)》
【代官】(延岡)加行 大洋選

佳5 代官屋敷山吹色の鯉泳ぐ(高峰 桂介)
佳4 代官の肥る私腹を怒る月(吉井 楼太)
佳3 代官のお慈悲にすがる年貢米(さわだまゆみ)
佳2 百姓に解けて代官一人前(宮本 直子)
佳1 悪代官斬って義憤の血が吹雪き(藤井 英坊)
準2 代官屋敷囲む覚悟の筵旗(三輪 治夫)
準1 代官に青い正義が小煩い(井上かおる)
特選 勧懲の桜吹雪が降る白洲(柴崎 幸風)
軸吟 大凶作代官年貢のお目溢し(選者)

【自由吟】(延岡)伊福 保徳選
入選 踊り子の翼をもいだ老介護(さわだまゆみ)
佳5 公園で日本経済着て寝てる(白瀬 遊水)
佳4 下克上九条支配されている(加行 大洋)
佳3 私の深みに刺さるバツ印(肥田木聞明)
佳2 信念で生ききり幸せの句読点(荒砂 和彦)
佳1 巣立つ子の躾をほどく春の駅(川崎 敬女)
準2 強行なタクト何かが歪みだす(白鳥 ゆり)
準1 終わりも始まりも線香花火の如き(荒砂 和彦)
特選 日の丸をグレーに染める謝罪劇(宮本 直子)
軸吟 改憲のパッチワークの黒い戯画(選者)

【自由吟】(宮崎)西岡 南風選
佳5 流行の風乗って女は七変化(桜木 えり)
佳4 河口へと人間どもの腐敗物(間瀬田紋章)
佳3 巣立つ子の躾をほどく春の駅(川崎 敬女)
佳2 母と行く施設の外の目は少女(甲斐 雅人)
佳1 戦の声デモに出てきた若いママ(西 ほたか)
準2 老いてなお母は童女の欠片持つ(森永 茂)
準1 涙にも明日があった遠い夏(高峰 桂介)
特選 人生の余白に鶴を折っている(間瀬田紋章)
軸吟 子に触れるそれで治った保健室(選者)

【自由吟】(延岡)荒砂 和彦選
入選 女人高野たずねる恋の余命表(さわだまゆみ)
佳5 観艦式を海の底から見る髑髏(西岡 南風)
佳4 玉砂利を踏めば声なき兵の声(三輪 治夫)
佳3 老残へ秋が弾けて童女めく(主税みずほ)
佳2 改憲のパッチワークの黒い戯画(伊福 保徳)
佳1 冬の絵が好きな貴方と風邪をひく(嶺岸 柳舟)
準2 マイナンバー老いた私の迷子札(柴崎 幸風)
準1 指切りをするたび薄くなる指紋(嶺岸 柳舟)
特選 不条理なヒト科を睨む昼の月(さわだまゆみ)
軸吟 信念で生ききり幸せの句読点(選者)



~各賞受賞者~

山雨亭賞 さわだまゆみ
特選賞 伊福 保徳
特選賞 肥田木聞明
特選賞 宮本 直子
特選賞 間瀬田紋章
時代吟賞 柴崎 幸風

総合1位 肥田木聞明(9点)
総合2位 日高 賀邁(9点)
総合3位 さとうあむ(9点)

〈欠席投句の部〉
総合1位
嶺岸 柳舟(5点)北海道


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大会終了後の懇親会では、カラオケもあり、大いに盛り上がった。

私は思いがけず憧れの「山雨亭賞」を戴いて感激だった。
川柳の神様に感謝!!!


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by ringo-utahime | 2015-11-19 05:07 | 川柳大会 | Comments(8)
8月23日(日)、宮崎市内の「宮日会館10階・大会議室」にて『第4回宮崎県現代川柳大会』が開催された。
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参加者、福岡6名・佐賀8名・大分1名・熊本11名・鹿児島16名・宮崎70名、総勢112名。
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投句締め切り11時30分。
開会13時。
司会は肥田木聞明さん。
実行委員長・藤井英坊さんの開会宣言、県現代川柳協会会長・西岡南風さんの主催者挨拶、県芸術文化協会会長・渡邊綱纜さんの来賓挨拶、昨年1位の江藤九州男さんの優勝カップ返還式のあと、いよいよ披講が始まった。

各課題ごとに、特選1句、準特選2句、佳作5句、入選41句、選者吟1句の計50句が発表された。入選確率は、約22パーセント。
脇取りは、柴崎幸風・山口陽花・さわだまゆみの3名。

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~上位・軸吟・私の入選句~

【四角】(宮崎)江藤九州男選
入選 嫁姑 見えぬリングに散る火花(さわだまゆみ)
入選 人間の驕り四角くなる西瓜(さわだまゆみ)
準2 真四角に歩くと風に絡まれる(有馬 順風)
準1 収束五年 耐えて四角の畜魂碑(甲斐 雅人)
特選 真四角へ空を切り抜き喪が明ける(主税みずほ)
軸吟 丸く生まれ四角い桶で旅に出る(選者)


【四角】(福岡)古谷龍太郎選
入選 人間の驕り四角くなる西瓜(さわだまゆみ)
準2 転がらぬように四角になりました(栗山 芳彦)
準1 狂いたい四角四面を脱ぎ捨てる(松村 華菜)
特選 悲しみの海に四角い杭の列(高峰 桂介)
軸吟 重箱の隅に隠れて突つかれる(選者)


【暑い】(宮崎)間瀬田紋章選
入選 サイレンが酷暑の夜を掻き乱す(さわだまゆみ)
準2 不完全燃焼わたくしが暑い(真島美智子)
準1 暑い日はジュゴンと話して過ごす(馬場さだお)
特選 熱帯夜 氷のような君を抱く(植田のりとし)
軸吟 暑い日の墓地ふき抜ける孤独感(選者)


【ばたばた】(延岡)荒砂 和彦選
入選 出産と葬儀重なる祭りの夜(さわだまゆみ)
準2 デジタルの海にバタバタする昭和(馬場さだお)
準1 突然死 跡目を狙う通夜の席(さわだまゆみ)
特選 白旗を揚げているのに向かい風(石神 紅雀)
軸吟 マニュアルが難破 想定外の海(選者)


【使う】(熊本)渡辺 幸士選
準2 使い捨て作るヒト科に怒るゴミ(北村あじさい)
準1 使いきるつもり好意と気配りも(中村 鈴女)
特選 やさしさを使い果たして強くなる(小代千代子)
軸吟 職を辞し舌は一枚だけ使う(選者)


【使う】(宮崎)西岡 南風選
入選 SNS使い孤独を飼い慣らす(さわだまゆみ)
準2 神おわす国ほど武器をよく使う(栗山 芳彦)
準1 使い捨て 損な時代に捨てられる(川崎 敬女)
特選 母さんの使うハサミにある戦さ(間瀬田紋章)
軸吟 ユーザーの夢を形にするメーカー(選者)

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総合1位は、宮崎のやすの喜宏さん。総合10点。なんと、川柳歴6ヶ月の大型新人。初出場でいきなり優勝カップをゲットされた。凄いです。
おめでとうございます!!

2位 中村 鈴女(福岡)
3位 植田のりとし(宮崎)
4位 主税みずほ(都城)
5位 さわだまゆみ(宮崎)
6位 藤井 英坊(宮崎)
7位 真島久美子(佐賀)
8位 高峰 桂介(宮崎)

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私も何とか入賞できた。
(※夢修さんがメールで送ってくれた写真)

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久美子ちゃんも入賞で、ゴキゲン!!


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懇親会は、16時30分~18時30分、カリーノ地下の「ラディッシュセブン」にて。60名以上の参加。
和気あいあいの雰囲気で、料理も美味しかった。


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「りんごの詩」での二次会。
別府の小代千代子さんを囲んでカラオケも歌い、大いに盛り上がった。


皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。

来年の「第5回宮崎県現代川柳」も、どうぞ宜しくお願いいたします。

m(__)m


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by ringo-utahime | 2015-08-24 22:34 | 川柳大会 | Comments(16)
去る7月26日(日)、佐賀県吉野ヶ里町で「第4回卑弥呼の里女流川柳大会」が開かれた。
残念ながら私は参加できなかったが、今年も都城市の主税みずほさんが、宮崎を代表して足を運んでくださった。
みずほさん、ありがとうございました。

台風12合の接近が心配された中で、77名と過去最高の参加者数。(懇親会は中止)。
主催の真島ファミリーを中心にスタッフの皆さんの団結力の強さと明るさが人気に結びついているのだろう。
ご盛会おめでとうございました。

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発表誌を送っていただいたので、入選句の一部を下記に紹介。
選者は参加者の中から当日に依頼される。
各課題ごとに40句選出。入選確率は約25%。


【指】〈佐賀〉真島久美子選
初恋 はじめての指輪はめたりはずしたり(田中 安子)
入選 足の指自在に描きだすアート(冨永紗智子)
入選 指と指触れればきっと青い海(吉開 綾子)
入選 勘のいい指先だけが知った棘(主税みずほ)
入選 フラの指波です風です貴方です(真島美智子)
止句 初恋を知る時やめる指しゃぶり(中島 俊子)
人賞 我が胸に指鉄砲を向けている(清野 玲子)
地賞 この指に止まるあなたを疑わず(的場しずえ)
天賞 すり切れた指紋よ苦労したんだね(木本 朱夏)
軸吟 グローブのような指です母譲り(選者)


【自信】〈宮崎〉主税みずほ選
初恋 クレオパトラに負けぬ私の目鼻立ち(清野 玲子)
入選 ひまわりの自信過剰を叩く雨(長井すみ子)
入選 百歳を生きる自信へ缶ビール(山下 華子)
入選 トンネルを抜けて来た子の目が光る(矢村なお美)
入選 ペン先の自信は発芽したばかり(真島久美子)
止句 手八丁口八丁の嫁が来る(下釜 京子)
人賞 CTが自信を持って癌と云う(小桝 湛子)
地賞 人生の壁の厚さは気にならぬ(大屋 夏子)
天賞 キャミソールの鎖骨あたりが自信なの(木本 朱夏)
軸吟 自信家の恋もつっかい棒がいる(選者)


【浴びる】〈熊本〉平田 朝子選
初恋 シャワー全開いまにんげんになるところ(柴田 美都)
入選 逢いたいよ星のシャワーを浴びた夜は(松村 華菜)
入選 浴びるほど札束夢で良かったわ(真島美智子)
入選 里帰り母のオゾンに包まれる(矢村なお美)
入選 陽を浴びて上げております骨密度(渡辺ちえ子)
止句 桜ふぶきの下で逢いたい抱かれたい(岡田かすみ)
人賞 とくべつな日だけこうすいあびるんだ(松尾 芽)
地賞 反抗期愛のシャワーに気付かない(阪本ちえこ)
天賞 切りすてた方の返り血浴びた蝶(主税みずほ)
軸吟 フラッシュを浴びる未来のアスリート(選者)


【とろとろ】〈和歌山〉木本 朱夏選
初恋 とろとろになるまで蝉の声煮込む(真島美智子)
入選 一本松とろとろ民話かたりだす(的場しずえ)
入選 テールシチューとろとろ男の髄溶かす(冨永紗智子)
入選 謎めいた女神とろとろ卑弥呼さま(主税みずほ)
入選 袖の下とろとろ魔女に口説かれる(柿添 花子)
止句 五分粥の中で溺れていたい今日(真島久美子)
人賞 とろとろと眠る魚になってから(柴田 美都)
地賞 目蓋とろとろ妖精たちも欠伸する(松尾 貞美)
天賞 七月の恋へ水溶き片栗粉(真島久美子)
軸吟 雨あがるとろとろ煮込む惚れ薬(選者)


【動く】〈福岡〉萩原奈津子選
初恋 ちょっと失礼ゆかたの裾をめくる風(主税みずほ)
入選 電池一つ替えると亭主まだ動く(岡田かすみ)
入選 私の影が勝手に動きだす(山下 華子)
入選 青虫の命が夏を移動する(真島久美子)
入選 首一つ動かすだけの名演技(平田 朝子)
止句 アリバイのために動いているカラス(木本 朱夏)
一冊の本で心が回れ右(真島久美子)
地賞 ポリグラフ針の動きを読みあぐむ(冨永紗智子)
天賞 愛と恋天秤の皿揺れ動く(真島美智子)
軸吟 奔ろうが跳ぼうが君の射程距離(選者)


《メンズ賞受賞作品》
入選 恋はまだ指さえ触れぬままでいる(田代まつこ)
入選 過労死になるまで動く鳩時計(楠根はるえ)
入選 木の命動いて空を突き破る(花多山トシ子)
入選 逢いたいよ星のシャワーを浴びた夜は(松村 華菜)
入選 軸足が動き日本が揺れている(松村 華菜)
入選 茜雲涙が降ってきそうです(江川寿美枝)
入選 各駅に停車とろとろ行く黄泉路(楠根はるえ)
入選 赤んぼの指が掴んでいく無限(北村あじさい)
入選 里帰り母のオゾンに包まれる(矢村なお美)
入選 トンネルを抜けて来た子の目が光る(矢村なお美)
特選 指と指触れればきっと青い海(吉開 綾子)

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by ringo-utahime | 2015-08-14 23:45 | 川柳大会 | Comments(4)

噴煙川柳大会

梅雨の晴れ間の6月21日(日)、熊本「噴煙川柳大会」(会場/熊本市民会館崇城大学ホール大会議室)へ。
宮崎から貸し切りマイクロバスで18名参加。
〈♂10名……紋章、南風、桂介、英坊、舜吉、幸風、九州男、楼太、聞明、恵礼樹〉
〈♀8名……ほたか、みずほ、淳子、敬女、美千、えり、房子、まゆみ〉

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160名参加。九州各県の有名川柳作家が集まっての流石の賑わい。

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投句、昼食、みずほさんとの散歩のあと、13時より開会。
主催者挨拶や平成26年度ふんえん賞等の表彰式を経て、いよいよ入選句発表。各課題ごとに49句(佳作40句、五客5句、天地人3句、軸吟1句)が披講された。入選確率約15%の厳選。
脇取り、緒方正堂・阪本ちえこ。採点記録、矢村なお美・徳丸浩二。

※宮崎組の入選句を下記に記載。(宮崎番傘会員である鹿児島の石神紅雀さんを含む)

【レベル】〈佐賀〉西村 正紘選

ハードルを上げて挑戦する大志(舜吉)
煩悩を消して己に問うレベル(敬女)
三面のレベル低下をするモラル(舜吉)
わたくしのレベルで人を裁けない(楼太)
幸せのレベルを決めるのは私(桂介)
ときめきを計ればきっと恋レベル(美千)
戦闘の危険レベルへ振れる針(まゆみ)
客② 阿と吽のギャップ微妙に埋まらない(聞明)
天賞 レベル5の修羅場くぐった恋がある(えり)

【まだまだ】〈大宰府〉植村 克志選
闘った背広まだまだ火の匂い(桂介)
決断はまだまだ風を待っている(楼太)
欲の数まだまだあってまた転ぶ(英坊)
晩学にまだまだという好奇心(敬女)
線量計手放せぬまま里の四季(まゆみ)
まだまだと姑のブラは風に揺れ(恵礼樹)
子や孫の命の先の半減期(紅雀)
地賞 70年まだまだドクロ顔を出す(紋章)

【追う】〈鹿児島〉麻井 文博選

追い風に胡座をかいていた不覚(英坊)
ライバルに追いつき気づく影法師(幸風)
ときめいて追うのはきっと四コマ目(淳子)
並走の追い抜く息を計る靴(南風)
少年法追いつけぬまま選挙権(敬女)
世間体追って男の蜃気楼(聞明)
夢を追う私ひとりの小宇宙(淳子)
夢を追う女五感を研ぎすます(敬女)

【歯】〈宮崎〉間瀬田紋章選
歯間ブラシで発酵防ぐ愚痴不満(舜吉)
奥歯から壊れはじめる咎の数(聞明)
八重歯の君恋した夏の一ページ(えり)
父の奥歯汗の重さを知っている(桂介)
恐竜も姑も泣かす虫歯菌(まゆみ)
歯軋りが聞こえる郷の余命表(聞明)
まっすぐな意見に白い歯がこぼれ(紅雀)
歯車の本音吐き出す火の言葉(南風)

【自由吟】〈中間〉古谷龍太郎選
勝ち馬に乗って女を翻す(敬女)
古い壺揺すって美酒を酌むノート(南風)
混浴を横切ってゆく真人間(みずほ)
たっぷりと生きた証の深い皺(聞明)
口紅を残すカップに薔薇を挿す(紋章)
思いやりインプットした介護ロボ(舜吉)
ふるさとが素足になって響き合う(聞明)

【レベル】〈熊本〉吉岡 靜生選
すみません話について行けません(紅雀)
人並の中身にします熨斗袋(英坊)
ときめきを計ればきっと恋レベル(美千)
赤ちゃんに私のレベル悟られる(九州男)
戦闘の危険レベルへ振れる針(まゆみ)
幸せのレベルを決めるのは私(桂介)
客③ 未知数のレベルで足踏みしてる恋(南風)

【まだまだ】〈荒尾〉松村 華菜選
九回裏ツーアウトでも切るカード(まゆみ)
欲の数まだまだあってまた転ぶ(英坊)
戦った背広まだまだ火の匂い(桂介)
天賞 背が伸びるまだまだ伸びるああ眠い(紅雀)

【追う】〈熊本〉吉閑 萬風選
シャボン玉追いかけて行く大都会(美千)
ママを追うハイハイなんと速いこと(紅雀)
遠き日の喝采を追う靴の意地(楼太)
いじましい夢ばかり追う水すまし(ほたか)
追加した酒が傷口攻めてくる(英坊)
少年法追いつけぬまま選挙権(敬女)
夢を追う女五感を研ぎすます(敬女)
天賞 夢を追う私ひとりの小宇宙(淳子)

【歯】〈熊本〉平田 朝子選
傘寿です今朝も二十の歯が笑う(幸風)
客③ セロリ噛むふたりの朝の軽い音(紅雀)

【自由吟】〈熊本〉田口 麦彦選
崖っ縁子の手を握り越えてきた(敬女)
語り部が減って軍靴が近くなる(楼太)
産んだ子が手を差しのべる車椅子(淳子)
嫁ぐ日の父はだんまりひとり酒(英坊)

特別課題
【続く】〈熊本〉安永 理石選
降り続く自問自答のおんな雨(みずほ)
見せかけの平和に続く火の臭い(まゆみ)
しがらみを抜けて続きが見えてくる(聞明)
続くのか秤に乗って思案顔(幸風)



※なお、大会の上位入選句一覧は、当ブログ8月6日(木)付けの「川柳ふんえん」に記載済み。

※大会発表誌が届いたので、編集し直しました。(8/6)



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by ringo-utahime | 2015-06-22 08:48 | 川柳大会 | Comments(12)
4月19日(日)、曇り時々雨。
佐賀の「第37回吉野ヶ里川柳大会」へ、貸し切りマイクロバスで参加した。早朝6時30分、宮崎駅東口集合。日帰り。

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宮崎組は、総勢18名。
(♂ 10名)紋章、南風、桂介、和彦、九州男、楼太、聞明、英坊、博之、のりとし。
(♀ 8名)ほたか、みずほ、美千、淳子、敬女、えり、房子、まゆみ。
〈※うち初参加は3名。和彦、のりとし、房子〉

会場の「きらら館」には、10時20分に到着。

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参加者総数193名。残念ながら今年は200名に届かず。(昨年は221名)。
宮崎組は、今年で連続7回目の参加。

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ジャンケン大会景品とお土産の数々。竹細工、筍、ミニトマト、花の苗など。

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宮崎組は、一番前の3テーブルを事前にキープしていただく。感謝!!

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本日の選者が決定、発表。

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11時30分投句締め切り後は、待望の昼食。手作りの山菜料理に舌鼓。

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食後のアトラクション。
松尾凉ちゃん(小5)、芽ちゃん(小3)のキッズダンス、2曲。

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相良みゆき先生のご指導による簡単な「3B体操」で、身体と頭をほぐす。(写真がなくてすみません)

最高齢96才、夫婦6組、東京・群馬・山口・高知など遠方の参加者に、それぞれ記念品贈呈。初参加者全員に竹細工の器。
恒例のジャンケン大会で、竹細工、クッキー、苗などが配布された。

鹿児島組と宮崎組の合同で、11月1日開催の国文祭薩摩川内川柳大会の宣伝の為の替え歌を合唱した。

いよいよ披講。
各題50句の厳選なので、入選確率は約12.8%。
宮崎組中心の入選句を下記に紹介。〈※ボイスレコーダーより聴取〉
脇取りは、城野くみ子、森貴子、永戸文恵さんの3名。

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【香る】(佐賀)真島 清弘選
誰か来たらしい野菊の香る墓(宮崎・高峰 桂介)
煮こぼれた鍋から幸せの匂い(鹿児島・春田あけみ)
酒粕の香りへしばし狂いたし(宮崎・間瀬田紋章)
少女からおとなの指へ香りたつ(宮崎・桜木 えり)
みかんの花 漱石の恋たどる丘(宮崎・西 ほたか)
嫁ぐ娘の色香ほんのり風呂あがり(宮崎・藤井 英坊)
真実の香りだラップしなくては(佐賀・真島久美子)
故郷の香るおんなを妻とする(鹿児島・石神 紅雀)
人賞★桜咲く女も女香らせて(福岡・古野つとむ)
地賞★香をきく半襟の白際立てり(福岡・長井すみ子)
天賞★土の香をたっぷり吸った余命表(福岡・下田 三休)
軸吟★竹細工 竹の香りに包まれて(佐賀・真島 清弘)

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【制服】(東京)丸山 芳夫選
ほら母さん制服姿見えますか(宮崎・高峰 桂介)
第二ボタン友と見せ合う花の下(宮崎・藤井 英坊)
制服の下で育てる悪女の芽(宮崎・さわだまゆみ)
脱け殻の制服 母は捨てられず(鹿児島・馬場ナオミ)
制服の亡霊が今よみがえる(宮崎・江藤九州男)
制服のそれらしくなるニューフェイス(鹿児島・馬場ナオミ)
制服を着せたら揃う鼓笛隊(福岡・梅崎 流青)
制服の中でオンリーワンになる(佐賀・真島美智子)
制服のポケット深い深い森(佐賀・真島久美子)
制服に自分の気持ち折り畳む(佐賀・廣瀬 良磨)
事務服を脱いで駆けだす母のチャリ(宮崎・川崎 敬女)
人賞★直角に曲がる制服の行進(福岡・梅崎 流青)
地賞★空を押すセーラー服の笑い声(福岡・萩原奈津子)
天賞★徽章ピカピカ猫の駅長客を呼ぶ(宮崎・西 ほたか)
軸吟★大きめの学生服がすぐ縮む(東京・丸山 芳夫)

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【想像】(鹿児島)春田あけみ選
乱暴な言い方きっとシャイだろう(宮崎・桜木 えり)
一本のペン構想の無限大(福岡・冨永紗智子)
逆転劇 想像してた汗の量(宮崎・間瀬田紋章)
孤立感 空の向こうを考える(鹿児島・石神 紅雀)
想像を越える優しさです私(佐賀・真島久美子)
火葬場の煙はやがて雲になる(福岡・梅崎 流青)
足がはえオタマジャクシは陸思う(鹿児島・石神 紅雀)
想像の範囲で生きる父の背(福岡・石田 酎)
理想郷えがく童女のクレヨン画(宮崎・さわだまゆみ)
心配の種は尽きない母ごころ(宮崎・植田のりとし)
先頭はイケメンだろう渡り鳥(宮崎・藤井 英坊)
想像もつかぬ地球の腹の虫(宮崎・西岡 南風)
スケッチに見えないものをプラスする(宮崎・西 ほたか)
人賞★タンポポの綿毛の夢を笑うまい(福岡・長崎 瑞竹)
地賞★何人を狂わせたのだろう桜(福岡・梅崎 流青)
天賞★想像を獏一匹が食い荒らす(福岡・弘津 明子)
軸吟★夕焼けを舐めたらきっと塩辛い(鹿児島・春田あけみ)

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【磨く】(熊本)黒川 孤遊選
磨かれた美しさよりありのまま(宮崎・桜木 えり)
キュッキュッと幸せ掴む手を磨く(鹿児島・春田あけみ)
糸尻の磨き有田の意地がある(宮崎・西岡 南風)
感動に会いたい五感磨く旅(宮崎・七條 美千)
プライドを磨く大根干しながら(佐賀・真島久美子)
思い出を時々磨く赤い靴(宮崎・七條 美千)
床磨く独りのウツが晴れてくる(宮崎・間瀬田紋章)
生き残るために磨けるもの磨く(佐賀・真島久美子)
人賞★磨かれた鍋に喧嘩のあとがある(福岡・青木ゆたか)
地賞★風雪が地蔵の指の先磨く(福岡・梅崎 流青)
天賞★理由あって男が磨く鍋の底(福岡・弘津 明子)
軸吟★空砲をいつも磨いている男(黒川 孤遊)

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【雑詠】(福岡)梅崎 流青選
子育てへ燕は低く低く飛ぶ(佐賀・真島 清弘)
剥き出しの魂だから干からびる(鹿児島・春田あけみ)
春よ春 行方不明になる返事(佐賀・真島久美子)
葉桜の過去はどうでもいいじゃない(佐賀・西村 正紘)
もう少し悪女でいたい花の下(宮崎・川崎 敬女)
満月の夜に呑ませる惚れ薬(宮崎・さわだまゆみ)
結び目を弛め明日へ風入れる(宮崎・肥田木聞明)
さよならをした日を桜知っている(佐賀・真島 清弘)
太っ腹すべて許して母無敵(宮崎・川崎 敬女)
生んだ子にやがて私も背負われる(宮崎・永友 淳子)
肩書を取ればやわらな父の膝(宮崎・藤井 英坊)
タンポポの白が時々来て座る(佐賀・真島久美子)
おもむろに女が顔を剃る訃報(鹿児島・石神 紅雀)
蛇行して川は人間臭くなる(宮崎・高峰 桂介)
人賞★人の背に隠れてばかり春の逝く(福岡・弘津 明子)
地賞★燃えてます綺麗な灰になるために(熊本・松村 華菜)
天賞★一本の釘は打たれてこそ命(福岡・冨永紗智子)
軸吟★街を出た手に水掻きがついている(福岡・梅崎 流青)


今年も吉野ヶ里川柳大会に参加できて、良かった。
梅崎流青さん(柳川)から「行ける時には行っておこう、見られる時には見ておこう、会える時には会っておこう」というメールをいただいたが、私も常にそうしたいと考えている。



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by ringo-utahime | 2015-04-23 17:50 | 川柳大会 | Comments(10)
「第46回宮崎市民川柳大会」各課題の入選句の一部を抜粋して紹介。

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【予約】  肥田木聞明選
隣の子いつの間にやら予約済み(河野 博之)
キャンセルをずっと待ってる列にいる(白瀬 遊水)
百歳の予約切符が売り切れる(馬場さだお)
ドタキャンへドミノ倒しとなる幹事(間瀬田紋章)
雪だるまが春と交わした密約書(春田あけみ)
ハート型の骨ツボペアで予約する(高峰 桂介)
予約席白馬の騎士がまだ来ない(尾崎 雅子)
百本のバラで私を予約させ(平瀬 芙蓉)
捨て場所を予約できない核のゴミ(主税みずほ)
原発に頼らぬ明日を予約する(さわだまゆみ)
横綱のお尻に触れた桟敷席(岩崎 哲)
待ちかねて欠伸している予約席(藤井 英坊)
楢山へ温泉つきの予約券(馬場ナオミ)
ロボットにこっそり予約する介護(中武 弓)
予約席夕陽を一つ座らせる(真島久美子)
予約席優越感が置いてある(真島 清弘)
予約した旬の火種が満ちてくる(選者)

【真上】  石神 紅雀選
胴上げも真上に弾けさくらさく(日高 賀邁)
真上から垂れ下がってる金の糸(古川 龍司)
お釈迦様下界の苦難見えますか(平田まりん)
刈り終えて青空あおぐ握り飯(佐藤 弘二)
傷心の月どこまでも付いてくる(三輪 治夫)
先生のゲンコが真上から昭和(真島美智子)
頭上にある丸い輪っかに気づかない(間瀬田紋章)
争いはささいなことよ鳥瞰図(馬場ナオミ)
愛一途活断層の真上でも(さわだまゆみ)
真上には王様の椅子父の椅子(真島久美子)
五年目の桜見上げる蓄魂碑(甲斐 雅人)
国会の真上のライト切れやすい(上野 由美)
爆心のドーム真上を忘れない(西岡 南風)
看板の真上に落ちた内輪揉め(さわだまゆみ)
運命線の真上で思い切り遊ぶ(春田あけみ)
人間を洗い晒して陽は真上(川崎 敬女)
ちちははの祈りの下に生きている(選者)

【口笛】  横尾 信雄選
口笛を吹いても揺れている心(黒木千代松)
口笛を吹けば原発始動する(真島久美子)
口笛が焼け野を巡るひばり節(西村 正紘)
裕ちゃんのポーズ口笛吹く波止場(川合 健二)
被災地の口笛が呼ぶ春の詩(さわだまゆみ)
うかつにも口笛の出る脚線美(植田のりとし)
マジシャンの口笛人を飲み込んだ(真島美智子)
口笛を吹いて悲しみ飼い慣らす(春田あけみ)
なるようになるさ口笛吹く女(中武 弓)
口笛はラストシーンによく似合う(七條 美千)
少年の口笛孤独への叫び(川崎 敬女)
口笛は仲間の証し秘密基地(齊藤なが月)
口笛で呼ぶ平成の人魚姫(上野 由美)
群羊は口笛ひとつ疑わず(石神 紅雀)
口笛でゆっくり消えてゆく火種(真島久美子)
ロボットが口笛を吹く日は近い(春田あけみ)
口笛で呼び寄せたのが今の妻(選者)

【葉桜】  堤 日出緒選
散る花の秘話葉桜は知らぬまま(山口 陽花)
葉桜の下白蓮の恋に会う(西 ほたか)
来し方を葉桜に問う春帽子(吉井 楼太)
喧騒をよそに葉桜彩を増し(藤井 英坊)
恋成就葉桜の道突っ走る(馬場ナオミ)
葉桜にひとり寡黙な酒と居る(荒砂 和彦)
終章は葉桜と生き風と棲む(石塚 清明)
葉桜の下でにっこり離婚印(さわだまゆみ)
葉桜になって鎮まる鬼の面(白瀬 遊水)
葉桜の頃にはきっと僕の妻(真島美智子)
葉桜となった一発屋の笑い(麻井 文博)
葉桜の並木廃炉の道はるか(主税みずほ)
葉桜の水の匂いを追いかける(中武 弓)
さわさわと哭く葉桜の反戦詩(吉井 楼太)
葉桜になって本気を出す大地(真島久美子)
葉桜を待って別れを切り出そう(間瀬田紋章)
葉桜の喉へやれやれ花粉症(選者)

【恩師】  荒砂 和彦選
入門に恩師がくれた白い地図(吉井 楼太)
体罰もあった熱血漢だった(西村 正紘)
師の言葉ここが私の始発駅(真島久美子)
先生のオルガン囲む別れの日(三輪 治夫)
寝たきりの恩師がくれる一行詩(藤井 英坊)
通知票の文字に恩師の息づかい(春田あけみ)
銀河鉄道恩師に遇いに行く旅路(棧 舜吉)
尊敬か恋か恩師へあわい思慕(真島美智子)
クラス会恩師のとなり譲りあう(尾崎 雅子)
泣いて来いゴールポストで待っている(植田のりとし)
恩師への感謝を託す花切手(桜木 えり)
荒地から恩師の愛が発芽する(平瀬 芙蓉)
肩書きが恩師を囲み花が咲く(亀之園憲子)
恩師には賞味期限はありません(前田 一天)
厳しいが恩師の胸に海がある(吉井 楼太)
生きている限りは胸に住む恩師(棧 舜吉)
伝統の美のかげに咲く師弟愛(選者)

【封印】  西岡 南風選
封印をしたまま墓で眠りたや(麻井 文博)
封印の訳を知ってるトカゲの尾(吉井 楼太)
封印を解かす女の紅い口(江藤九州男)
恋人と歩く父さんを見ました(石神 紅雀)
一億円入れた金庫が開かない(横尾 信雄)
口に張る特大シールくださいな(尾崎 雅子)
封印の恋の小箱を抱いて逝く(外園ピアノ)
再会へ封印を解く春の帯(さわだまゆみ)
美しい誤解のままに締める匣(春田あけみ)
あちこちに封印がある子供部屋(上原しず香)
嘘ひとつ封印をして陽が落ちる(吉井 楼太)
封印を解き戦争を語る疵(石神 紅雀)
封印を剥がせば神の手が下りる(江藤九州男)
封印を解いて残り火温める(佐藤 弘二)
封印したはずの神話が生きていた(高峰 桂介)
封印をしてはならない海の声(中武 弓)
封印を切らぬ手紙が燃えている(西岡 南風)



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by ringo-utahime | 2015-03-24 17:39 | 川柳大会 | Comments(0)
3月22日(日)宮崎市中央公民館大研修室にて『第46回宮崎市民川柳大会』が開かれた。
出席108名、欠席投句 2名、計110名。
一昨年と昨年は計99名だったが、やっと念願の3桁の参加者数を達成した。

~課題と選者~
「予約」(宮崎)肥田木聞明選
「真上」(鹿児島)石神 紅雀選
「口笛」(佐賀)横尾 信雄選
「葉桜」(久留米)堤 日出緒選
「恩師」(延岡)荒砂 和彦選
「封印」(宮崎)西岡 南風選

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【受賞作品】

宮崎市長賞
◎封印をしてはならない海の声(中武 弓)「封印」

宮崎市議会議長賞
◎人間を洗い晒して陽は真上(川崎 敬女)「真上」

宮崎副市長賞
◎予約席優越感が置いてある(真島 清弘)「予約」

宮崎市地域振興部長賞
○運命線の真上で思い切り遊ぶ(春田あけみ)

宮崎市文化スポーツ課長賞
○口笛でゆっくり消えてゆく火種(真島久美子)

宮崎番傘賞
◎生きている限りは胸に住む恩師(棧 舜吉)「恩師」

大矢左近太郎賞
○群羊は口笛ひとつ疑わず(石神 紅雀)

宮崎市芸術文化連盟会長賞
☆泣いて来いゴールポストで待っている(植田のりとし)

宮崎日日新聞社賞(その他の特選賞)
◎ロボットが口笛を吹く日は近い(春田あけみ)「口笛」
◎葉桜を待って別れを切り出そう(間瀬田紋章)「葉桜」

※◎が特選、○が準特選。
※各賞は、特選と準特選から、二次選で決定。
※☆は、宮崎市在住者から決定の新人賞。

主催:宮崎市芸術文化連盟・宮崎番傘川柳会


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by ringo-utahime | 2015-03-23 23:24 | 川柳大会 | Comments(0)

2013年4月開設『りんご詩姫のブログ(新)』‥‥文芸川柳、フラメンコ、ボイストレーニング、パン教室、グルメ等々、趣味に生きる元気印「りんご詩姫」の〈気まぐれブログ〉。小さなスナックのママです。よろしく♡♡


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