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りんご詩姫のブログ(新)

カテゴリ:川柳(課題別)( 91 )

『入学』川柳と俳句

入学の春!!

中学校の入学式が昨日4月10日(月)、小学校の入学式が今日4月11日(火)の宮崎。

遅れていた桜がようやく咲いたというのに、昨日から雨になってしまった。



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課題『入学』の川柳と俳句を集めてみた。
残念ながら、川柳は少なかった。


川柳【入学】
新入生その輝きを消さないで(池崎 清子)
狭き門千両箱がくぐり抜け(田村 青丘)
入学日親の衣装に子がかくれ(中野 秀雄)
入学入園車よ徐行しておくれ(寺本つねお)
神参り一役かった荷をおろす(秀平美代子)
学費ゼロの高校合格親孝行(鈴木 誤差)
入学の頃はマジメで純だった(山田 風流)
一年生競争社会に仲間入り(後藤正太郎)
カネで入学コネで入社をした背広(平井 綾女)
飛入学世知辛い世の親助け(細川 秀幸)
入学のどの子もみんな王子様(河合 博一)
晴れ姿親が楽しむお入学(早坂冨司子)
分校にさくら入学式がない(白石 春嶺)
変身のきざし入学式のママ(大久保利彦)


俳句【入学】(季語=春)
わが孫の村嬢と群れて入学す(水原秋桜子)
目水晶入学の子のあはれかな(川端 茅舎)
入学の吾子人前に押し出だす(石川 桂郎)
肩いからせ最も小さき小学生(林 翔)
入学の子に見えてゐて遠き母(福永 耕二)
春日に透く翅生えて吾子入園す(能村登四郎)
近道は地蔵通りや入学子(北柳あぶみ)
一学期一たす一が聞こえるよ(戸田 火狩)
鉛筆に残る歯のあと合格す(吉野トシ子)
とんとんと二回を降りて合格子(豊田八重子)
進学生襟足青く上京す(篠宮 信子)
腕白のズボンずり上げ進級す(小県 一雄)
入学式の真中何か落ちる音(衣斐ちづ子)
聞かん坊入学前途多難なり(桑垣あづさ)
夭折のさだめと知らず入学す(秋山 卓三)
空色は男の色よ新学期(田島 秀子)
大梯子掛け入学者発表す(佐伯 哲草)
入学やはじめて手にす定期券(村上 桂月)
父の意に添はぬ学部に入学す(小堀 弘恵)
牧の子は藁のにほひや入学す(稲生 正子)
出迎への校旗が波止に新教師(星野 秀則)
頬燃えて立つ壇上の新教師(田中 俊尾)
男児たる眉目開きて入学す(大北夏一路)
入園式こわれそうに泣く子が一人(熊谷 勅子)
入学の長身の吾子ふとまぶし(畠中じゆん)
入学の子の顔頬に大人びし(高浜 虚子)
入学の朝ありあまる時間あり(波多野爽波)
これはさて入学の子の大頭〈つむり〉(山口 誓子)
入学の子のなにもかも釘に吊る(森賀 まり)
学帽を耳に支へて入学す(上野 泰)
入学児手つなぎはなしまたつなぐ(右城 暮石)
ツベルクリン薔薇色に出て入学期(三嶋 隆英)




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新しいセーラー服姿も可愛い佐賀の真島 凉ちゃん。
ご入学おめでとうございます!!
楽しい学生生活を送ってね。


※写真のブログアップには許可をいただきました。


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by ringo-utahime | 2017-04-11 07:40 | 川柳(課題別) | Comments(2)

『目(眼・瞳)』川柳

昨年12月、数年ぶりに「コンタクトレンズ」をリニューアルした。

数年前から「遠近両用コンタクトレンズ」を使用している。

コンタクトレンズはメガネと違い、瞬きの際に目の中で回転してしまうので、遠近両用コンタクトレンズは《レンズの中心部が強めの度数、外側の部分が弱めの度数》という設計になっている。
レンズの外側から中心に向かって、近用部・移行部・遠用部の三層に分かれる。

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「せっかくコンタクトの定額制プランを利用しているのだから、半年に一度は検診に来てください」といつも言われるのだが、時間がないのと、つい面倒になって、なかなか眼科に足を運ばないのが現状。
反省すること、しきり。

コンタクト装着時には、目薬も欠かせない。

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パソコンやスマホの使用過多で、ほとんどの現代人は「疲れ目」に悩まれているのではないだろうか。

ちなみに、目に良いとされている食品には、ブルーベリー、緑黄色野菜(ケール・ほうれん草・ブロッコリー・人参)、レバー、魚介類(サザエ・ホタテ・ハマグリ・アサリ・イカ・タコ)、卵黄、ごま、カシス……などがある。



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所有する川柳本から、課題『目(眼・瞳)』の川柳を集めてみた。

【目(眼・瞳)】
象さんのようなやさしい目に負ける(柏木 和代)
発端はふと目が合った昼下がり(松岡十四彦)
病人のあきらめている目に出会い(平井与三郎)
子はみんなママの味方をする目つき(小林 敬山)
新鮮な街を見たくて目を洗う(片岡 直人)
心まで覗かれそうな目に出会い(麓 弘子)
誘う目に許す目元が笑いかけ(中野 悠歩)
目を閉じてものいう人の根性悪(丹波 太路)
目をつむることにも慣れて自己欺瞞(岡田ツユ子)
この席でそれを言うなと目で抑え(櫻井 長幸)
燃える目で好きな人などないと言い(熊野 禎三)
目が二つあって眼帯ありがたし(宮城 亜亭)
伏し目がち言えば言うことある女(米澤 暁明)
つぶてより痛いだまっている視線(田中 南桑)
耳打ちに妻のかがやく目も久し(博多 成光)
美はそこに十人十色男の目(須之内まいと)
薙刀の気魄恩師の瞳にのこり(平井 良子)
殴られて殴られ役の瞳がきれい(渡辺 吐酔)
澄んでいる瞳に嘘をつけずいる(川井 古雨)
鎹と知らぬ子供の澄む瞳(松崎 豊)
ほめられる人の隣で目をそらし(安田蝶の助)
純喫茶の隅にスランプ目をつむり(高田しかを)
右の目が左の噂見たくなる(古本 修六)
見て見ない振りの出来ない目が奇麗(宮内 泉都)
時々は泣いて眼のアカ掃除する(馬場しゅうじ)
目線下げ聞こえはじめたギャル言葉(小舟 英孝)
偽りを固めてしまうクールな目(大塚 角坊)
もうひとりのわたしの醒めた目が恐い(中西美和子)
嵌り役さすが見抜いた目は確か(能勢 孤高)
左の目と右の目別の女みてる(福岡 義龍)
ことばより目のかがやきを信じよう(弓削 和風)
孫の目が欲しい私の針仕事(吉野 馨)
白い杖大地しっかと踏みしめる(牟田口善治)
老眼に天眼重ね活字好き(林 伯馬)
献眼の目で次の世も見るつもり(北川志津子)
人生の裏を見てきた目を洗う(板井 水狗)
保護司の目正面に見て立ち直る(保木 寿)
君の瞳が少年になるチョコパフェ(児玉 寿子)
誰かしら仮装の中の瞳が笑う(鷹野 五輪)
十指みな目にして手話が美しい(大橋 政良)
能面のすでに二つの目が笑い(新井 笑葉)
廃棄物目のない魚が書く訴状(池 さとし)
目隠しをとれば独りの飯茶碗(高松 時子)
哲学を少し捉えた秋刀魚の目(田中 良積)
振り向けば振り向いている過去の人(小野 桂仙)
アイバンク絶対生かす私の目(後藤 博子)
私のね見る目確かでこの旦那(野口らいら)
老眼鏡批判する目が肥えている(村上 翠石)
反抗期終わったみたい目線合う(矢村なお美)
目が合って仲良くなった綿ぼこり(菅井 真美)
真夜中の蜘蛛が寂しい目をするよ(小島 蘭草)
営業のスマイル眼だけ笑わない(高杉 力)
簡単に特攻語るなと伏し目(石神 紅雀)
目薬を忘れずにさしニュース見る(中倉千恵子)
目障りな荷物が多く落ち着けぬ(藤野佐津子)
目が合ってまた火が付いた古い傷(元持 和子)
もう一度素顔になっている目線(須田さゆり)
みどり児も笑う瞳に家族の和(森川 京子)
裏切りも嘘も知らない子の瞳(倉田くみこ)
何にでも挑戦ひとみ輝かせ(本間 枝美)
飢餓の子の目が悲しげな写真展(成田 勉)
目の中に居座るひとの在りて冬(朱夏)
虫めがね大げさに言う癖がある(のぶ久)
きれいな眼だ夕焼雲で洗ったね(義子)
目立たない役の苦労に感謝の目(島吉)
涙目に叱る言葉を折りたたむ(喜代之)
他人の目で見たい生きざまわが姿(敏弘)
誕生日来るたび目減りする余生(幸一)
純粋な瞳が矛盾衝いてくる(峰保)
清らかな瞳が合えば叱れない(美津子)
満ち足りた瞳に安堵する乳房(峰保)


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by ringo-utahime | 2017-01-03 22:15 | 川柳(課題別) | Comments(0)

『鳥(酉)』川柳

寒中お見舞い申し上げます

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静かに新年を迎えました。

服喪中につき、年頭のご挨拶を遠慮させていただきます。

2017年もどうぞ宜しくお願いいたします。



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酉年なので、課題『鳥(酉)』の川柳を集めてみました。

鶏、烏、鳩、雁、雀、白鳥、ペンギンetc.……所有する川柳本から拾っただけでも、あまりにたくさんあり過ぎました。


【鳥(酉)】
鳩歩く三歩にみっつうなずいて(猪原 石荘)
住みついて鳩も駅舎の顔になる(橋本 隆司)
うぐいすが来そうな気配梅匂う(大神 由起子)
うぐいすが電子ブックで鳴いて春(中出 弘輝)
ヒチコックの鳥を連想さすカラス(大川 巴羊)
この頃の鴉は街に出て嗤う(陶山 幹生)
電柱のテッペン烏考える(岸本 吟一)
野仏にカラスは街の話する(初田喜美子)
飽食の街へカラスもご出勤(熊田 三枝)
子鴉の甘え聞いてる石地蔵(藤田 和郎)
カラスから食の乱れを突つかれる(中野 義一)
口惜しいが烏の知恵に負けました(武藤 端こ)
気取らない案山子に雀寄ってくる(柿本 美芳)
カナリアにはなれぬ雀としての自負(高柳 和花)
プライドをうまくくすぐる群れ雀(竹屋 和子)
街路樹で今日も雀族コンサート(島田 公惠)
初つばめお宿はビルに変わったよ(山口由利子)
バリアフリーの街つばくろも低くとぶ(古川ときを)
この国へ期待してくる渡り鳥(山本 明)
秋冬もの入れ替え急ぐ渡り鳥(山本 朝生)
リーダーへ命をかける渡り鳥(日高 伸子)
ミサイルの行方を告げる渡り鳥(柳澤 智毅)
生涯を時差繰り返す渡り鳥(倉田 文太)
私のはすこし疲れた青い鳥(安井 久子)
ピエロにはなんにもくれぬ青い鳥(進藤すぎの)
いつまでも思わせぶりの青い鳥(中野 義一)
生きるとはきびしいおきて鳥渡る(米澤 昭子)
火の鳥を抱いた両手が眠らない(四枚田正敏)
火の鳥は喜寿の胸にもいるのです(大塚 純生)
百舌が鳴くやがて山小屋人払い(中野 義一)
トキいわく死ぬ程佐渡が好きだった(中野 義一)
いよいよの五輪を囃すこはくちょう(石田 常念)
バードウイーク小鳥がうちの庭へくる(辻本 俊夫)
篝火に鵜の初顔が武者ぶるい(秦 たえ子)
助走路が長くて飛べぬあひるの子(尾崎 呂谷)
じゅうなんに揺れて浮かんでユリカモメ(山田由美子)
ペンギンの一生懸命三枚目(梶原 祐幸)
色紙の鶴はいつでも飛ぶかまえ(西森 絹子)
売る程は産まぬが鶏は放し飼い(大藪 布袋)
火の鳥がまだひっそりと胸に棲む(林田千鶴子)
君が代を唄いたそうな伊勢の鶏(深野 吾水)
夜を昼についで産ませる鶏舎の灯(福田秋風郎)
鶏にぐっすり眠る夜がなし(岩崎 一博)
鶏が機械に見える一万羽(窪田 善秋)
鶏の二羽も日課に入れて住み(池原喜美子)
にわとりの翔ぶ日に賭けていた誤算(津田 一江)
軍鶏の目はもう人間を見ていない(鋳谷 今糸)
口々に何かいうてる家鴨たち(南出 陽一)
雨脚をみつめる高架下の鳩(片岡 筍)
首振って歩くと鳩がついてくる(坂倉 広美)
山鳩が遠く鳴く宿隠れ逢う(鋳谷 京糸)
ほととぎす奥の院までのばす足(中村 笠人)
黒いので烏はいつも損をする(門脇 信男)
庭に来たカラスに何かとられそう(奥山鳳寿郎)
カラスの群れ夕日の中にすいこまれ(東野加寿子)
雀来てあしたに生きる詩を語る(堀野 准一)
帰省して軒の雀と対話する(金川 佳鳴)
愛の大きさ駅のツバメの巣をごらん(片岡つとむ)
つばめにも門限があり見世を閉め(高谷 梵鐘)
親はいつ食べるかつばめ子を育て(吉岡 恒彦)
万博は見たかとツバメすれちがい(多納 巷雨)
原潜がひそみ燕の帰る海(平井 青踏)
ミニの娘の膝より低く飛ぶつばめ(平本 正子)
先住権小鳥籠にもあるらしい(多田 俊子)
小鳥籠ゆっくり年をとる二人(岩田 一笑)
鳥かごへ野鳥の友が来る我が家(牧野 定子)
鳥籠の水浴びひととこ虹を生む(福島 郁三)
来年もおいで巣箱は置いておく(上妻 炎志)
文鳥を手のりにならしまだ一人(内山 憲堂)
文鳥を指に遊ばせ車椅子(高城 裕泉)
さわやかな奇跡文鳥まいもどり(坂成ゆり子)
よく見れば小鳥も父と母の役(福田秋風郎)
少年に何か教えて小鳥死ぬ(中野 義一)
くすぐってやろうか雛の無表情(野田はつを)
好き好きと九官鳥におぼえさせ(渕脇えい子)
九官鳥にも虫の居どころ黙秘権(山本 美春)
丹頂鶴のおしゃれは赤いベレー帽(二川 三語)
カメラ見て鶴の大股二歩三歩(黒目 大鳥)
ひと声は銀一色の中の鶴(保木 寿)
退屈な鶴が飛んでる長寿国(木村 驢人)
翔ぶために広げた羽根でない孔雀(岩尾多見三)
白鳥が来て干し柿に艶がでる(片上 明水)
写真家の目は白鳥の向きを待ち(園田 蓬春)
地球は一つ国境のない渡り鳥(内藤 凡柳)
ゆく国の人あたたかし渡り鳥(内藤 凡柳)
自信満々首伸びきって渡り鳥(山田 菊人)
目前でするりと逃げる青い鳥(飯沢 鳴窓)
鴉の子わたしは月の泣き黒子(川上三太郎)
枕木を数える鴉男前(岡橋 宣介)
草分けの目玉を食べにくるからす(尾藤 三柳)
喪服着て鴉の恋のややこしさ(成松 浪人)
赤い実を食べても食べてもまだ鴉(真弓 明子)
雁の列見送る裾が冷えて来る(乾 ふたよ)
人の死のあっけらかんと雁渡る(細川 静)
孫を呼ぶ間にもう消えた雁の列(横尾 東川)
いま俺が見ていなくても雁わたる(西秋忠兵衛)
ゆく雁を仰いで人は老いてゆく(上久保山人)
障害の子のやさしさへ燕来る(安西まさる)
母の日の母と見上げるつばめの巣(平賀 紅寿)
被爆都市つばめが低く低くとぶ(吉富テイ子)
つばめ来る息子むすめは遠国に(鋳谷 京糸)
燕の巣村になんでも診る医院(平井 青踏)
檻の鶴又眼を閉ずるほかはなし(橘高 薫風)
鶴の瞑想或は人より深からん(永田 俊子)
鶴は北へみんなさみしい革命家(古谷 恭一)
夫の部屋に鶴の来ている気配する(安藤まさ代)
片足で鶴の思案はまだ解けず(伊豆丸竹仙)
鳥になろう鳥になろうと思いつめ(田口 麦彦)
ひとつずつ荷物を捨てて鳥になる(西秋忠兵衛)
スリッパが片方 鳥になったのね(瀬良 夏樹)
鳥帰るいじめられっ子先頭に(渡辺 隆夫)
火の鳥を飼おう野心を餌にして(星野 かよ)
白鳥が眠る涙の形して(小野 爲郎)
敏感に白鳥へ来る火の匂い(大野 風柳)
白鳥になってしまったトウシューズ(新岡二三夫)
白鳥も気品を見せる二重橋(石川 三昌)
白鳥がきてバランスを保つ町(塩田 悦子)
帰らない鳩弟を眠らせず(宮本 紗光)
菩提樹のした人は食べ鳩は飢え(瀬々倉卓治)
鳩を撃つ指を一本持っている(鈴木 稔)
駅前のハトが私を離さない(市村 姫子)
片足の傷ついた鳩その後見ず(鈴木 泉福)
ペンギンの列非武装で歩調とる(速川 美竹)
ペンギンの歩幅が柩まで続く(佐藤 容子)
ペンギンの整列である組閣式(田口 麦彦)
ペンギンの芸は立ってるだけでよい(野里 猪突)
ペンギンのわびしいときも胸を張り(古下 俊作)
何の罪白いカラスを宿らせて(まみどり)
改心が足らずわたくしはからす(村井 規子)
戦争が終わる夕焼けカラス飛ぶ(竹内茶目坊)
ヒロシマの折り鶴飛べぬ空がある(田中 稔)
鶴亀の掛け軸変える目出度き日(橋本 玲子)
8・15止まったままの鳩時計(宮本 禮吉)
母の折る鶴はやさしい顔になる(友成真理子)
福島の小鳥香川の浜遊び(増田いくよ)
月天心一途に丹頂日本海(塩見 一釜)
親鳥も食べられそうな雛の口(竹本四四一)
いじめっ子いないきれいな雁の群れ(西谷 良子)
嬉しそう小鳥が守る無人駅(小山 翠泉)
ヒトよりもカラスは凛と生きている(岡田 陽一)
絵のない絵本青いカラスが棲んでいた(中前 幸子)
夕日背に力を受けている鴉(いしがみ鉄)
残照や鴉一羽が火の鳥に(梅村 暦郎)
腹までも黒いカラスで生き残り(荒村 睦)
喪服から飛び立ってゆく万羽鶴(和田 洋子)
命ひとつ今宵は鶴のように舞う(福田 文音)
雪の夜 影絵の鶴はとびたちぬ(松田ていこ)
紙の鶴紙の椿もいのち乞い(森中惠美子)
鳥の声今日も生きてる生きている(喜田 啓之)
鳥逃げて空を見上げる癖がつき(早良 葉)
さよならが鳥の切手でやってくる(桂 晶月)
鳥かごから逃がしてあげるわたしの手(西田 雅子)
樹の下で鳥の悲しみ聞いてやる(山部 牧子)
群れたがる雀の本音聞いてみる(廣江 利徳)
農業の明日を危惧して稲雀(中野 義一)
木犀を散らし木犀から雀(荻原 柳絮)
建て売りの軒を雀が先に借り(児玉 明窓)
雀の巣つつかれそうに子が覗き(石川 寛水)
参観日さえさえずりやめぬ親雀(松岡 七郎)
病窓へパンをちぎって呼ぶ雀(藤岡 健次)
雀の団体みたい熟女のバスツアー(大政 利雄)
青い鳥わたしの前で売り切れる(さわだまゆみ)
白鳥つづる苦役をつづるものがたり(ヒロ子)
白鳥を鳴かせて空は穴だらけ(冬子)
白鳥の首たおやかに般若経(孝之助)
鳩杖の誇り百寿も視野のうち(羊我)
一生を平で終わった伝書鳩(富月)
豆鉄砲喰った鳩です癌告知(ケイ子)
凛としてひなが巣立ちの顔になる(多紀子)
飽食のカラスは知らぬ飢餓の国(日出子)
鳥籠の中で育っていた怠惰(忠幸)
人間の哀楽見てる籠の鳥(紀代子)
亡き夫よおしどりとなり生きてゆく(千重)
維新の会に食指動かす渡り鳥(芙美子)
戦争のない夕焼けを飛ぶカラス(明)
酉年の父は早起き自慢する(裕子)
さあ羽の生えた人から飛んでゆけ(志津子)
鳥の声してこの日安寧だと思い(和尾)
良寛を知った雀に山で会う(ヤス子)
雀なら幾度切られた人の舌(吟二)
旅に出ると言ってまだ居る雀の子(心象)
退院へ先ずはめでたや千羽鶴(民生)
長男に美しい鶴舞い降りる(睦子)
米寿きて真っ赤な鶴のちゃんちゃんこ(みどり)


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皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。


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by ringo-utahime | 2017-01-01 09:50 | 川柳(課題別) | Comments(2)

『百点(満点)』川柳

今秋、カラオケの機械をリニューアルしました。

《高精度採点方式》を選ぶと、相対的に高得点が出るようになりました。

「音程」のパーセンテージと、「音感」の点数から、総合得点が表示されるシステム。

これまで、川柳仲間のSさんとNさんが、それぞれ百点を出されています。


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私も、昨夜、やっと2回目の百点を出しました。
楽曲は「X JAPAN」の「Forever Love」。

一度百点を出した楽曲でも、毎回百点を出せるわけではありません。
やはり、その日の体調などに左右されるようです。

他店のカラオケよりは、ぐっと高い点数が出るので、楽しいですよ。

もちろん、点数を出さないようにすることもできます。

カラオケのお好きな皆さん、ぜひ歌いに出ていらしてくださいね。


『りんごの詩』の営業は、
年内は30日(金)まで、
年始は1月4日(水)からです。



今年も大変お世話になりました。
ありがとうございました。

来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

皆様、良いお年をお迎えくださいませ。


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課題「百点(満点)」の川柳を集めてみた。

【百点(満点)】
百点を取ったらパパの子にされる(鈴木 青古)
百点が青葉の道を駆けてくる(奥村 吉風)
百点じゃないが合格点が出る(井上 園子)
百点の夫を亡くし泣き正月(杉本美智子)
百点をあげよう本音で生きた人(片岡 弘)
まぐれでもこの百点は神棚へ(池田ちえみ)
満点でない自画像を愛してる(西脇 冨美)
満点にされて天寿を燃え尽きる(金子 花泉)
満点にひとつ足りないものがある(小林 桜花)
満点の男にボケがしのび寄る(近藤 道子)
満点のない人間があったかい(中西 隆雄)
満点の評価にぐっと熱いもの(岩田 柳堂)
満点の星にあなたの話する(沼澤 閑)
満点はいらむ素直なこどもいい(小林 昭男)
満点を付けられた子の荷が重い(久次 敦生)
満点は無理だが出来た嫁御寮(弥生)
最高点あげたい老母の棺閉じる(マスミ)


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《追記》
2017年1月9日(月)、12日(木)、4回目・5回目の百点を出しました。どちらも演歌です。


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by ringo-utahime | 2016-12-29 10:35 | 川柳(課題別) | Comments(2)

『カード』川柳

今夜はイブ、明日はクリスマス。

子どもの頃、クリスマスプレゼントを貰ったことはなかった。
両親の口癖は「我が家は浄土真宗だから、クリスマスは関係ない」だった。

ただ自宅から一番近いという理由で、私は小学校に上がる前の一年間だけキリスト教の保育園に通っていた。
保育園で暗唱した「主のいのり」は、今でもはっきりと覚えている。


~主のいのり~

天にまします われらの父よ
ねがわくば みなを あがめさせたまえ
みくにを きたらせたまえ
みこころの 天になるごとく 地にもなさせたまえ
われらのにちようのかてを きょうもあたえたまえ
われらにつみをおかすものを われらがゆるすごとく
われらのつみをも ゆるしたまえ
われらを こころみにあわせず
あくより すくいだしたまえ
国と 力と 栄えとは
かぎりなく なんじの ものなればなり
アーメン




クリスマスカードを作ってみた。

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「カード(card)」を広辞苑で引くと、

①厚紙を小形方形に切ったもの。紙票。「単語ー」「クリスマスー」
②カルタ。トランプ。
③プリペイド・カード、クレジット・カードなどの総称。
④(スポーツ試合の)組合せ。「好ー」



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課題『カード』の川柳を集めてみた。


【カード】
愛はあるカードに磁気があるように(寺西 文子)
イエローカード出ない程度の思慕がよい(犬童エツ子)
キャッシュカードは妻の手にあり十二月(吉岡 茂緒)
イエローカード妻がときどきちらつかす(藤解 静風)
カエルあお向けカード破産をしたらしい(小林こうこ)
百歳のカードを切って星になる(引木 詠路)
ジョーカーと言う確信を掌に握る(嶋口 幸美)
カード氾濫お墓参りも自販機も(志村ふみ子)
カード社会に優しい愛はありますか(大橋百合子)
お気軽にカード破産というピアス(小林 有子)
ドナーカード私がわたしであった日々(中野 六助)
切り札になるかキリギリスになるか(本多 洋子)
ねえイコカ今夜は帰りたくないの(清水すみれ)
ジョーカーをロンドン塔に幽閉する(笠嶋恵美子)
山札ににきび手札は総流し(兵頭 全郎)
過呼吸のカード どこまでお使いに(村山 浩吉)
愛というカードは時に裏返る(山岡冨美子)
焦ってる時にカードの知らんぷり(城後 朱美)
言い過ぎてイエローカードよく溜まる(松本トシ子)
生き甲斐は抵抗にありプラカード(疋田 青峰)
一枚のドナーカードに棲む女神(廣島 英一)
命の炎ドナーカードに灯される(鈴木田鶴子)
宇宙からレッドカードの温暖化(斉藤 恭悦)
オイ地球イエローカード出す宇宙(鈴木 章)
カード化の街が無口になってゆく(松尾 一宏)
カード化の街人間の顔がない(笹倉 良一)
カードキー都会のホテルこじ開ける(平田 朝子)
鏡からイエローカード渡される(澤登 一隆)
書くだけは書かして貰うプラカード(小野江芦舟)
ガソリンも親のカードでするデート(神原 無声)
義理チョコに添えるカードはみな同じ(児玉 明美)
クレジットカードへ妻の浪費ぐせ(馬場 修治)
県庁の広場年中プラカード(大崎 三来)
財布からカードがでかい顔をする(森永 茂)
酒癖へレッドカードを出す店主(宮内 珊瑚)
新鮮がいっぱいドナーカード持つ(井原みつ子)
人権をかざして群れるプラカード(平田 朝子)
タイムカード押し一匹の蟻となる(片倉 沢心)
タイムカード押すと会社の顔になる(安居 民樹)
ためらいのドナーカードにするサイン(松村 滋)
妻もまたキャッシュカードをかくし持つ(吹田 朝児)
闘争もトルコも生きるプラカード(中尾 飛鳥)
どうぞどうぞドナーカードへ記入する(鈴木田鶴子)
ドナーカードが回すヒト科のリサイクル(高谷 一人)
ドナーカード全部◯して青い空(永藤 我柳)
ドナーカードに丸年金の恩返し(永石 珠子)
ドナーカードの楷書まごころだとおもう(蛭子千鶴子)
ドナーカードのサインに揺れているハート(柏野 遊花)
ドナーカード魔法の杖となる願い(藤井 英坊)
ドナーカード私の終にあるノルマ(遠近 哲代)
何もかもカード鍵まで締めてくれ(中村 天馬)
ナビで来てカードで済ます遍路宿(松本 宗和)
二乗して転換しよう負のカード(初川 宏子)
話し合う言葉を持たぬプラカード(前田 辰男)
花のカードをくれる男がいてもよい(森中惠美子)
バーゲンにポイントカード伴に連れ(加納 半銭)
VISAカード一枚有れば足る世界(久安 五劫)
病院のカード集めて元気です(福島 万年)
懐に素直なカード居て不安(小棚木松静)
プラカード基地は要らぬと書いてあり(冨金原佐吉)
ポイントの少しずつ有るカード増え(永山 遊歩)
待っている誰かへドナーカード書く(仁木 弘悦)
有終をドナーカードの美で飾る(武島 幸男)
ゆっくりと余生をつなぐカード族(森中惠美子)
レッドカード出してくすりを飲めという(大城 俊文)
ポイントを溜めるカードへ無駄遣い(格)
ドナーカードボクの臓器をまた生かす(みの里)
カードから僕の機密が覗かれる(信彰)
あれもこれもカードでなくちゃ埒あかぬ(すみ江)
禁煙に息を潜めているタスポ(比呂朗)
前期高齢カード出す手も恥らいて(とり)
産直のカードで私の名前売る(加代子)
タイムカードなくて気楽な野良仕事(美代子)
切札を秘めて女の三面鏡(伊三美)
ジョーカーを握ってからの不整脈(サヨ子)
ジョーカーを持たず進むと決めた道(洋子)
氾濫のカードヒト科の失語症(風子)
一枚のカードがわたしを保証する(ヒデコ)
レッドカードをいくつも持っている妻だ(蘭幸)
似顔絵の名刺私を置いてゆく(千代美)
顔のないカードへ潜む黒い沼(かずこ)
抱擁のプルスの中で切るカード(きよし)
にんげんが人間叱るプラカード(詠路)


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by ringo-utahime | 2016-12-24 11:20 | 川柳(課題別) | Comments(6)

『電飾』川柳

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12月2日(金)の「フローランテ宮崎」の点灯式に行かれたKさんから、メールでいただいたのが上の写真。


宮崎県内のイルミネーションスポットを人気順に紹介すると、

①フローランテ宮崎 イルミネーション・フラワー・ガーデン~ひかりのはなぞの
※2016年12月2日~2017年1月9日
※18:00~21:30(開始時間は予定、天候等により前後あり、雨天時も点灯あり)

②かわみなみ電飾大作戦2016
※2016年11月26日~2017年1月上旬
※17:30~22:00

③宮崎イルミネーションin2016 恋とキラメキは街にある
※2016年11月18日~2017年2月28日
※17:00~24:00

④トム・ワトソンゴルフコースイルミネーション~奏でるあかり、光の森~
※2016年11月12日~2017年1月15日
※20:00~翌01:00


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課題『電飾』の川柳を集めてみたが、少なかった。

【電飾】
世界中エコ電飾で終夜(檜 幽可)
電飾が灯り豊かさ溢れ出る(前野喜美子)
電飾に写し出された虚栄心(井澤 壽峰)
電飾に虚像の都市が眠らない(岡部 暖窓)
電飾の衣裳をギャラも眩しがり(大嶋千寿子)
電飾の街で孤独を噛みしめる(米川あいこ)
灯された電飾街が活気付く(篠原 昭子)


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定期検査のため今年10月から運転を停止していた鹿児島の川内原発1号機が、昨日12月8日午後9時半に運転を再開した。
これで、川内原発は、運転中の2号機と合わせ、2基とも稼働した状態。

「事故が起きれば日本で最も危険」といわれている川内原発だけに、心配は絶えない。

華やかな師走の街の電飾を、無邪気に喜べないのは私だけかな……?


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by ringo-utahime | 2016-12-09 09:35 | 川柳(課題別) | Comments(2)

『お好み焼き』川柳

昨日は、午後6時から「信さん」で、お食事会でした。

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野菜炒め、塩ホルモン。
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お好み焼き・シーフードミックス。
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お好み焼き・もちチーズ。
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デザート・ティラミスアイス。
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美味しくて楽しいひとときでした。
Kさん、Oさん、ありがとうございました。
ご馳走様でした。


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課題「お好み焼き」の川柳を集めてみたが、残念ながら少なかった。

【お好み焼き】
交際はお好み焼きの程度なり(深野 吾水)
お好み焼きおんな本音を裏返す(由良 寿子)
生きているからお好み焼きのコテをもつ(森中惠美子)
イメージもお好み焼きも裏返す(森中惠美子)


【鉄板焼き】
あなたとの距離に鉄板焼き匂う(上松 爪人)


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by ringo-utahime | 2016-12-03 11:20 | 川柳(課題別) | Comments(0)

『飴』川柳

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アサヒグループ食品㈱販売のキャンディ「濃ーいブルーベリー」(ビタミンA、ビオチン含有)と「濃ーいマンゴー」(ビタミンA、C含有)がお気に入り。

のどが乾燥しやすいこれからの季節は特にキャンディが欠かせない。

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課題『飴』の川柳を集めてみた。

【飴】
飴細工結局食べるほかはなし(外山 瓢人)
お多やん飴どこを切っても嘘がない(石丸 たか)
いろいろあってアメで内堀埋められる(堀口 辰子)
僕を知りぬいてるひとが飴をくれ(博多 成光)
何事もお気に召すまま飴細工(若谷 哲夫)
飴と鞭の飴にころんでから無口(小松原爽介)
飴なめて月ありありと欠けている(田口 文世)
酒も飴もと男の傘寿賤しかり(板木 継生)
ひやしあめゆ十円札があった頃(柿山 紘輝)
針箱に飴玉 鈴振る母の帰らざる(墨 作二郎)
鞭使わず飴で教える調教師(川平 朝義)
沖縄の至る所に飴が落ち(城間キミ子)
のど飴が廻りおしゃべり弾みつく(城間キミ子)
飴ひとつもらい奈落についてゆく(西出 楓楽)
とりあえず飴をしゃぶろう自由席(児玉 幸子)
旅続く飴をあげたり貰ったり(天谷由紀子)
抵抗もここまでアメが溶けている(和泉あかり)
切り札はないが飴なら持っている(高瀬 霜石)
飴売場いろんな夢をありがとう(団野 幸子)
飴だけで育って辛い娑婆の風(佐野 越子)
飴とムチうまく使って主夫育て(加藤ゆみ子)
飴と鞭沖縄哀史まだ続く(渡嘉敷唯正)
一瞬に少女になったりんご飴(三村 舞)
おじさんの吹いた息買う飴細工(山口 幸)
噛みつきそうな犬にも飴玉を上げる(斎藤はる香)
金太郎飴の中味にマニフェスト(田中 士郎)
金太郎飴ばかりでやはり社は潰れ(松尾 龍男)
五文足袋飴とはしゃいだ七五三(原村ゆき子)
三世代のパイプへ飴玉を流す(山本野次馬)
将来の指揮棒となれ千歳飴(朝海 正雄)
千歳飴持つ子に銃は持たせない(只木すもも)
抽象な話の中で飴を咬む(泉 佳恵)
毒舌を伏せ金太郎飴になる(上村 脩)
どんな橋渡るか重い千歳飴(畠山 軍子)
伸ばす人気合を入れて飴と鞭(大川 晩翠)
夫婦仲塩飴ほどの味加減(杉山 静子)
ふたつめの飴をほおばる世の矛盾(吉田 秀哉)
ポケットに飴玉がある調教師(川上 大輪)
メルヘンの星屑飴になりました(吉川 哲矢)
ライバルに飴を贈って負け戦(土藏 芳竹)
りんご飴これも運命だと悟る(河合美絵子)
老人会飴を貰って派閥入り(堀 悠児)
飴一つ乾いた海を満たされる(蛙鳴)
飴なめたらしい野心が見えかくれ(妻子)
沖縄は僅かな飴でごまかせぬ(昇)
おばちゃんのアメ大阪の味がする(古久保和子)

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by ringo-utahime | 2016-12-01 18:25 | 川柳(課題別) | Comments(0)

『ランチ』川柳

11月26日(土)
T先生から「ニューウェルシティ宮崎ホテル」のランチをご馳走になった。

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《11月・月替りランチ・洋食》
★ムール貝のスープ
★馬刺(カナダ産)
★河豚のロースト
★黒毛和牛のポトフと季節の野菜
★デザートの盛り合わせと季節のフルーツ
★パン
★コーヒー



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課題『ランチ』の川柳を集めてみた。


【ランチ(昼食・昼飯)】
老舗にも鯖定食の昼メニュー(宮永紀久子)
エンゲルを上げるランチの食べ歩き(菅井 京子)
ファミレスの昼へ女性が束でいる(根岸 ムべ)
オーダーはお子様ランチ老い二人(石手洗 弘)
王様のランチに旗が立っている(田鎖 晴天)
お子さまランチの旗に境界線はない(長浜 美籠)
お子様ランチの旗ひらひらと妥協ぐせ(森中惠美子)
お子様ランチの日の丸も駄目ですか(松橋 帆波)
注文のお子様ランチ待ち遠し(近藤 竜峰)
日替わりのランチ日割りにするいのち(森中惠美子)
日の丸がお子様ランチから消えた(福力 明良)
ランチしながら夕食何か聞く夫(広瀬 勝博)
ランチ食べスイーツはずむ年金日(鈴木 多美)
ポプラの真ん中あたり窓際の昼飯(椙元 紋太)
敬老の案内にあるご昼食(森中惠美子)
昼食は愛に代わってワンコイン(葛飾 凡斎)
主婦ばかり昼のホテルの銀食器(原 久美子)
鎌振れば鎌が答えて昼にする(斉城 史朗)
居てよいか悪いかお昼出しそうな(村上 長鼓)


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by ringo-utahime | 2016-11-28 16:14 | 川柳(課題別) | Comments(0)

『ワイン』川柳②

~ワインの起源~

葡萄の木は、人類よりも古くから自生していたといわれる。実が地面に落ちて潰れて、果肉についた天然酵母により発酵してワインの原点となるものが生まれたと考えられている。

紀元前4000年頃のメソポタミア文明(現在のイラク)の遺跡から、果汁を搾る石臼が発見されている。ワインを造る目的で葡萄の木も栽培されていた。

ワインの最古の文献は、紀元前4000~5000年頃の出来事をシュメール人が書いた古代バビロニアの英雄誌「ギルガメシュ叙事詩」といわれる。この頃のワインは酸化して飲みにくかったため、水や蜂蜜を混ぜて飲んでいた。

紀元前3100~1500年に栄えたエジプト王朝のピラミッドの壁画に、葡萄栽培やワイン造りの様子が描かれていた。

紀元前1800~1700年頃に制定された古代バビロニアのハムラビ法典では、ワインの売買に関する法律が記載。ワインが日常的に飲まれていたと判る。


~2大産地のワイン~

ボルドーとブルゴーニュは、フランスのワイン生産地。

①ボルドーワイン
ブレンドが特徴。2種類以上の葡萄をブレンドして、複雑で豊かな味わいに仕上げる。ブレンド比率を変えることで、品種の出来がイマイチでも、ある程度カバーできる。
若いうちは、力強く渋味がある。
熟成によって、旨味が増し、落ちついた味わいに変化する。
生産量の8割以上を赤ワインが占める。
ボルドーワインに使用が認められている葡萄、赤ワインは「カベルネ・ソーヴィニヨン」「メルロー」「カベルネ・フラン」「マルベック」「プティ・ヴェルド」の5種類。
白ワインは「ソーヴィニヨン・ブラン」「セミヨン」「ミュスカデル」の3種類。

②ブルゴーニュワイン
単一の葡萄品種から造る。赤ワインは「ピノ・ノワール」、白ワインは「シャルドネ」を使用。
一品種しか使わないため、醸造方法がダイレクトに表れるため、繊細な味わいが特徴。不作年の影響をもろに受ける。
赤ワインは、色鮮やかで渋味が少なく、すっきりした酸味があり、香り高い。
白ワインも有名で「モンラッシュ」「ムルソー」「コルトン・シャルルマーニュ」は、ブルゴーニュ3大白ワインといわれる。


~赤ワイン用ブドウ(代表5種)~

①カベルネ・ソーヴィニヨン
最も人気のブドウ。
ボルドーの五大シャトーワインは、全てカベルネ主体。
パワフルなタンニンが特徴。熟成させると優美で優雅な風味が生まれる。

②メルロー
カベルネ・ソーヴィニヨンと比べて、タンニンが少なく、ふくよか。

③ピノ・ノワール
ロマネ・コンティに代表されるブルゴーニュの偉大な赤ワインは、ピノ・ノワール100%で造られる。
「最も気まぐれなブドウ」と言われ、栽培が難しい。
若いうちはチャーミングな香りだが、熟成するとキノコや獣を思わせる妖艶な香りに。
シャンパーニュ地方では、シャルドネ、ピノ・ムニエとブレンドして高品質の発泡性ワインに。

④シラー
暑さや乾燥に強く、南フランスのローヌ地方やオーストラリアで栽培。
ローヌ地方では、スパイシーでエレガントなワインに。オーストラリアではチョコレートやハーブの香りも持つ濃厚なワインに。個性的なブドウ品種として人気。

⑤グルナッシュ
地中海周辺地域で広く栽培。凝縮した果実味が特徴。赤ワインの他、ロゼワインにも用いられる。


~白ワイン用ブドウ(代表5種)~

①シャルドネ
際立った個性がないので、産地の特性や醸造テクニックを表現しやすく変幻自在で、最も人気の白ワイン用ブドウ品種。

②ソーヴィニヨン・ブラン
爽快でフレッシュさ溢れる鮮烈な香りに人気。生き生きとした果実味を存分に味わえる。

③リースニング
ドイツワインに代表されるブドウ品種。冷涼な地域を好み、伸びのある酸味とミネラルが特徴の上品な風味をもち「最も高貴なブドウ品種」と形容される。辛口タイプから貴腐の極甘口まで幅広い表情を見せる。

④シュナン・ブラン
フランス・ロワール中流で多く栽培。「濃密さ」という個性を持つ。近年、南アフリカでも栽培され、甘口から辛口まで幅広いマルチプレーヤーとして注目を集める。

⑤甲州
日本が誇る固有品種。色は淡ピンクで、白ブドウと黒ブドウの中間のような色合い。フェノール酸が豊富なので、ワインにすると独特の渋味が生まれる。控えめな香りと酸、渋味が、和食の繊細な味わいを引き立てる。

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※写真は「りんごの詩」のスパークリングワイン3種。


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【ワイン】②
赤ワインひとりシャンソン聞きながら(安藤寿美子)
赤ワイン揺らす指から嘘が洩れ(上野 由美)
赤ワインわたしの今日を解き放つ(増田 紗弓)
或る日ふと理性を越えた赤ワイン(小西 涼成)
江戸切子ワイン優しく受け入れる(南川 哲夫)
円高でダイヤ ワインが下がっても(河合 成近)
円高のせいでワインを飲んでいる(大城 俊文)
欧州のワインに染みた血の歴史(油谷 克己)
お料理に合わせワインも変えてみる(河野美津子)
過去ぽつりこだわりを解くロゼワイン(松本 光子)
きっかけはほんの少しのロゼワイン(江崎 紫峰)
今日の悔いワインが消してふわり寝る(松尾やすよ)
キリストと石とワインのヨーロッパ(竹村ゑみ子)
ギロチンの寒い話とワインは赤(森中惠美子)
グラスワインの雫にドナウ甦る(小寺竜之介)
結末をワインの瓶は語らない(金子すすむ)
子が揃いワインを開けて賑やかに(大和田萬里)
盛り場でイラクを語るロゼワイン(森原 一灯)
しっかりと高いワインは冷えている(福井 啓二)
招待のワインに生捕りされそうだ(山倉 洋子)
白酒は飽きたとワインねだる雛(森 文代)
白ワイン少しリッチな昼の酔い(吉村 正枝)
新年をワインで祝う新世代(保田やすお)
ジョーカーを隠し余裕のロゼワイン(西畑寿々女)
西洋をワイングラスの中で酔う(田久保亜蘭)
せっかちが揺すり眠れぬワイン樽(小泉 正巳)
妻知らん隠しとりではワイン蔵(西村 半畳)
罪深いワイングラスを一ツ割る(西川 節子)
ときめきはワイングラスの指が知り(奥田 松子)
毒舌に赤ワインなど添えてみる(小林 桜花)
毒舌のライバルと酌むロゼワイン(月原つくし)
初めての年金バラとワイン買う(河内 月子)
鳩の出る話が続くロゼワイン(村上 桂子)
反対をワインで結ぶいいご縁(久保 德代)
フランスの村の名前で来たワイン(奈倉 楽甫)
ボルドーワイン炬燵で飲んでいる文化(中川 信男)
ポーズ取るモデルワインの薫りする(坪内 多美)
味方にも敵にもなれぬロゼワイン(山岡冨美子)
ユーロ安ワイングラスをでかくする(山本 勝三)
許すとは言わずワインの栓を抜く(沼尾美智子)
ヨーロッパ夢みるふたりロゼワイン(浅川 静子)
よく見える場所がお好きな赤ワイン(中島 晋吾)
ライバルを祝うワインが赤すぎる(斎藤 泰子)
ライン河ワイン流したように暮れ(牧野 芳光)
ワインからヨーロピアンの旬の詩(北出 北朗)
ワイングラスの底に沈んでいる未練(栗田 忠士)
ワイングラス独り歩きが癖になる(佐藤 明)
ワイン手にすると詳しいヨーロッパ(上垣内利凡)
ワイン飲む清酒をちょっと裏切って(小枝 喬)
ワイン飲むマナー焼酎飲むマナー(森中惠美子)
ワイン飲むみんなハイネの顔になる(前田 孝亮)
ワインより焼酎似合う老いの愚痴(高松武一郎)
ワインより焼酎のよいうたごころ(森中惠美子)


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by ringo-utahime | 2016-10-31 18:05 | 川柳(課題別) | Comments(0)