≪吟行会レポート・№3≫


石山観音池公園内でお弁当を食べたあと、
句会場の「都城市生涯学習センター」に移動。

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出席23名+欠席投句12名=計35名参加。

投句〆切、13時30分。
披講開始、14時10分。

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脇取りは、間瀬田紋章会長。

各題の特選・準特選者には、主税みずほさんが丹精こめて育てた「さくら草の苗」がプレゼントされた。
※欠席投句者、重複入賞者の場合は、順位を繰り下げて進呈。

みずほさん、ありがとうございました。




※上位入選と私の入選句のみ、下記に掲載。


【嘱目吟】 西岡 南風選

入選 後藤家は明治のロマン抱いたまま(みずほ)
入選 亡き母に見せたい菊の節句かな(まゆみ)
入選 寒天の抜け荷ひもじい子が育つ(九州男)
入選 特攻の遺品に滲む青い春(博)
入選 いにしえの暮らしに酔っている一人(えり)
入選 昨日はゴルフ今日吟行日々楽し(ヒデ子)
入選 展望台城主目線で見る景色(ちかよし)
入選 人力車大正乗せて嫁御のせ(幸風)
入選 日和城の昔を石が喋りだす(ほたか)
入選 武士達の吐息聞こえる城の跡(楽子)
入選 山も城も大地丸ごと秋になる(桂介)
入選 庚申塔吹き抜けてゆくもがり笛(淳子)
止句 高城の史跡見守る錦旗(まゆみ)
佳⑤ 暑い日に愚痴もこぼさぬお雛様(弘二)
佳④ ごっつどん往時を偲ぶ時の鷹(博)
佳③ 雛壇に御殿まりつく音がする(幸風)
佳② 排気ガス石敢塔が音をあげる(ほたか)
佳① 重陽へゆたかに招く秋の使者(みずほ)
準② 白壁にロマンを映す秋の風(紋章)
準① 秋風がはらりと撫でる「のちの雛」(なずな)
特選 雛店を男ものぞく茶の香り(紋章)
軸吟 観音瀬湖底に走る後藤船(南風)

※「嘱目吟」は、一人2句ずつ投句。
※次号の「川柳みやざき冬季号(168号)」には、嘱目吟の投句全作品を掲載。



※「課題吟」は、各選者ごとに約40句選出。

【光】 さわだまゆみ選
止句 耳もとに光るリングの浮気癖(紋章)
佳⑤ 悲しみに寄り添うように光蘚(なが月)
佳④ 傘寿なお光残している指輪(富山)
佳③ 線香花火に不戦の誓いさせる夏(さだお)
佳② 怒鳴っても優しく光る師の眼(彦猫)
佳① あの世への母の掟が光りだす(みずほ)
準② 後継者出来て光りが見えて来た(千枝)
準① 錆びた鍬使えば光る二度の春(博)
特選 弔辞から寡黙な父へ射す光(敬女)
軸吟 光るものはずして見舞う癌の友(まゆみ)


【捨てる】 高峰 桂介選
入選 世間体も涙も捨てる寡婦の道(まゆみ)
止句 脱皮した皮の捨て場に思案する(鈴女)
佳⑤ 捨てて来た過去がひょっこり顔を出す(楽子)
佳④ 動揺が広がる吐いた捨て台詞(楽子)
佳③ 見栄捨てて並ぶ先着二十名(よしひさ)
佳② 想い出のパジャマを捨てた熱帯夜(みずほ)
佳① 肩書きを捨てた名刺で再勝負(ちかよし)
準② 捨てられて優しい女になれました(照代)
準① 記憶を捨てて母は天使になっていく(二子)
特選 捨て石になって掴んだ今の地位(ちかよし)
軸吟 切り捨てた端数の方にあった運(桂介)


【マイナンバー】 江藤九州男選
入選 マイナンバー サイバーテロが狙ってる(まゆみ)
止句 マイナンバーに制御されてる影法師(照代)
佳⑤ 虚と実をマイナンバーが精査する(紋章)
佳④ マイナンバー私差し置きしゃしゃり出る(淳子)
佳③ マイナンバーの意味を知らないマウスたち(桂介)
佳② マイナンバー貰い人間遠くなる(照代)
佳① マイナンバー老いも若きも繋がれる(えり)
準② マイナンバー見えない首輪締め付ける(博)
準① マイナンバー命が軽くなる明日(まゆみ)
特選 マイナンバーだけを残した孤高の死(まゆみ)
軸吟 マイナンバー ロト6に賭けてみる(九州男)


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句会終了後、参加者全員で記念撮影。

皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。

来年の吟行会の場所は、まだ未定です。
宮崎県内でお薦めの場所があれば、紋章会長にご提案くださいね。



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~宮崎番傘川柳会からのお知らせ~

※10月は、定例句会がお休みです。

※10月9日(日)の「川南土の子番傘川柳大会」へ、ぜひご参加ください。詳細は下記。



◆第52回 川南土の子番傘川柳大会ご案内◆

とき/平成28年10月9日(日) 午前10時開場(出句〆切 11時30分)

ところ/ホテル竹乃屋(川南町トロントロン)

《課題と選者》 各2句
「誤解」 荒砂 和彦選
「夕日」 間瀬田紋章選
「出会い」 西岡 南風選
「ゴルフ」 藤井 英坊選
「長男」 岩崎 哲選

※事前郵送などによる欠席投句は拝辞。当日に呼名も含めて出会者が責任をもって投句したもののみ可。

会費/1500円(昼食込み)
※投句のみは、1000円。

懇親会/3500円(希望者のみ、大会終了後に同会場にて開催)


◇主催◇川南土の子番傘川柳会
◇後援◇川南町文化連盟


※宮崎組は、宮崎駅1階中央ベンチに、午前8時30分集合。(JR 宮崎駅 8時47分発)


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by ringo-utahime | 2016-09-11 22:34 | 川柳吟行会 | Comments(6)

≪吟行会レポート・№2≫


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明治33年頃に建設された商家で、国の有形文化財に登録されている「旧後藤家商家交流資料館」
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館長さんのお話を伺いながら、かるかんとお抹茶を美味しくいただいた。ごちそうさまでした。ありがとうございました。
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重陽の節句のお雛飾りが華やかだった。
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昔の蒸し器(セイロ)を利用した雛飾りもあった。



〈館長さんと一緒に、旧後藤家商家前で記念写真〉
※この時、何名か行方不明。さて、居ないのは誰でしょう?
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〔宮崎番傘9月吟行会③へ、つづく〕


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by ringo-utahime | 2016-09-11 19:36 | 川柳吟行会 | Comments(0)

≪吟行会レポート・№1≫


9月11日(日)、宮崎番傘川柳会恒例の吟行会を開催。
都城市・高城町

参加者23名。
♂10名……紋章、南風、桂介、九州男、博、幸風、博之、弘二、ちかよし、よしひさ
♀13名……ほたか、淳子、みずほ、ふさこ、二子、えり、楽子、鈴子、なずな、亭子、ヒデ子、ミナ子、まゆみ

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南風さん手作りの、ガイドブック。

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午前9時30分集合。
月山日和城跡に立つ「高城郷土資料館」は、愛知県の犬山城を模した3層の天守構造。

旧高城町内の歴史・民族資料が展示。
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展望室からは、都城市盆地、霧島連山などが、眺められる。
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〔宮崎番傘9月吟行会②へ、つづく〕


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by ringo-utahime | 2016-09-11 18:06 | 川柳吟行会 | Comments(2)


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〈馬事公苑の花時計の前〉
集合写真。総勢28名のはずが、数えてみたら何故か27名。お一人行方不明だったとは……。
上下2枚の写真で、ポーズの違う方が居られます。さて誰でしょう?
(^_^;)


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〈国富・風の会の皆さん〉
お世話になりました。ありがとうございました。白玉饅頭、ご馳走様でした。


吟行会の『嘱目吟』は、参加者のみ一人2句投句。短時間の即興で詠むので、とても難しいジャンルであることから、全句が披講された。

【嘱目吟】 西岡 南風選
口下手な有機野菜が先に売れ(のりとし )
天守から見た眺望しずか綾の町(凡童)
山城の武士〈もののふ〉りんと秋天に(みずほ)
記念館 赤いポストのお出迎え(美千)
地産地消 農家が笑う直売所(さだお)
花の散る桜並木で所在なし(弘二)
大将の争い今は風の中(弘二)
両の手で握手求める子ども猿(駿介)
久し振り自然の空気癒される(建一)
小学校むかし懐かしお下げ髪(せつこ)
六百年 城主無念の天守閣(博之)
天空の橋を背にして鮎くだる(房子)
カマキリと遊ぶ人いて吟行日(義山)
名高くて城そびえ立つ秋日和(富山)
花時計カンカン日照りで大弱り(放浪)
老いの足すべらぬように天守閣(弐恵娘)
歴史資料館 母のいた日思い出す(鈴女)
名刀を持ってマンショはローマへ(放浪)
なめらかな余生を刻む花時計(九州男)
いつ見ても割りと正確花時計(凡童)
国広銘ながらえ残る名刀へ(美千)
昭和展 生きた昔に巡り合う(駿介)
綾城趾 青葉の風がおもてなし(喜宏)
天守閣 殿胸のうち読めそうだ(建一)
花時計 時間告げてる花の色(巽)
貧農の苦難を残す古農機具(博之)
籠編みの背嚢 豪族の詩(ほたか)
天守閣のぼる階段紙一重(房子)
川柳の種がいっぱい綾の里(桂介)
いま競走馬むかし軍馬の里なのか(彦猫)
主の名次々変えた綾の城(まゆみ)
古道具老いの合点の花が咲く(弐恵娘)
国広が命をかけた破笠(まゆみ)※破笠は刀の銘
花時計 愛の町にも人を呼ぶ(富山)
国広の想い刃紋に光ってる(彦猫)
綾競馬夢見て走る菊花賞(のりとし)
国広の名刀を待つ世の乱れ(博)
売り切れの白玉だんご森の中(せつこ)
馬と騎手の阿吽の呼吸火を吹く鞭(喜宏)
花時計日向時間が好きらしい(さだお)
秀⑩ 珍品が昭和へ誘う父母の顔(義山)
秀⑨ 空気水みどりで回る花時計(博)
秀⑧ 花時計 体ふんわり青い空(みなみ)
秀⑦ 照葉の風につつまれ語る里(ほたか)
秀⑥ くるりんと綾を巡れば丸くなる(みずほ)
秀⑤ 旅人とすれ違う秋馬場の風(紋章)
秀④ 赤ポスト撫でると綾の噂する(幸風)
秀③ 繭玉の一途な恋を紡ぐ里(みなみ)
秀② 綾城の悲運伝える虫の声(巽)
秀① 國広の火花が見えてくる城趾(紋章)
準2 どの頁にも太陽がある綾の町(桂介)
準1 綾城に明治を詰めたランドセル(幸風)
特選 立たされてつくつく法師聴いている(九州男)
軸吟 子の思い背に軽く編むランドセル(選者)



※YouTube「宮崎番傘9月吟行会」で検索すると、スライドムービーがご覧いただけます。。スマホの無料アプリで製作した約3分の作品です。


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~宮崎番傘川柳会からのお知らせ~

※〈注意〉10月・11月の宮崎番傘川柳会・定例句会はありません。


10月11日(日)
『川南土の子番傘川柳大会』

★課題/「運命」「油断」「遅れ」「意外」「働く」各2句
★会場/川南町トロントロン「ホテル竹乃屋」
★時間/午前10時開場、11時30分出句〆切
★会費/1500円(投句料+昼食)
★大会終了後の懇親会は3500円(希望者のみ)
※宮崎からJRで参加する方は、宮崎駅に午前8時30分集合。


11月1日(日)
『薩摩川内こころの川柳大会』

★課題/「ブーム」「並ぶ」「玉」各2句。
★会場/入来文化ホール。
※宮崎から貸切りバスで参加。お問い合わせは、間瀬田紋章さんへ。


11月15日(日)
『延岡市文化祭川柳大会』

★課題/「自由吟」3句、当日参加者のみ時代吟「代官」2句
★会場/延岡市北小路・旬鮮工房「源太」
★時間/午前10時開場、11時30分出句〆切
★会費/1500円(投句料+昼食)
★大会終了後の懇親会は3500円(希望者のみ)
※欠席投句も受付。自由吟3句のみ。出句料1000円。〆切は11月8日必着。投句先は、〒880-0063 延岡市古川町360 加行大洋あて。


12月13日(日)13時~17時
『宮崎番傘川柳会12月句会』
★課題/「鐘」「レベル」「船宿(時代吟)」各3句以内
★自由吟/合評会用。(出席者は3句以内。※欠席投句者は1句まで)
★場所/西地区交流センター(勉強室)
★投句料/300円(※年会費7000円納入済みの宮崎番傘正会員は無料)



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by ringo-utahime | 2015-09-15 17:20 | 川柳吟行会 | Comments(8)

〈剣柄稲荷神社〉
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〈樹齢一千年の楠の大木〉
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〈句会会場〉
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12時から国富町の会議室で、昼食。
13時30分投句締め切り、14時から披講。
出席28名+欠席投句10名=合計38名。
各課題ごとに約40句を選出。

入選作を下記に紹介。
※ボイスレコーダーからの聞き取り筆記のため、表記の間違いもあり。


【面影】 主税みずほ選
たそがれて面影映す同窓会(房子)
記念碑に父の面影偲ぶ文字(巽)
気味悪い孫が突然する仕草(彦猫)
昔日の面影さがす囲炉裏ばた(鈴女)
再会に面影残る片えくぼ(弐恵娘)
DNA受け継いだ子の涼しい目(博之)
DNA孫の眉間に父を見る(紅雀)
あの頃の面影残る過疎の村(淳子)
ミシン踏む母の面影セピア色(敬女)
彼岸花 母の面影胸熱く(敏子)
日の丸弁当開けて昭和の顔になる(喜宏)
モンローの面影うつす君の腰(のりとし)
ピンボケの父母の面影たしかめる(弘二)
子の顔に我が面影を探す親(凡童)
飽きもせず君の面影抱くピアス(照代)
面影は小さき胸のセーラー服(公笑)
死ぬという母の悋気を止めた子ら(南風)
十六の面影もない厚化粧(のりとし)
面影は孫を通してよみがえり(公笑)
わくら葉に面影残し友の通夜(弐恵娘)
面影を原爆洞に残すだけ(鈴女)
面影と朝まで踊る風の盆(桂介)
母の面影まだ薄れない七年忌(大義)
面影を引きずり沈む昼の月(房子)
学友の面影石に名を残す(ほたか)
妻が逝き足跡たどる古都の秋(博)
初恋の人消した面影再稼働(凡童)
面影が気になる君が連れてる子(九州男)
面影が消えてしまった同窓会(さだお)
世話好きの母の影追う硯箱(まゆみ)
美人系だった面影とうに捨て(淳子)
初恋の面影のこるレントゲン(せつこ)
岩松に頑固な父の過去を見る(せつこ)
満月に面影慕う世もすがら(放浪)
佳5 道標いたずら童子が顔を出す(南風)
佳4 古民家へ馴染んだ昭和の面影(美千)
佳3 スクランブル面影を追う交差点(九州男)
佳2 負戦国の面影もない安保法(九州男)
佳1 面影にふと立ち止まる交差点(桂介)
準2 特攻の遺影に似たるあごの線(紋章)
準1 父さんの笑顔に会える橋に来る(紅雀)
特選 台地には拓いた父の風がふく(南風)
軸吟 ちちははの面影と居る自由席(選者)


【しぶしぶ】 江藤九州男選
悪口をいいつつ長い友でいる(敬女)
しぶしぶで承知したあと手が重い(鈴女)
しぶしぶがある日突然太鼓打つ(義山)
しぶしぶを使いこなすは年の功(美千)
シルバーのクラブに入る定年後(建一)
いっときの涙しぶしぶ騙される(南風)
しぶしぶと飲んでいたのにトラとなり(公笑)
なけなしをしぶしぶ貸したなみだ声(紅雀)
誕生日しぶしぶ歳をいただいた(淳子)
犬猿の仲でも合わす自分色(みずほ)
しぶしぶと八十路の坂へギアチェンジ(幸風)
しぶしぶと出掛けた処ある絆(房子)
過疎の村しぶしぶ猫が去ってゆく(喜宏)
しぶしぶと義理の見合いに山ひとつ(みなみ)
柵〈しがらみ〉に負けてしまった保証印(敬女)
犬元気しぶしぶ付いていく私(ほたか)
夜泣きする赤ちゃん時間抱き上げる(南風)
ラブシーン嬉しさ隠ししぶしぶと(敏子)
ライバルの出世祝いにする司会(のりとし)
ほろ酔いでしぶしぶ帰る妻のもと(せつこ)
しぶしぶと押した拇印に血が滲む(博)
座標軸しぶしぶ後を付いて来る(淳子)
借金を負わせぬための離婚印(まゆみ)
わくわくからしぶしぶになる七年目(照代)
やむを得ず就いた仕事で立志伝(弘二)
エンブレムしぶしぶ白紙お騒がせ(せつこ)
しぶしぶの振りして亭主午前様(ほたか)
敬老会しぶしぶ受ける祝い酒(照代)
しぶしぶと習った筆で飯を食う(大義)
しぶしぶと座る子どもの海の底(南風)
二次会へしぶしぶ付いてゆく月夜(紋章)
お下がりの宿命に泣く二女三女(せつこ)
しぶしぶと里の踊りの輪に溶ける(喜宏)
しぶしぶと予算削った競技場(彦猫)
佳5 しぶしぶと飼われているか金魚たち(義山)
佳4 思いやりシートに譲る朝のバス(敏子)
佳3 秋風の別れしぶしぶ裏話(弐恵娘)
佳2 輪に入れてもらうしぶしぶだとしても(紅雀)
佳1 万歳で送った母たちの銃後(まゆみ)
準2 しぶしぶの回り道にもバラが咲く(博)
準1 生きざまをしぶしぶ語るキリギリス(桂介)
特選 ロボットへしぶしぶと出す誓約書(のりとし)
軸吟 来てやった貰ってやったいい夫婦(選者)


【花】 さわだまゆみ選
乱れ咲く妻の供養の彼岸花(博)
復興の花首かざりフラダンス(建一)
藍染めの浴衣に里の花を見る(喜宏)
花束を貰って困る花粉症(敏子)
弔いの花が一輪それでいい(照代)
花いちもんめ遊ぶ昭和の影法師(淳子)
花のある女でいたい溶けるまで(みずほ)
花束に妬みも包〈くる〉みプレゼント(みなみ)
花吹雪マドンナの手も荒れていた(のりとし)
花の香にこころ乱れて蹴躓く(弘二)
枯れた花 ご先祖様に詫びをする(富山)
花束を親に預けてハネムーン(幸風)
カサブランカ恋も別れも香り立つ(敬女)
引き際の美学男も花を抱く(敬女)
花むしろ置いたまんまのかすり傷(みずほ)
フラワースタンド開店の日のおもてなし(紋章)
蝶よ花よと持て囃されて母となる(さだお)
一輪の花開かせる演出家(建一)
濡れた花おり重なって事故現場(紋章)
延命はしない椿の潔さ(敬女)
花のいのち長くなりすぎスクワット(せつこ)
終章で花を咲かせるメロドラマ(桂介)
匂いだけ濃密になる花の闇(南風)
愛憎の風と掴んだ黒いバラ(みずほ)
水中花注がれた愛に溺れそう(せつこ)
佳きことは花の栞で日記帳(弐恵娘)
遠足が来て公園の花大はしゃぎ(桂介)
ひまわりになれず独りのさんま焼く(照代)
ダンスホール花の香りの落とし穴(弘二)
花を摘む孫の横顔母に似る(敏子)
親の手を初めて離れ花電車(ほたか)
佳5 花丸を貰いに通う趣味の会(さだお)
佳4 イケメンを前に隠したバラの棘(喜宏)
佳3 楚々と咲く花一輪に鬼が棲む(のりとし)
佳2 残照に決断迫る崖の花(のりとし)
佳1 ひまわりは満開 地下の声を聴く(ほたか)
準2 月下美人いのちみじかし罪深し(みなみ)
準1 花束に感謝を言わせ子は嫁ぐ(幸風)
特選 リハビリの一歩へ届くバラの花(紋章)
軸吟 食べられる花のケーキのおもてなし(選者)


〔宮崎番傘9月吟行会③へ、つづく〕



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by ringo-utahime | 2015-09-15 12:56 | 川柳吟行会 | Comments(0)

9月13日(日)、宮崎番傘川柳会恒例の吟行会を開催。
午前9時、綾町の「ほんものセンター」駐車場に集合。

参加者28名。昨年は18名だったので、大幅に増加。
♂17名……紋章、南風、桂介、九州男、幸風、博、巽、さだお、博之、のりとし、喜宏、弘二、凡童、彦猫、義山、建一、放浪
♀11名……ほたか、みずほ、美千、みなみ、房子、せつこ、弐恵娘、鈴女、駿介、富山、まゆみ

乗用車7台に分乗して移動、ガイドは南風さん。


〈綾国際クラフトの城〉
綾町に育み伝えられてきた工芸品作りの歴史体験施設ち昭和61年にオープン。
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〈名刀 田中国広像〉
文武両道に秀れ、日本一の刀鍛冶といわれた田中国広は、綾の古屋が生誕の地。
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〈綾陽校記念館〉
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〈工芸館〉
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〈綾城〉
綾城のはじまりは、約680年前の元弘年間(1331~1334)足利尊氏の家臣の細川小四郎義門がこの地方に下向を命ぜられ、その子義遠は収納使として綾を領有し、綾に居館(山城)を構え、綾氏と称したころと考えられる。
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〈綾城天守閣からの眺望〉
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〈馬事公苑〉
綾町は、昔から競走馬・農耕馬の育成が盛んで、乗馬クラブもある。
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〈花時計〉
花いっぱい運動のシンボルで、直径28メートル。
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〔宮崎番傘9月吟行会②へ、つづく〕


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by ringo-utahime | 2015-09-15 10:55 | 川柳吟行会 | Comments(0)