入来わくわく番傘川柳会(石神紅雀会長)編集発行の「川柳つばさ6月号」を紹介。

e0322827_013479.jpg

表紙裏の〈お世話になっている方々〉には、佐賀番傘川柳会の真島清弘さん。
川柳を始めたのは、昭和40年頃。
▽自選作品3句
魔女悪女みなふくよかな乳房持つ
私には世界遺産のような母
戻りぶん食べて帰るか申告日



~近詠(自選)薫風集より~

財もなく子等は明るく生きている
(鹿児島/飫肥ちさ子)

一滴もこぼさぬように桃を剥く
(伊集院/上原しず香)

仲直りさせてくれたね通り雨
再会の約束交わし花は散る
(入来/勝田みどり)

影ふたつ夜更けのワルツ月照れる
(入来/河田すみれ)

思い出をゆっくりと切る爪を切る
故郷の手紙に海の独り言
(熊本/黒川 孤遊)

少しだけ緩めてくれたペンの縄
黙祷の為には行かぬ救助隊
(千葉/小園 逸郎)

さくら散る君の唇突き抜ける
陽炎は怒りそれとも嫉妬心
(入来/坂元しげき)

桜ほどもてはやされてみたいもの
(指宿/迫 竹馬)

笑いを売る人の真似してハヒフヘホ
(入来/田口いさ子)

花あらし心のもやをさらってく
(尼崎/辻 鈴音)

幸せを考えすぎる不幸せ
(慈眼寺/堂下モクレン)

身の丈に生きた証しを子が見せる
(川内/中野しず子)

ほっこりとわき出てこぬか幸せは
(東京/永田りりこ)

語源には嘘もあります日本人
(宮崎/西岡 南風)

性懲りもなく言い訳を探してる
満月をかじれば何か変わるかな
舐め合った傷が大きく深くなる
(入来/春田あけみ)

退院を待っていたよと草元気
(入来/平川とよ子)

道ならぬ恋も見ていた焼却炉
(鹿児島/平瀬 芙蓉)

胎動に母性と父性はしゃいでる
(宮崎/平田まりん)

何事もなかったように光る海
(入来/渕上みえ子)

図書室に栞をはさむやわらかさ
(千葉/深澤 忠利)

セシウムを知らず水鳥羽休め
(川内/外園ピアノ)

太鼓の音じっと出来ない祭り好き
(日置/前田 洋子)

ネクタイはいつもおんなじ屋台酒
身の丈を忘れたまんま自動ドア
(宮崎/間瀬田紋章)

死に顔を見せぬ猫には猫の意地
戒名の代わり色紙に句を一句
(鹿児島/松本 清展)

新茶のむふんわり命を包み込み
(二軒茶屋/安達ヒトミ)

雲に乗り二百年後を見てみたい
花冷えに枕を抱いて耳すます
(慈眼寺/ありはらようこ)

大空に北斎の波似せて画く
(入来/池頭 英子)

ふるさとの音を小さな耳に蒔く
やわらかに反発をする水たまり
あく巻きのあめ色に透けるふるさと
(入来/石神 紅雀)

剽軽な孫が微笑む五月晴れ
(出水/入木田一寸坊)

クタクタになって連休満ち足りる
(川内/石原 夢修)

絡む糸ゆっくり解いて飛ぶホタル
(入来/大園やす子)



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

[PR]
by ringo-utahime | 2015-05-31 21:15 | 川柳誌 | Comments(6)

『祝』川柳

e0322827_23473770.jpg


5月29日(金)、宮崎観光ホテル東館3階〈光耀の間〉にて「山口敦己さんの宮崎県文化賞受賞を祝う会」が開かれた。参加者は約150名。

静岡県出身の山口敦己さんは、一橋大学法学部卒業後、毎日新聞社に入社。初任地の宮崎で3年働き、1971年に宮崎市の出版印刷会社《鉱脈社》を立ち上げた。

2014年11月に県文化賞(文化功労部門)を受賞。

山口敦己さん、おめでとうございます!!


e0322827_21465159.jpg

e0322827_2147048.jpg

e0322827_04379.jpg

開会のことばは田中詮三さん(県詩の会会長)、発起人挨拶は渡辺綱纜さん(県芸術文化協会会長)、花束贈呈の後、乾杯の挨拶は三宅理一郎さん(宮崎日日新聞社特別顧問)。

ひとことスピーチは、南州和さん、薗田潤子さん、安田郁子さん、藤野ア子さん、泉房子さん、興梠マリアさん。

立食パーティ形式で、各々ビール・かっぽ酒・ワイン・ウイスキーなどを片手の歓談に盛り上がった。


*************


課題『祝』の川柳を集めてみた。

【祝】
祝い酒大工車を置いて去に(深尾 吉則)
前祝い妻も濡れ手で酌を受け(永石 珠子)
祝い酒冷やは断るマイペース(平井与三郎)
祝辞謝辞酒に近づく式次第(指方 重幸)
祝杯をかかげ味方を確かめる(上田 千路)
美辞麗句胸打つものがない祝辞(楠本 知由)
お祝辞を願う順序に並ばされ(松尾 馬奮)
構想を練った祝辞へ順が来ず(岸本 水府)
祝電の嵩に人脈生きている(板垣 真沙)
祝電にさえも個性を見せる人(阪口 愛舟)
祝電の似た同文は束を見せ(木幡 村雲)
祝電を打って出世の距離思う(前田 辰男)
胃の中に金箔が舞う祝い酒(阿部 功)
ユニークな祝詞メモする箸袋(長家 正見)
シャンデリア祝辞の嘘を聞いている(葛原 辰男)
引き受けた祝辞を家でリハーサル(中村八重子)
祝電を打ちまた負けたなと思う(三原永久志)
引退へ祝電打ってくる真意(横山 雨水)
祝杯の底に木馬が沈んでる(干野 秀哉)
だいこんの花が笑った叙勲の日(春口倭文子)
バンザイをしている側に今日はいる(沼沢 閑)
壇上でまだ聞き足りぬ美辞麗句(吉井 迷歩)
喜寿祝う鬼も仏も酔っている(林 勝義)
花暦きょう百歳を祝う春(小山田 緑)
偽装列島母が祝ったお赤飯(鶴羽芙美香)
血圧よ今日は騒ぐな祝い酒(大塚 一由)
五代目の兜を祝う過疎の風(東馬場美和子)
岬から岬へ嫁ぐ祝婚歌(猿田 寒坊)
大安の廊下に溜まる修飾語(松岡 葉路)
お祝辞に似合う三十度の会釈(小金沢綏子)
棒読みの祝辞トリックなどは無い(坂部紀久子)
ライバルの幸を祝福するゆとり(柴田 睦朗)
祝電が届く産院の枕もと(神保十三夜)
祝白寿無理に笑顔も入れて撮る(河野 隆童)
長老といわれて祝辞やらされる(棚谷ひろし)
ご祝辞を畳み代理の役が終え(長山 茂寿)
御祝儀する角度二度目の職で知り(伊藤 祥太)
シャンパンの祝砲に沸く孔雀の間(鈴木 章吾)
口下手の祝辞短く味がある(竹村広三郎)
叙勲され晩年飾る祝賀会(近藤 卯吉)
祝福をされる訃報も長寿村(中村 英福)
祝婚の準備調い天使待つ(越川 智彗)
遠近の銘酒あやかる傘寿祝(本多外茂治)
祝宴の百歳軍歌唄い切る(本城 惠美)
祝福に子らを見直す金屏風(藤原 黎子)
出直しを祝福してる空の青(西脇 海棠)
祝宴の音頭は裏で母がとる(松前 貞子)
奉祝へお応えになる二重橋(浅野 寿仙)
祝白寿神のご加護に生かされる(山崎ふとし)
ご馳走を前に祝辞がまだ続く(行成 貞昭)
去年と同じ祝辞でも気づかない(橋倉久美子)
エピソード拾い集めてきた祝辞(谷 あけみ)
祝杯にちょっと涙の味がする(吉岡 茂緒)
祝福と軽い嫉妬も贈ります(青鹿 一秋)
肩書きがあるから祝辞頼まれる(武内あきら)
悪友を名乗る祝辞のありがたさ(上畠俊一郎)
非難した顔もまじって祝賀会(相川 文子)
祝賀会のリボンで客の品定め(森川 岳勇)
民宿に何か祝いの餠がつき(杉野 睦朗)
支給日を祝日とする子だくさん(渡邉 隆志)
風雪に耐えた祝辞にある丸味(中後 清史)
祝宴の用意も出来ていた次点(井上 万歩)
祝辞読む一票用の顔で読む(大谷 章)
祝電へ四角張るだけ四角ばり(麻生 路郎)
祝電に馴れぬ親類向き直り(岸本 水府)
突然の御指名祝辞用意あり(岸本 水府)
はらはらとさせる祝辞の国訛(川上三太郎)
上棟へ無事故を願う祝い餅(福田仁兵衛)
祝い酒今日は五臓の許可がある(柳瀬 容子)
祝い膳鯛の尾っぽがぴんと跳ね(山口 ムツ)
お祝いに赤飯と酒いただいた(萩野 孝一)
子らと練る白寿の母の祝い膳(菅野満里子)
米寿祝子等に貰った感謝状(山家 しく)
子等の嫁手をとり合って古希祝(伊東 貞夫)
お祝の連鎖反応ならばよい(黒澤 正明)
そこそこに生きて敬老祝い膳(杉山太茂樹)
古稀記念句集を妻と祝う幸(保科 恒二)
気が差すが御祝と書く熨斗袋(久保田見乗)
孫からの誕生祝う服を着る(長田 良一)
一才の背に一升の祝い餅(長谷川秀峰)
金婚の二人を祝う孫曾孫(小林 初枝)
鯛焼いて自分を祝い紅を引く(朝日 歳子)
喜寿祝う我が人生の通過点(柳生 芳子)
西と東別れて祝うダイヤ婚(浮田 なを)
古来稀まで生かされた祝い膳(加藤 京子)
喜寿傘寿金婚祝う三つ巴(山田紀代美)
花が咲く芽が出る毎日を祝う(小寺竜之介)
喜寿祝う子らに夫が照れている(石原 歳子)
喜寿祝い連れ添う妻も丸い背な(木村 隆吉)
古稀祝い幼なじみと春の旅(榮田 貢)
吉報に酒だ祝いだ弾む我(長井 俊昭)
五年ごと節目節目として祝う(小林由多香)
白寿まで祝座布団いらないぞ(前田 孝亮)
甘口も辛口もよし祝い酒(小野真備雄)
長生きを祝う親子の笑いじわ(山足 妙子)
ボジョレーで金婚祝う今日の幸(山本 成男)
新宮の降誕にわく祝酒(小西 静子)
毒のあるさかなと祝う誕生日(門脇かずお)
ライバルを祝うワインが赤すぎる(斎藤 泰子)
許容量越して吉き日を祝う酒(宇高 端子)
ライバルを祝う拍手に音が無い(太田玉流川)
古稀達が恩師の傘寿祝う会(中山 雅城)
大安の朝に諭吉が家を出る(次根)
招待はないが祝電打っておく(准一)
金婚式転ばぬように手をつなぐ(保州)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

[PR]
by ringo-utahime | 2015-05-30 23:47 | 川柳(課題別) | Comments(0)

『紫陽花』川柳

5月20日に沖縄地方の梅雨入りが発表されたが、その他の地域では梅雨入りが遅れる予報らしい。
今年は空梅雨になるのだろうか?

梅雨の季節に、ひときわ鮮やかに映るのが「紫陽花(アジサイ)」。

行きつけの美容室で紫陽花の切り花が綺麗だったので、写真に撮らせてもらった。
アジサイは、大きく《ガクアジサイ、ホンアジサイ、ヤマアジサイ》に分類される。

e0322827_5382227.jpg

下の写真の白い方は「カシワバアジサイ」。葉の形が〈柏の葉〉みたいだからだそうだ。
e0322827_5384311.jpg

日本のアジサイは、50種類以上あるとか。
和名の由来は「集(あづ)まる」「真藍(さあい)」が変化したもの。「青い花が集まって咲いている」姿を表現した言葉だそうだ。

赤・青・紫・白と色づく部分は、実は花ではなく「ガク(萼)」。
アジサイが根を張る土が酸性だと青が濃くなり、アルカリ性だと赤が濃くなる。
植えた場所の土の中に混じっている成分(アルミニウム等々)によっても、さまざまに色が変わる。

アジサイの花言葉は「移り気」「浮気」ばかりが有名だが、まだ他にポジティブな花言葉もあり、ガクの色によっても異なる。
※青色………辛抱強い愛情
※桃色………元気な女性
※白色………気の迷い、寛容


紫陽花は、長崎・出島のオランダ商館医シーボルトのお気に入りの花だったらしい。運命の女性・楠本滝と出会い、娘イネをもうけながら、国外追放になったシーボルトは、大好きな紫陽花に愛する滝の名前から「オタクサ」と学名をつけて、ヨーロッパに紹介したという。
シーボルトと滝が再会を果たしたのは安政の開港の年で、実に三十年の歳月が流れていた。
5月下旬~6月中旬の「ながさき紫陽花まつり」では、市内各所(シーボルト記念館、出島、グラバー園など)に約4000株の紫陽花が設置されるらしい。

以前、飲食店で出された紫陽花の葉を食べた消費者が食中毒になる事件が何件かあった。
紫陽花には青酸配糖体による有毒成分が含まれているので、くれぐれも口にしないように!!


*************



課題『紫陽花』の川柳を集めてみた。


【紫陽花】
紫陽花は玄関番のように咲き(鈴木 竹川)
紫陽花のため息を聴く女寺(庄司登美子)
あじさいが思う自分の色がない(末次 長久)
あじさいの彩それぞれに嘘がない(富永紗智子)
紫陽花のほんね探れぬ七変化(萩谷喜久江)
廃坑の雨あじさいが濡れている(横尾 京子)
あじさいの雨は紫いろの恋(長谷川芙美女)
あじさいが好きで花ことばを忘れ(佐藤 良子)
紫陽花に眩しい雨が降りつづく(園田恵美子)
あじさいが咲き今日だけを考える(田口 麦彦)
あじさいに雨 わたくしに見舞客(島村美津子)
紫陽花は切なき花よ薄陽さす(姫乃 彩愛)
紫陽花もわたしも慈雨にほっとする(染山 朝子)
紫陽花の色に結論出ぬ別れ(荒新 悠子)
花あじさいは歌い乍ら咲いている(墨 作二郎)
あじさいの色増すごとに太る鬼(梅沢きく恵)
秘めた恋 紫陽花青く燃えている(渡辺千代子)
紫陽花に酔った男の財布痩せ(名嘉真宣儀)
あじさいの多弁を嫌うかたつむり(今村 正信)
アジサイをほめて朝顔ふくらます(海老名きち)
妻逝きて三歳紫陽花色冴える(遠藤しげる)
爽快に笑う六月のあじさい(倉橋 悦子)
実に成らぬ紫陽花なぜに彩変わる(野村太茂津)
紫陽花は雨に恋して七変化(小土手幸子)
紫陽花のような返事で世を泳ぐ(津田 昭子)
あじさい寺ついでに信心して帰る(山路伊三美)
あじさいの一途へ惚れる雨がえる(軍司百合江)
紫陽花の開花限定観光地(武田 正子)
あじさいもべんけい草も仮名でかく(森中恵美子)
あじさいのこころになって梅雨を待つ(平賀 隆子)
あじさいのしおれるように出る疲れ(杉森 節子)
あじさいの色に迷いが溶けてくる(敏子)
紫陽花も女も心読ませない(貴子)
七変化させる心の色模様(博司)
紫陽花を手折りあいつに送ります(学)
あじさいの風にうっかり返事する(咲子)
色めいてあなたの真似をしてみたい(心平)

※私の過去の句に「紫陽花も私も恋の雨を待つ」があるが、安易に一人称の「私」を使うのは好ましくないと反省し、後に推敲したのが下記の句。

紫陽花も煙草も恋の雨を待つ(さわだまゆみ)



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

[PR]
by ringo-utahime | 2015-05-28 05:36 | 川柳(課題別) | Comments(4)

『新聞』川柳

毎週水曜日の朝日新聞宮崎版で、詩人の本多寿さんの新しいエッセイが始まった。タイトルは「記憶の森から」。


e0322827_15565896.jpg

「記憶の森から」第一回を読まれたお客様から「本音を書かれているのは偉いですね」との感想メールが届いた。

〈ことなかれ主義〉が蔓延する世の中で、自分の考えをはっきり示す勇気を持つ人間は少ない。

これから毎週、詩人としても随筆家としても尊敬する本多寿さんの文章を目にできるのが、嬉しいし楽しみだ。


スマホやパソコンのインターネットで手軽にデジタルニュースが読める現代、新聞講読者は激減の一方のようだが、紙面でしか読むことのできない地方版や文芸欄の存在は実に貴重だと思う。



*************


課題『新聞』の川柳を集めてみた。


【新聞】
昨日まで新聞だった新聞紙(居谷真理子)
新聞配達礼をいう家はここ(岸本 水府)
新聞の折り目崩れぬ旬日喪(時実 新子)
新聞を被り仮眠の記者だまり(大場 可公)
充実を隅まで読んで職がない(平田 朝子)
新聞の日付け安心して包み(田口 麦彦)
新聞の見出し善意は小さい文字(佐藤 秀夫)
配達が代わり新聞ぬれている(瀬野 順子)
ぼくあてに党紙妻あて宗教紙(平井 青踏)
折状に来るか新聞ほりこまれ(藤田 和風)
細胞と呼ばれ新聞配る役(墨崎 洋介)
マインドコントロールされて一紙を五十年(岡 良三)
新聞配達三面記事が重すぎる(宮本 勝江)
玄関で読む朝刊のトップ記事(岡村 嵐舟)
腹の立つ新聞今日も読んでいる(高木 善賜)
新聞は斜めに読んで家を出る(板原 豊三)
天声人語わが意を得たり茶がうまい(大戸 江舟)
一番先に年齢を見る死亡記事(山口 卓)
コンビニの朝へニュースを買いにゆく(末永せき子)
引っ越した日から夕刊届く音(原 久美子)
生活のリズム狂わす休刊日(斉城 史朗)
ええ話やな新聞を離さない(岩井 澄子)
まっ白なしんぶんがきっと来る(西秋忠兵衛)
新聞は届けましたとバイク音(松田 義登)
新聞を開くあなたの照れかくし(末盛ひでみ)
台風の中新聞よありがとう(北城 よし)
新聞のカラー広告欄が占め(河井 正之)
朝起きて妻の寝息と新聞と(小沢 淳)
新聞をいくら待っても休刊日(佐々木 実)
新聞を止めて新聞紙に困り(黒川 捷)
資源ゴミ過去を束ねる新聞紙(鈴木 耀子)
新聞が濡れずに届く雨の朝(岡田 兎蒼)
新聞に軽い命が今日も又(郷 喜美子)
新聞は未来を行の間に書く(武山 博)
新聞でわが子の受賞確かめる(室田 隆司)
不確かな記憶をたどる古新聞(柳井 湛子)
新聞に冷めちゃいますよ蜆汁(篠田 輝政)
畳の上で余生に浸る新聞紙(味口 雲水)
二時間をかけて新聞見る余生(竹村 穏夫)
焼き芋を包む新聞斜め読み(本間美津子)
新聞で浮き世を覗く卒寿坂(松尾 美空)
留守らしい新聞受けが満腹だ(黒澤 正明)
缶ジュースほどの値で読む新聞紙(武田 正子)
広告もあって楽しい新聞紙(加藤 佳子)
新聞に許すと書いて尋ね人(設楽亜季浩)
真っ白い息で新聞届けられ(山本 勝)
半分は広告ですな新聞紙(臼井 二英)
新聞も読める明るいトイレット(新家 完司)
新聞の隅に小さく載る善行(国米きくゑ)
新聞紙に包む中身へありがとう(清水悠貴女)
新聞はあっちにおいて先ずチラシ(古川 艸子)
新聞を食べて受け売りして太る(寺内 久江)
新聞もテレビもなくて平和だな(太田 一徳)
新聞に知識新たな辞書がある(戸次 柳親)
新聞の黒枠うちの父の歳(吉田 光子)
腹を立てるために眼鏡と新聞と(岩井 三窓)
朝々と何処か狂った新聞紙(平賀 紅寿)
新聞の配達兄の後をつぎ(金沢伊佐保)
爪を切る重い音する新聞紙(篠原 北斗)
新聞で折っても鶴のよい姿(安武 仙涙)
ウメチカで会社を殺す壁新聞(横田 庄治)
小新聞の主筆にて候五ツ紋(麻生 路郎)
朝新聞を見たら友人が死んでいた(麻生 路郎)
新聞へ鋏は父の悪い癖(岸本 水府)
新聞社こんなしづかな室もあり(川上三太郎)
戦へる古新聞が目に刺さり(椙元 紋太)
新聞には手の平返す技がある(清)
新聞も沙羅も一日だけの花(茂代)
新聞記者のペンは媚びたりなどしない(俊正)
新聞の社説で判る社の気風(基輔)
復興を支えつづけるミニコミ紙(永筆)
新聞をよく読む妻が私設秘書(盛夫)



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

[PR]
by ringo-utahime | 2015-05-27 15:54 | 川柳(課題別) | Comments(2)

『自転車』川柳

愛用のオープンカーの前輪タイヤの空気がどうも抜けるので「パンクかな?」と思って、自宅近くの自転車店で見てもらったところ………パンクではなく、タイヤの中のチューブが数ヶ所ねじれていたらしい。「最初からねじれていたのかも」と言われたが、なんでそんなことになるのか不思議。ねじれを直してもらって、1000円。

e0322827_23425861.jpg

私の「マークⅡ」(密かなネーミング)は一万円以下の安物だが、タイヤやサドル等々あちこち交換して15年ほど乗っているので、私には愛着のあるママチャリ。見掛けがくたびれている分、盗まれる危険性も低いと思っている。

(^_^;)


《※注》
6月1日から自転車の道路交通法での扱いが変わる。スマホ、並行、手放し、信号無視、一時停止無視、イヤホン、傘差し、歩道通行、整備不良、酒酔い、無灯火………などは、すべてアウト!!
気をつけましょう!!


*************


課題『自転車』の川柳を集めてみた。

【自転車】
幻花一閃自転車は赤だったな(橘高 薫風)
そこまでの用事自転車ことづかり(松本 波郎)
子供用自転車ふたつ見てしまう(原井 典子)
街中に放置自転車黄砂降る(水野亜希子)
葱買って冬の自転車まえ屈み(西秋忠兵衛)
口笛の自転車が行く新学期(内山 シゲ)
自転車では来るなと酒も出るらしい(飯田 礼人)
自転車の父追い越してゆく車(中西三智子)
自転車なら少しぐらいと燗がつき(久保田以兆)
自転車を拾って来たと悪びれず(堂崎恒二郎)
自転車も定年がある坂の町(奈倉 楽甫)
自転車が瓦礫の町でたのもしい(吉田 文磨)
自転車のマナーを誰も教えない(青木 勇三)
自転車でスピード違反しています(黒岩 豊)
秋刀魚のように自転車群れる通学路(小林 利子)
ちょっとだけサドルを上げて春の風(前中 知栄)
ママチャリのサイクリングも乙なもの(長澤 昌三)
同着のゴール判定待つ長さ(山本 三郎)
寒風を切ってハミングツーリング(二宮 紫鳳)
少年のこぐ自転車のまっしぐら(宮本しず子)
新しい自転車春へ欲しくなる(早良 葉)
駅前の自転車マナー捨ててある(安永 理石)
自転車を漕いで白亜紀まで帰る(加藤 久子)
自転車に子供三人乗せた日も(村越 勇気)
自転車を漕いで若さを追いかける(平野あずま)
両足の着く自転車にする余生(五十嵐淳隆)
自転車に微妙な坂を教えられ(吉田きみ子)
伴走の自転車走者より疲れ(斎藤 和子)
自転車を走らせている線つなぐ(笠川 嘉一)
自転車にくらべて天馬乗りにくし(井上 一筒)
息子家族自転車距離のありがたさ(田浦 實)
自転車に羽根を生やして翔ける夢(平川 榮)
放置自転車罵り合うているモラル(中井 大八)
自転車の補助輪外す子の覚悟(津村いつお)
満月を自転車で追い逃げられる(神田 圭)
自転車でガソリン少し買いに行く(薬師神とし子)
自転車で荷と残照を積んで行く(高木 一男)
ガソリンの値上げ自転車磨き上げ(太田 逸雄)
図書館に病院自転車の範囲(奈倉 楽甫)
自転車でひと回りする島の医者(上野 楽生)
ガソリンと訣別自転車に慣れる(脇本 里思)
自転車と遊んでくれぬ都市の風(篠崎こまよ)
眠ってる自転車起こす原油高(三瀬芙美代)
自転車を買ってベンツと名を付ける(渡辺 倶康)
自転車をガソリン代で買ってくる(大城 俊文)
自転車とどきどき転びそうになる(森中恵美子)
自転車で走るぐらいの思いやり(森中恵美子)
自転車で昨日のことを捨てにゆく(森中恵美子)
自転車のペダルは約束を嫌う(森中恵美子)
ここに塾あり自転車が五六台(北川古葉庵)
自転車旅行などとワッペン気が強し(高田しかを)
自転車と巡査なんでもないはなし(野上 点人)
繁昌の図に自転車の客も描き(岸本 水府)
自転車屋時間を惜しむ笛を吹き(椙元 紋太)
自転車を肩に四五間草を降り(椙元 紋太)
瓶の音する自転車に追いこされ(椙元 紋太)
トラックをよける自転車草の中(椙元 紋太)
補助輪をはずした日からお兄ちゃん(幸雄)
自転車で来て自転車がじゃま さくら(孝子)
自転車を倒したままで沖にいる(恒雄)



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

[PR]
by ringo-utahime | 2015-05-26 20:28 | 川柳(課題別) | Comments(4)

『相撲』川柳

大相撲夏場所千秋楽の5月24日(日)、モンゴル出身の関脇・照ノ富士(23歳、伊勢ケ浜部屋)が12勝3敗で初優勝を飾り、大関昇進が確実となった。
支度部屋で、優勝が決まった瞬間「夢みたいだ」と呟いていたのが、なんとも可愛いかった。
〔下の写真はスポニチ新聞の一面〕

e0322827_2148164.jpg

近頃、相撲好き女子を「スー女(ジョ)」と呼ぶらしいが、私も少々「隠れスー女」かも知れない。

アマチュア相撲時代から密かに応援しているのが、今場所の序ノ口で全勝優勝を果たした宇良和輝(うら・かずき、22歳、木瀬部屋)だ。大阪府寝屋川市出身、関学大から初の角界入り。身長172㎝、体重113㎏。
レスリング体験を生かし独自のスタイルを確率した注目の小兵。この先、宇良の得意技「居反り」の出る日が楽しみだ。


*************


課題『相撲』の川柳を集めてみた。


【相撲】
砂かぶりごひいき力士落ちてくる(福富たけ雄)
カド番は千秋楽に勝つ不思議(小林 敬山)
背中にも表情がある勝ち力士(岩崎橋 三馬)
大阪はお寺の中で四股をふみ(斎藤 清幸)
草相撲運動靴で丸を書き(村田秀畝子)
素手で勝つ極意は一つ心技体(白水 貢)
静止画で緩んだ回し締められる(長崎 榮市)
モンゴルとハワイ闘う国技館(川野 筰靖)
胸貸して星を取られる恩返し(本田 信美)
相剋の悲哀にゆれる触れ太鼓(東川 俊江)
兄弟子に太刀を持たせる土俵入り(白井ひさ春)
番付の小文字が闘志掻きたてる(瀬戸 波紋)
断髪のとどめへ師匠腰を上げ(石井ひさ春)
さもあらん断髪式の一しずく(梶川雄次郎)
砂かぶり今日も来ている粋なひと(山崎寿々子)
黒星に酷なビデオの二度三度(波 つよ志)
胸のすくスピード角力観て幕に(林 瑞枝)
国産の綱がほしいと声しきり(大住 武吉)
名古屋場所桟敷のママの夏姿(中村ヤエノ)
八勝七敗運が一つの徳俵(槻田胞次郎)
ラマダンを守る力士のニッポン語(田中 章子)
倦きもせず柳と相撲とっている(新畑ひろし)
相撲なら触れ太鼓です杉の玉(風間 国治)
熱戦で巻き返しかけ相撲界(徳尾 勝)
取り直しして引き分けのない相撲(杉森 六義)
水入りの相撲久しく見ていない(牧野 紗絵)
淋しさも混じる相撲の多国籍(佐々木澄子)
相撲部屋国籍違う人が占め(森木喜代重)
君が代を相撲の歌と言った子も(渡辺 有一)
相撲なら五枚は上がる棒グラフ(村田ひろし)
台風と学者相撲にならなんだ(麻生 路郎)
泣き相撲抱っこの親の真剣さ(そのみ)
どっさりと塩をまいたが効いてない(保雄)
桝席の和服美人が気にかかる(風越)




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

[PR]
by ringo-utahime | 2015-05-25 21:42 | 川柳(課題別) | Comments(2)

『洗濯機』川柳

昨年10月2日、念願の「ドラム式電気洗濯乾燥機」を手に入れた。
全自動洗濯機が故障して2年ほど我慢をしたが、洗濯機のない不自由な生活からやっと解放された。

e0322827_18231567.jpg

ベランダが狭いので小型のタイプしか置けなかったが、コインランドリーに通わなくても済む暮らしは、本当に有難い。
梅雨入りも近いが、乾燥機付きなので、雨の日も苦にならない。
今や「ドラム式電気洗濯乾燥機」の進歩は著しい。
私が実感するその他のメリットを挙げてみる。
①水道、電気代が安い。
②音が静か。
③汚れ落ちが良い。
④衣類同士が絡みにくく、縮みにくい。
⑤タオル類も、ごわつかない。
⑥外干し不要の為、花粉症にも安心。


*************


課題『洗濯機』の川柳を集めてみた。


【洗濯機】
洗濯機の中で絆がからみ合う(神沢さだ代)
洗濯機憂さを一気に放り込む(太田 一徳)
晴マーク フル回転の洗濯機(小川 幸子)
平凡な幸せ洗濯機が響く(今井 奎子)
マンガ読む横で洗濯機は回り(河井 正之)
洗濯機回して終わりなきドラマ(南野 敦子)
洗濯機わけへだてせず回るだけ(高橋スミエ)
洗濯機ついでといってぬがされる(冨士野鞍馬)
湿っぽい話 洗濯機へ入れる(小倉 利江)
泥まみれよっしゃよっしゃと洗濯機(古谷龍太郎)
家中の元気が回る洗濯機(真島美智子)
梅雨晴れ間 勢いづいた洗濯機(米原 雪子)
五月晴れ陽気に唄う洗濯機(市原冨士子)
純白な画布へ多忙な洗濯機(岡部 美雄)
昼時のゆっくり回る洗濯機(小林寿真子)
洗濯機こぶしも回る今日は晴れ(土屋 東子)
洗濯機家中まぜて廻り出し(青木 沢江)
洗濯機に勝る愛など見当らず(小島 百惠)
親子孫仲よく絡む洗濯機(三宅ゆり子)
かきまぜておれば事足る洗濯機(楠山 東石子)
洗濯機ポッケの紙は牡丹雪(近末 夕子)
捨てないでくれと洗濯機が回る(楠 武久)
毎日が幸せ洗濯機回る(兵頭ひかり)
洗濯機の中へ誰でも入れます(佐藤みさ子)
洗濯機あなたとわたしの絡み合い(山本とし子)
ストレスもじゃぶじゃぶ洗う洗濯機(鎌田 了子)
いつまでも介護が回る洗濯機(岡田 篤)
家族みな掻き回してる洗濯機(正路)



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

[PR]
by ringo-utahime | 2015-05-24 18:04 | 川柳(課題別) | Comments(9)

『ネズミ』川柳

私の生まれた1959年4月に中編小説として発表され翌年〈ヒューゴー賞〉を受章。その翌年に長編小説として改作され〈ネビュラ賞〉を受章したのが、ダニエル・キイス(米)の小説『アルジャーノンに花束を』だ。
キイスは、昨年2014年6月15日、85歳で亡くなった。

e0322827_23284359.jpg

《ストーリーを少しだけ》
動物実験で対象となったネズミのアルジャーノンが驚くべき記憶・思考力を発揮したのを受けて、臨床試験の被験者第1号に知的障害を持つ青年チャーリーが選ばれ、開発されたばかりの脳手術を受ける。68だったIQが185までに達し天才に変貌したチャーリーが、愛と喜び、憎しみと孤独などの感情を通して知る人の心の真実とは何か………。

SFとして発表された小説だが、現代では、まんざら不可能な夢物語ではない気もする。
56年経っても、古さを感じさせない不朽の名作だ。

映画化は過去3回(1968年米、2000年加、2006年仏)されているが、私が見たのは、2000年のカナダ映画。

日本のテレビドラマ化は、2回。
2002年版は、ユースケ・サンタマリア主演、岡田惠和脚本、関西テレビとMMJで制作。
現在放送中の2015年版(4~6月放送)は、山下智久主演、野島伸司脚本監修、TBS制作。主題歌は、懐かしいベット・ミドラーの名曲「ローズ」。個人的には、主演の白鳥咲人役の山Pより、柳川隆一役の窪田正孝(7月~日本テレビ系放送のドラマ「デスノート」の主演、夜神 月役なのが楽しみ)が好きだ。ちなみに、檜山康介役の工藤阿須加は、福岡ソフトバンクホークス工藤公康監督の長男。


*************


「アルジャーノンに花束を」のアルジャーノンは白ハツカネズミなので、
課題『ネズミ』の川柳を集めてみた。


【ネズミ】
独楽ねずみ牛になりたいなと思う(浜口 豊子)
古々米が蔵の鼠に値踏みされ(成田 孤舟)
ねずみなど追わない猫の丸い顔(井出 秀夫)
飽食の猫は鼠に追いつけず(斎藤ひさし)
犬鼠人まで巣くうゴミ屋敷(下村 俊夫)
あと何年生きると人になるネズミ(高橋由美子)
一匹のねずみに夜半の立ち回り(酒井 せん)
飽食のねずみが穴を遠回り(林 柳泉)
走るしか生きる術ないこまねずみ(深澤千恵子)
ノラ猫がネズミの声をくわえゆく(東 千代枝)
鼠捕らぬ猫マウスと戯れる(浜崎 久志)
因習に埋もれて空はネズミ色(石橋 芳山)
元締がほくそ笑んでるネズミ講(平井大史郎)
パソコンの鼠に都追い出され(藤ノ木辰三郎)
ワタシ猫ねずみを捕っていいですか(土屋 一紀)
しばらくは鴨を太らすネズミ講(荒巻 睦)
屋根裏のねずみもシックハウス症(谷 ひかる)
こまねずみの性でせっせと輪を回す(井垣 和子)
年金の未来に欲しいねずみ算(松田 順久)
鼠から儲け話を誘われる(安芸田泰子)
一年の早さねずみとおつきあい(森中恵美子)
独楽ねずみ行進曲に乗せられる(記崎 栄昇)

*************

《おまけの写真》
①Facebookで見つけたお気に入りの猫の写真。
e0322827_1255770.jpg

②18日(月)に活けた西洋百合の「タランゴ」は、開くと大輪で豪華。
e0322827_126441.jpg



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

[PR]
by ringo-utahime | 2015-05-23 23:23 | 川柳(課題別) | Comments(8)

『花言葉』川柳

今週の『りんごの詩』の花は、オリエンタル百合の「タランゴ」と「カンパニュラ」。ピンクで統一。

e0322827_18311925.jpg


《カンパニュラとギリシア神話》
美しいニュンペー(ギリシア神話に登場する精霊や下級女神)のカンパニュールは、オリンポスの果樹園の番人をしていた。ある日、兵士が果樹園に侵入した。カンパニュールは銀の鈴を鳴らし助けを呼ぶが、兵士に命を奪われてしまう。その死を悼んだ花の女神フローラが、カンパニュールを鐘の形にしたカンパニュラの花に変えたとされている。

e0322827_18312156.jpg


カンパニュラ(ラテン名)は、キキョウ科ホタルブクロ属、主として地中海沿岸地方に原産する植物から改良された観賞用植物の総称。
花色は、青紫・藤色・ピンク・白などがある。
標準和名は「フウリンソウ」。園芸上は「ツリガネソウ」。
花言葉は「感謝」「誠実」「節操」。


***************


課題『花言葉』の川柳を集めてみた。

【花言葉】
そうだったのか若き日の花言葉(渡邊 蓮夫)
花言葉忘恩もある不死もある(橘高 薫風)
温室で咲いて忘れた花言葉(鈴木柳太郎)
花言葉聞いてその花好きになり(巻田 玉枝)
花ことば インターネットで空を飛び(水口 風佳)
花言葉知ってくれない好きな人(庄司登美子)
花言葉えらんで春の種子を買う(森原 鈴香)
旅立ちを飾る小さな花言葉(中 博司)
花言葉大事に種を蒔いてます(盛本 季代)
コスモスがしなやかに笑む花ことば(布施 ちえ)
花言葉らしく生きたい余命の灯(加藤喜代子)
花ことば信じて今朝の靴みがく(跡地けんじ)
花になる人ぴったりの花言葉(塩見 草映)
偽りの愛もあるなと花言葉(塩見 草映)
花ことば知って蕾が開かない(村上 俊一)
花ことば通して知った人の愛(比嘉英律子)
風花の誰も知らない花言葉(赤井 花城)
花言葉花から見ればお節介(高橋 敬三)
迷いから覚めるある日の花言葉(渋川 渓舟)
贈られてとても気になる花言葉(沢田 正司)
知ってれば君を射止めた花言葉(福井 啓二)
ど忘れの中より探す花言葉(村野 文一)
言い足りぬことを委ねる花言葉(伊津野善子)
花言葉うのみにしないアイライン(さわだまゆみ)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

[PR]
by ringo-utahime | 2015-05-19 17:49 | 川柳(課題別) | Comments(2)

『会議』川柳

5月15日(金)午後1時15分~3時30分、宮崎市民プラザ(4階)学習室にて、8月開催の宮崎県現代川柳大会の為の「実行委員会」が開かれた。11名参加。

e0322827_1923530.jpg

※今年の「第4回 宮崎県現代川柳大会」は、大会会場、懇親会会場ともに一新されましたので、ご注意ください。
県内外を問わず、皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。

e0322827_0201197.jpg

『第4回 宮崎県現代川柳大会』ご案内

★日時/平成27年8月23日(日) 10時開場(11時30分投句締め切り)

★場所/宮日会館・大会議室(10階) 宮崎市高千穂通1丁目1-33

★投句料/1000円(昼食は各自)

★課題選者(各2句ずつ、欠席投句は拝辞)
「四角」 古谷龍太郎(福岡)江藤九州男(宮崎)共選
「使う」 渡辺幸士(熊本)西岡南風(宮崎)共選
「暑い」 間瀬田紋章(宮崎)
「ばたばた」 荒砂和彦(延岡)


《懇親会》参加希望者のみ、大会終了後4時40分頃~。
★会費/4000円
★会場/「ラ・ディッシュ」(中央郵便局隣カリーノ地下1階)


〔問合せ先〕
間瀬田紋章 0985-52-5236
藤井 英坊 0985-78-0077



*************


課題『会議』の川柳を集めてみた。


【会議】
アンパイヤばかりで会議進まない(相島毅一郎)
燗をする都合で会議繰り上げる(井関 清人)
テーブルの広さ話がまとまらず(深堀 正平)
隅っこで中立という大あくび(北沢 尚子)
賛成と言えばみんなに振り向かれ(鵜飼 蟻朗)
死火山がくすぶりだして会議遅々(伊藤たけお)
巨頭会議本音かくした顔揃う(大西誠以知)
論争のどちらも出世遠い人(亀山 恭太)
利口者ばかりで質疑ぼけて来る(山根 八郎)
しまいまで理路整然として吃る(榎本 聰夢)
正直な人で会議をかき回す(平田 耕一)
形式を踏む採決がだれてくる(森本 里陽)
原案のこれから骨を抜く会議(上田 佳風)
踊らない会議が踊る永田町(太秦 三猿)
フレッシュな脳が会議をリードする(鈴木 達夫)
あっさりと名ばかり会議仕切られる(中澤 巌)
議事録を取らぬ会議が踊り出す(萩原 邦人)
本音建前紆余曲折で会議咲く(加藤テル子)
会議場紅一点の声響き(佐野 越子)
ピエロが一人家族会議の輪の中に(軸見 呑舟)
生まじめな意見会議をわやにする(橋川 卓郎)
居酒屋は女子の第二会議室(三塩 不二子)
会議室よりもひらめく喫煙所(岩本 曙蝶)
本音出てやっと会議が動き出す(西 義一郎)
インターネットで目下井戸端会議中(堀 悠児)
会議中頷かぬ奴チェックする(永野 卯吉)
骨抜きになって会議は酒にする(松尾 馬奮)


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

[PR]
by ringo-utahime | 2015-05-15 17:58 | 川柳(課題別) | Comments(0)