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りんご詩姫のブログ(新)

『風邪』川柳

1月19日(火)朝方に風邪の症状。
のどが痛いので、近くの個人病院で風邪薬を処方してもらった。
服用するも、眠くなって困る。

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すぐに治ると思っていたが、のどの痛みに鼻水・鼻づまりが加わり、体調不良が続く。

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風邪に効くからと、柳友のMさんから「りんご黒酢」が送られてきた。
ありがとうございました。

10日が過ぎて、ようやく体調がマシになってきた。やれやれ。


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課題『風邪』の川柳を集めてみた。

【風邪】
税理士は風邪も引けない申告期(小野登与路)
風邪に寝た時が女の骨休み(田原 藤太)
風邪ぎみの声敏感に受けとめる(池崎 清子)
風邪なんぞサウナで抜いてくる若さ(黒田 茂代)
大好きな人から貰う春の風邪(柏原幻四郎)
責任の二字が春風邪こじらせる(佐伯みどり)
くしゃみ三ツやっぱり風邪をうつされた(箱木八重野)
春風邪を殺し文句にうつされる(松本 藍)
軽くみた風邪もおんなも手古摺らせ(原田 順子)
いいことが重なって風邪ひいている(中嶋ひろむ)
風邪ひいただけでいくじのない独り(藤井 とよ)
しんがりの風邪をまとめて母が引き(吉永 亜弓)
玉子酒飲めば明日はなおる風邪(福家珍男子)
中庸を通しときどき風邪を引く(宮本めぐみ)
風邪の家族に石焼芋の笛が鳴る(田口 麦彦)
引きかけの風邪に夫婦で玉子酒(斎藤 弘美)
オレオレに風邪を治せと諭す母(遠藤香代子)
風邪引かぬようにと電話からも咳(五十嵐 修)
気が乗らぬ会議は風邪のせいにする(鈴木 公弘)
いんぎんに風邪持ち来たる見舞客(戸崎 正雄)
草臥の病名も無く風邪と書く(能見 慶一)
シャネル五番だけだと風邪をひきますよ(工藤 青夏)
乱気流ナンバー2が風邪らしい(山倉 洋子)
叱られた薄着やっぱり風邪を引き(竹本瓢太郎)
もう少し眠ればきっと治る風邪(香田 裕子)
保護色を脱いだら風邪をひきました(近藤 魁風)
一人寝は寒い淋しい風邪をひく(陽子)
風邪声の弔辞と知らず泣かされる(岳文)
風邪で混む医者より妻の玉子酒(コスエ)
熱燗で嗽欠かさぬ風邪知らず(杉谷 和雄)
アメリカが風邪引き世界暴風雨(佐藤 睦子)
アメリカの風邪で世界も不況風(酒田うめの)
アメリカの風邪には出さぬ処方箋(中村 篁)
あるドラマ女に風邪ぐすりを渡す(森中恵美子)
家中がひとつになった猫の風邪(山村 恵子)
移しても治らぬ風邪に八つ当たり(小曽根光秀)
栄養をとって風邪から逃げている(西澤千鶴子)
男ならとっくに休むママの風邪(田中 年寿)
お水とり父は毎年風邪をひく(門脇 信男)
お休みと神の配慮か風邪薬(常石 麗子)
恩人の葬儀で風邪をひいてくる(森西 鳥)
風邪気味の女の本音聞いている(森中恵美子)
風邪ぎみの声敏感に受けとめる(池崎 清子)
風邪ぐすりぐらいと生きて見せましょう(森中恵美子)
風邪薬こっそり飲んで米をとぎ(早良 葉)
風邪ぐすり飲むために食う独りめし(森中恵美子)
風邪ぐすり母のことばを思い出す(森中恵美子)
風邪ごこち母は寝て寝て寝て直し(岸本 水府)
風邪すこし男の肩に置いてくる(森中恵美子)
風邪の子が今日は母さんひとり占め(服部 和大)
風邪の熱そんなんじゃない恋やつれ(米本 素光)
風邪流行さすがに寝込む鬼の妻(伊東公道子)
風邪ひいて学者いよいよジジむさし(麻生 路郎)
風邪ひかぬこれも実力受験生(嶋本慶之介)
風邪ひきそうに整理した書斎(博多 成光)
風邪ひきと寝て一日を充電す(田島 暢子)
風邪引きへ垣根を越えて来たうどん(庄村ますみ)
風邪ひくな老いを労る詫びもある(美甘 広文)
風邪拾う予防注射をしてたのに(河合 守)
風邪をつつむ淋しきものも包むのか(森中恵美子)
かばい合う老いには風邪も遠く居る(吉川 英二)
紙風船欲しくて飲んだ風邪薬(滋野百合子)
ガセネタに振り廻されて風邪を引く(本間 隆市)
癌越えた命を風邪に狙われる(上垣内利凡)
狂言のテロで経済風邪を引き(塚本せつ子)
経済の風邪アメリカでうつされる(関本 秀雄)
恋という不思議な風邪をひきました(大橋 政良)
ことわざに逆らうように風邪をひく(山田 茂夫)
断りの理由どおりに風邪を引き(植木 葉子)
盛り場も風邪引きそうな人の数(倉橋 悦子)
策として男に渡す風邪ぐすり(森中恵美子)
淋しさの電話互ひに風邪をひき(椙元 紋太)
散髪をすると必ず風邪をひく(西山春日子)
正月は風邪もひくなと休診日(久保田 進)
小商人ストより怖い妻の風邪(十鳥 戦兵)
新型の風邪にも効いた卵酒(武藤 良夫)
好きな人から風邪をもらって十二月(永礼 愛介)
西高東低人間さまは風邪をひく(野田 和美)
星条旗ゆれて日本風邪を引く(城後 朱美)
先妻は風邪をひかさぬ神頼み(麻生 路郎)
底冷えの情報信じ風邪をひく(むらた みわ)
旅立たすはがきに風邪がつきまとう(森中恵美子)
駄句百句生まれる風邪の治りがけ(高瀬 霜石)
チューリップきっと首から風邪をひく(小野 しま)
一寸来て月ヶ瀬風邪をひくところ(麻生 路郎)
追伸で風邪をひくなと過疎の母(佐藤 点加)
妻が風邪存在価値を見直した(伊黒 敬雄)
妻の風邪労って履く朝の靴(後藤 凡人)
妻の風邪敵を愛せとおかゆ炊く(岡田 徹也)
妻は風邪母のレシピで粥を煮る(大場 孔晶)
どうしたの風邪にやさしく電話くる(後藤や江子)
仲よくて風邪がなかなか治らない(雨森 茂喜)
長生きへ風邪はひけない転べない(中村 五豆)
のんでからもう一度読む風邪薬(川上三太郎)
旗色を鮮明にして風邪を引く(木下 草風)
鼻風邪の下戸に勧めた卵酒(平岡 正躬)
花便り待てずウグイス風邪をひく(布佐 和子)
花冷えの遠いひとも風邪らしい(森中恵美子)
母の風邪この子ほんとはやさしいんだ(永関 馨)
春雨に素直に濡れて風邪をひく(高木かおる)
春の風邪往生際が悪すぎる(中島 かよ)
パリが好き土産の風邪もトレビアン(池田 道明)
向日葵の果てを見ている夏の風邪(森中恵美子)
百歳に風邪は幽霊より怖い(吉岡 龍城)
冬野菜どっさり入れて風邪予防(大田 まり)
物価高財布の風邪がなおらない(藤代 操)
孫の風邪好かれる順にみな移り(中川 晴海)
まだ若い気持ちを風邪がおびやかす(中野ふみ子)
油断した心に風邪が上がり込む(脇坂多佳子)
ライバルのクシャミは風邪かお大事に(犬飼有美子)
ライバルも注射うってる風邪ひくな(伊藤 玲子)
裸婦像は風邪も引かずに雪の中(菊田差知子)
流行の先端をゆく風邪を引き(北野 哲男)
ロボットが風邪をひいたのですかしこ(北山まみどり)
喧嘩してケータイ電話風邪をひく(さわだまゆみ)


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by ringo-utahime | 2016-01-30 18:26 | 川柳(課題別) | Comments(4)

宮崎番傘新年句会

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1月17日(日)、ホテル浜荘にて「宮崎番傘新年句会」を開催。

主税みずほさんの川柳句集「さくら草」発刊、中武 弓さんの第1回番傘賞受賞と新同人のお祝いを兼ねて。

弓さんは体調不良のためご欠席。残念。

出席33名+欠席投句10名=合計43名。

私の入選句と上位入選句を下記に紹介。ボイスレコーダーから拾ったので、漢字等の間違いはご容赦のほど。

【印象吟】 肥田木聞明選
入選 魑魅魍魎 徘徊しだす二十四時(まゆみ)
佳3 フラッシュを忘れて撮った駄作です(弐恵娘)
佳2 ISの根城となった闇社会(さだお)
佳1 たそがれの思考回路に灯が点る(舜吉)
準特 雨宿り ところどころに秘密基地(のりとし)
特選 真四角の夜にひとすじ道しるべ(賀邁)
軸吟 マハラジャは夢のまた夢雨そぼろ(選者)

【装う】 主税みずほ選
入選 円満な夫婦よそおう授賞式(まゆみ)
佳5 真相です何でもできる安保法(彦猫)
佳4 白か黒 決めたい時の勝負服(えり)
佳3 ふるさとを装う道の駅の顔(和彦)
佳2 勝負服決めて再起の初詣(敬女)
佳1 全方位装う首相のお膝元(南風)
準2 友好の仮面を被る中華主義(舜吉)
準1 装飾を嫌う私は深海魚(紋章)
特選 隅っこで無欲装うコップ酒(桂介)
軸吟 偽装したハイカラさんで咲いている(選者)

【昭和】 吉井 楼太選
入選 リンゴの唄 母を昭和に引きもどす(まゆみ)
佳5 平成の飽食なげく昭和の日(弘二)
佳4 八紘一宇 昭和を向いて立っている(さだお)
佳3 大根と芋 昭和史のど根性(紋章)
佳2 万歳をできぬ丸太がいた昭和(弐恵娘)
佳1 刺のない薔薇抱いていたバブルの子(南風)
準2 昭和史に汚点残した少女像(賀邁)
準1 ポケットがいつも汚れていた昭和(紋章)
特選 昭和史のど真ん中には父母の杭(敬女)
軸吟 遠ざかる昭和つっかい棒が癒え(選者)

【真夜中】 七條 美千選
佳5 真夜中に沈黙の恋羽化をする(敬女)
佳4 真夜中の月も凍っている独り(紅雀)
佳3 安保法おもちゃの兵隊歩く夜(ほたか)
佳2 真夜中へそっと始めた再稼働(みずほ)
佳1 真夜中に寂しさだけが立ちあがる(聞明)
準2 真夜中を過ぎて和解に漕ぎつける(紋章)
準1 ボサノバのリズムで蝶になる夜更け(まゆみ)
特選 本当の自分に会えるのは深夜(敬女)
軸吟 真夜中の扉を開く魔女の爪(選者)

【自由吟】 さわだまゆみ選
佳5 煽られて運気を試す登り猿(弐恵娘)
佳4 自分史を飾ろうとするキーボード(紋章)
佳3 太陽の大きく見える誕生日(巽)
佳2 たまに来る嫁とハグする平和主義(弐恵娘)
佳1 笑いあう姉妹の窓は曇らない(ほたか)
準2 沸騰に時間が掛かる定年後(紋章)
準1 花束に仕掛けた恋の鈴が鳴る(のりとし)
特選 泣くもんか激動生きた自負がある(敬女)
軸吟 一月の風へ命が透きとおる(選者)

《総合成績》
1位 紋章(11点)
2位 敬女(10点)
3位 聞明(10点)
4位 のりとし(9点)
5位 さだお(9点)


句会終了後の新年宴会には、24名参加。
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今年も、着物の帯は私の好きな「文庫結び」で。

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二次会を少人数で「りんごの詩」にて。

皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました。


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by ringo-utahime | 2016-01-18 16:20 | 川柳句会 | Comments(0)

『寒い』川柳②

お気に入りの暖房具に「カセットガスストーブ」がある。
カセットガスボンベ専用のストーブ。小さくて持ち運び簡単で、暖かい。
非常時も重宝する。

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ちなみに、最近はガスボンベのファンヒータータイプも出ているらしい。


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課題『寒い』の川柳、第2弾を紹介。


【寒い】
愛猫が病んで一人の寒い部屋(廣島 英一)
暑い寒いとぼやきつつ老いるのか(堀ノ内静雄)
暑い寒い人間だけが不足言う(井上とくえ)
後の祭り改憲増税寒い朝(広畑こうじ)
安定剤が寒い畳をころがって(森中恵美子)
うそ寒い闇へ船出をする日本(澤藤 善穂)
オー寒いババーも猫も丸くなる(古屋 風柳)
おだやかに生きたし寒い絵を捨てる(渡辺 芳子)
思ひ出に寒い景色はなかりけり(前田 雀郎)
介護の手待つ人占める寒い町(椛本 愛子)
回廊を渡ると寒い過去が見え(森中恵美子)
掛軸が素直に垂れて寒いこと(麻生 路郎)
風穴を開けたら寒い風も来る(牧野 芳光)
鴉ひよこりひよつこり寒いなあ日本海(川上三太郎)
机上論並木を切ってから寒い(小林信二郎)
客待ちの駱駝不況の背が寒い(岸本 宏章)
切れやすい心育てた世が寒い(山田 芳)
ギロチンの寒い話とワインは赤(森中恵美子)
クローン人間の孵卵器沸騰する寒い(宮本彩太郎)
クロマグロ並んで寒い話聞く(森中恵美子)
芸人の器を叩く寒いギャラ(菱木 誠)
原稿紙が寒い本音を吐かぬまま(森中恵美子)
後期高齢夜空と寒い話する(加藤友三郎)
心まで寒い小銭のなる夜道(竹村順一郎)
ごちゃごちゃと混ざって寒い首都の風(安田 直枝)
寒い朝小猫を抱いて暖をとる(佐々木 実)
寒い朝マンネリに打つ五寸釘(松田 重信)
寒い風ひとりを降ろす無人駅(丸山 一之)
寒いから心揺さぶる嘘に泣く(田村 貴司)
寒いから酒も男もつづけよう(森中恵美子)
寒い時寒く商人ほっとする(相良 渉)
寒いなあ仰山食べてはよ寝よな(小林 勝一)
寒いなと思う大根抜いた穴(敷田 無煙)
寒いなと断って食ふうどんかけ(前田 雀郎)
寒いニュースが目抜き通りを占めている(藤川 美和)
寒いのが好き水仙と蟹ツアー(森中恵美子)
寒いので君の体へ移住する(片野 晃一)
寒いはなしだ練炭の使い方(森中恵美子)
寒い日の影が猫背でついてくる(高橋 きみ)
寒い日はトイレに坐りほっとする(小松くみ子)
寒い日を温めてくれたのは他人(小島 寿子)
寒い道ふり返るとき名を惜しむ(森中恵美子)
寒い世だ人間削る音がする(椛本 愛子)
寒い夜御馳走よりも風呂がいい(堀川 幸子)
寒い世は母が添い寝の暖かさ(境 きよし)
霜柱踏んでストレス寒い朝(かぎそ せいぞう)
週刊誌も女の金銀も寒い(森中恵美子)
自由とはこんなに寒い無人駅(高橋 双葉)
水仙は寒いも言わず咲いてくれ(河内 月子)
狭くても一人欠けると寒い部屋(高橋久美子)
そんなに寒いかと腹カイロが笑う(中野 健吾)
只一人寒い気持のバスの隅(椙元 紋太)
他人の靴はいた女の語が寒い(神谷 幸恵)
試し斬り藁人形の背も寒い(石田 酎)
だとしても寒い大部屋ではないか(ふじむら みどり)
茶柱がやる気出させる寒い朝(松田 清次)
哲学が擦り切れていく寒い街(篠崎こまよ)
登龍門突破口したのに世は寒い(山本ふみ子)
鍋囲みお寒い国の世相斬る(畔蒜 諒)
人間が寒いニュースが劇画めく(齊藤由起子)
年金のリズムに合ってきて寒い(内田 昌波)
ハガキすらよこさなくなり寒いこと(麻生 路郎)
万策が尽きてトップに寒い風(重松 一秀)
人一人許せぬ寒い首洗う(小野 しま)
福を呼ぶにはあまりにも寒い部屋(森中恵美子)
プライドを捨てたら首筋が寒い(吉田わたる)
庖丁を買う女に寒い部屋がある(森中恵美子)
星屑が寒い心に染みて来る(崎山 敏子)
先ずは増税お寒い国の政(大城戸紀子)
街中が豊かで寒い手を隠す(山本ひさゑ)
待ちぼうけこんなに冬は寒いもの(今井ゆずる)
耳打ちもあたたかい彩寒い彩( 渡邉 芳子)
もう不惑都会が寒いフリーター(平田 耕一)
稍寒い話をパンの耳で聞く(榎本 紫浪)
雪の壁耳すましても寒い音(石飛 静子)
よく売れているのは寒い寒い洒落(森中恵美子)
落語家の一人が消えた寒い部屋(森中恵美子)
ラニャーニャで今年寒いぞ西日本(吉田 祐彦)
臨界被爆寒い神話に立ちくらみ(江川 美栄)
ロボットの犬と独りの寒い部屋(川上 咲良)


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by ringo-utahime | 2016-01-13 18:13 | 川柳(課題別) | Comments(4)

『寒い』川柳①

我が家の暖房器具は主に「エアコン」と「ほかほかカーペット」だが、昨日突然「ほかほかカーペット」が壊れた。何故か、まったく電源が入らない。
さすがに寒い。
今月もスケジュールが満載なので、風邪でも引いたら困る。
しかたなく、新しい「ほかほかカーペット」を買いに走った。

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店員さんに訊ねたところ、たまたま明日まで売り出しの「お買い得品」があったので、それを購入。予想よりも安くて助かった。
ちなみに、写真の製品ではありません。


どうも正月そうそう風邪を引いている方が多い。皆様、ご自愛ください。


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課題『寒い』の川柳を集めてみた。

【寒い】
地吹雪と生きねばならぬ弁当箱(岡崎 守)
横切って毬を落とした冬の沼(梶原 百華)
大寒に黒猫家を出たっきり(志村ふみ子)
破綻した街へ老婆がひとり住む(大橋百合子)
パレットの乾きさむざむ愛終る(川口まどか)
寒いねと温めてくれる手が二本(住田勢津子)
政治家も政治も寒い日本国(花村 久実)
大勢の中の孤独はなお寒い(山口あずさ)
欲と金絆が寒い遺産分け(岡村 潤子)
懐の寒さ身に沁む定年後(石井 功夫)
己には負けてはおれぬ寒い朝(植村 芳子)
小春日の縁側ははの丸い背な(橋本 敦子)
霜柱踏めば軍靴の音がする(神保 弘)
二次会へ寒い財布が引き止める(山荷喜久男)
十二月木枯らしに会い枯葉舞う(太田紀伊子)
霜焼けに泣いたあの頃懐かしむ(森島 一)
牡蠣鍋をつつき四方山話湧く(森島 一)
万歳をしてから脇がうそ寒い(高島 啓子)
薄寒いくちびるに会うコンビニで(大橋百合子)
世界中寒いのですといなされる(内田 順子)
自転車を走らせていく寒い町(児玉 浪枝)
大寒の街を背骨に刻み込む(石川 重尾)
富国強兵心が寒くなる話(大宰 哲子)
凍える日心鍛えてその先へ(斉藤みえ子)
雪が降る瓦礫の街を消す如く(樫村 日華)
如月の夜寒尾を引く救急車(鎌田 一尾)
復興を急ぐと何度聞いたろう(中島 稔)
美しい国少年の寒い遺書(白兎)
洗いざらい書けば寒いよ半世紀(智子)
虚々実々言い訳並べうそ寒い(みゆき)
障子穴孫が風呼ぶばばの部屋(みさ子)
少子化へ寒い未来の予感する(桃葉)
冷え性の足が絡まる寒い夜(玉枝)
極寒の証が派手な御神渡り(玉四郎)
安全の神話はかくも寒かった(千両)
温かい絆に頼る寒い自治(今朝夫)
居座った女房のような寒気団(肇)
立たされた廊下の寒さまだ凍みる(勝男)
はだか一貫覚悟を決める冬木立(のぶよし)
たんぽぽの絵手紙届く寒い朝(美根子)
寒いから閉めて下さいその隙間(悦子)
何気ない言葉心が寒くなる(末子)


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by ringo-utahime | 2016-01-07 17:59 | 川柳(課題別) | Comments(4)

『肌』川柳

子どもの頃から、肌が弱くて困る。毎年、夏場は、あせもと虫さされ、冬場は手荒れに苦しむ。

このところ手荒れがひどく、ぶつぶつが出来て痒くてたまらない。

昨年の夏に処方してもらった湿疹の薬もとうとう切れたので、今夕は久し振りに皮膚科に行った。

正月休み明けの皮膚科は、いつもより空いていたが、それでも約1時間の待ち時間。
どうやら洗剤まけらしい。

先生から「お姫様体質(笑)なので、炊事や水仕事はしない方が良い」と言われたが、無理ですよぉ~。とほほ………。

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塗り薬と飲み薬を処方して貰った。手袋も買った。

痒いのは我慢できなくて、イライラするし、睡眠も浅くなる。早く治って欲しい。

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課題『肌』の川柳を集めてみた。


【肌】
言い切って風の強さを肌に知る(藤井 利子)
言い訳はよそうお肌が荒れるから(浜本 耀子)
生き様を肌に覚えて子は育ち(渡辺 推歩)
生き上手まわりの空気肌で読む(瀬田 明子)
いたずらな視線に強い海女の肌(加藤 香風)
妹の肌やわらかく想われて(森中恵美子)
岩肌にレースを羽織るような滝(渡辺 惇子)
引力でたるむお肌にパフ叩く(小酒悠基央)
打ちとけて見れば意外に肌が合い(山梨 正文)
駅伝の乙女の肌で燃える雪(松本キミエ)
恩人の危機へ一肌脱ぐと決め(遠藤 松絵)
恩に着てひと肌脱いで人助け(鈴木 浩)
寒風が咽鼻肌に突き刺さり(近山 千代)
ガソリンから出来た服でも肌に合う(木原 鶴子)
基地を見て住民の苦を肌で知る(角屋 教子)
絹肌に顎がれているふきでもの(上田 奈々)
貴婦人のような千枚漬の肌(森 恵子)
ギャラはついてくると職人肌の父(仙波八千代)
果物の肌に艶あり御見舞い(福田 英城)
黒髪も肌も母親ゆずりです(森中恵美子)
ケロイドの肌に昭和は終らない(深谷とら尾)
香水は馴染めず木綿の肌ざわり(矢野 勝美)
この肌は黒部の水のおかげです(佐藤 久嘉)
娘の若さ素肌は夏のためにある(江畑 哲男)
コマーシャル少女の肌へ貼り薬(徳永 撫生)
採算を離れ一肌脱いでやり(進藤 竹生)
修身で鍛えた父の肌触り(真行寺三舟)
初夏の風衣替えした肌に吹く(井上かのこ)
ジーパンのざっくばらんと肌が合う(坂 範子)
素肌のままに二十四時間女です(森中恵美子)
千年を肌で感じる古都めぐり(松岡つよし)
そろばんを度外視一肌ぬぐという(橋本 言也)
旅の湯にサラリーマンの白い肌(岡村 嵐舟)
彫刻に鳥肌が立つ古都の寺(伊藤 泰史)
ちょっとだけ触ってみたい白い肌(田中 みね)
通販へあれこれお肌曲り角(竹田 桂女)
梅雨あけか肌にしみいるがんばれと(小西 由江)
てのひらに人肌となる輪島塗(森中恵美子)
難聴も春の訪れ肌で知る(貞森 南花)
ネックレス男の肌になじみかけ(北谷 詔子)
肌色も国境も無い子供の輪(吉岡 龍城)
肌の色どうあろうとも地球人(川田 尚代)
母の肌ぬくぬくとして火事をみる(岸本 水府)
母の日にシャレた肌着は子の心(田代スエヨ)
人肌が伝わって来ぬ本籍地(森中恵美子)
人肌の介護ロボットいませんか(松本 晴美)
人肌の風が時々吹く地域(吉道航太郎)
人肌の燗をつみれで酌む至福(藤田まこと)
人肌の酒が身にしむ古都の宿(石田 酎)
一肌の温もり恋しおでん買う(青木 庸子)
人肌の温もり恋し亡妻恋し(藤中 公人)
人肌の湯だ介護の瞳が温い(佐々木敏子)
俯瞰図の肌へけだるい背を向ける(柿山 陽一)
ふる里に帰れば肌に馴染む風(種艸ゆたか)
ふるさとの山を素肌にした文化(東元 良顕)
ふるさとは雪国という肌を持ち(奥田 松子)
不老不死肌に粟立つパラダイス(冨平 健藏)
仏師彫るその木の肌をいとおしむ(大矢左近太郎)
頬かぶり今朝も気温を肌で読む(佐藤 小草)
ほんものはいつも木綿の肌ざわり(矢野孝二郎)
真白な肌着着せられ生きている(椙元 紋太)
みずみずしい肌に戻れぬ老いの肌(深田 定子)
面接に電話と違う肌ざわり(飯沢 鳴窓)
餅肌に紅さす色気猪口一杯(毛利 幸)
訳本のゴワゴワとした肌触り(喜田 弘一)
屋根のあるプールで過ごす白い肌(中村 輝子)
山の湯に肌が親しむ回復期(秋山 繁雄)
Uターン馴染んだ川が肌にあう(森 妙子)
酔うほどに心の肌がのぞかれる(阪本千恵子)
乱世の臥龍一肌脱ぐ覚悟(後 洋一)
引力のいけずお肌がたるみだす(岩田 明子)
やわ肌の賞味期限は切れている(白井 笙子)
寒風に曝した母の深いしわ(藤田のぶこ)
やあやあどうもどうもの肌ざわり(藤井 史朗)
曼珠沙華燃えて人肌恋しがる(やち 悦子)
盗聴とは鳥肌が立つ馬政治(迫田 勝敏)
十五夜も一人で見ると肌寒い(加島 由一)
若作り首肌見れば年相応(吉岡桃太郎)
肌寒い思い哀しい虐待死(末子)
雪の夜肌をぬくめてくれた母(修)
赤ちゃんの肌は汚れをまだ知れぬ(八葉)
肌が合わないレールの錆二本(蝶平)


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by ringo-utahime | 2016-01-06 19:30 | 川柳(課題別) | Comments(2)

『缶』川柳

お年賀に、フルーツ缶詰めのセットをいただいた。

ありがとうございます。

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幼少の頃、病気になった時には、母から「桃の缶詰め」を食べさせてもらった記憶がある。当時は、パイナップルも缶詰めでしか知らなかったような……。


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課題『缶』の川柳を集めてみた。

【缶】
空缶が転がる先の福祉論(伊藤 美幸)
空き缶が神秘の森で赤面す(奈良岡時枝)
空き缶が連れてとせがむ下山道(渡辺 誠也)
空き缶になってぐっすり寝ています(柳清水広作)
空き缶に花は悲しい分離帯(古野つとむ)
空き缶を仙人 里へ投げ返す(川津 清人)
いけないと分かって捨てる缶拾い(山本 隆)
蟹缶にマルクス主義が詰めてある(山本 毅)
かに缶を独りであけている寒さ(森中恵美子)
缶コーヒー抱いて自分史温める(前田 伸江)
缶ジュースほどの値で読む新聞紙(武田 正子)
缶詰に飽きて金魚を覗く猫(白石 五郎)
缶詰の食事ペットの肥満体(高橋 紀代)
缶の蓋矢張り男と思はせる(椙元 紋太)
缶ビール旅のえにしは旅に果て(梶原 勝雄)
缶ビールひとり潰して遠花火(山内 南し)
小休止うさぎも亀も缶ビール(皆川 綾子)
少女らは空き缶踏んで笑い去る(二宮 次夫)
女児続きぼやく夫の缶ビール(北山 百柳)
捨てられた缶にも明日の歌がある(早野 昭三)
対立を缶コーヒーに宥められ(花井ようこ)
沈黙の臓器と語る缶ビール(太田 虚舟)
哲学を語るスルメと缶ビール(大木 雅彦)
ドロップの缶から童話転げ出る(牧浦 完次)
ドロップの缶の中から淡き恋(川野 弘昭)
内科歯科の診察券とかに缶と(森中恵美子)
年金の暮らしに旨い秋刀魚缶(小西 博子)
母にまだ表情がある缶ビール(坂元 靖江)
凹んだら元に戻らぬお茶の缶(上山 堅坊)
ミシュランの星を仰いで缶ビール(金子千枝子)
ムコ殿が静かに空ける缶ビール(味野和一柳)
よく笑うこころへそそぐ缶ビール(森中恵美子)
冷やされたまま缶ビール冬になる(高橋 繭子)
缶ビール喉のあたりの鼓笛隊(唐沢 春樹)
缶ビール一個で足りる浅い傷(田口 麦彦)
たっぷりはないが今夜も缶ビール(赤星 一竿)
リストラの子と飲む苦い缶ビール(石塚 清明)
洒落こんで星空を呑む缶ビール(主税みずほ)
ノンアルコールその偽りがほろ苦い(西岡 南風)
あなたへの思い飲み干す缶ビール(間瀬田紋章)
水たまり飛べない夜の缶ビール(さわだまゆみ)
空き缶が二つ並んでいるドラマ(そのみ)
ドロップの缶が奏でる反戦歌(紀美代)
雲海を抜けてパチンと缶ビール(直彦)
死に方のあれこれあき缶回収日(せつこ)
その辺の缶でどんなに遊んだか(忠雄)
缶ジュース一本お疲れさまでした(嘉一)
湯上がりの妻と分け合う缶ビール(笑子)
女ひとり侘しさ募る缶ビール(きよ子)
缶ビール蹴ると明日が見えますか(友三郎)


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by ringo-utahime | 2016-01-05 18:30 | 川柳(課題別) | Comments(0)

『はじめ』川柳

あっという間に、お正月休みが終わりました。

今日1月4日(月)「りんごの詩」仕事はじめです。

本年もご愛顧のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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お正月用のお花は、今年も「花泉」さんに配達してもらいました。

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恒例の「ふるまい酒」は、日本酒(松竹梅)の「こもかぶり」。枡酒で、どうぞ。
一升樽、早いもの勝ちです。

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お客様のご要望にお応えして、現在「川柳番傘新年特大号」販売中です。一冊700円。


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課題『はじめ』の川柳を集めてみました。


【はじめ】
赤ん坊むこうを向いて泣きはじめ(松橋 帆波)
あなたから一人暮らしをはじめます(野口 一徳)
一年のはじめニンゲン証明書(森中恵美子)
いっときの桜それから舞いはじめ(荻原 亜杏)
藷なんかなどと敬遠されはじめ(麻生 路郎)
追いつめて男の愛は冷えはじめ(野村 正也)
男五十つまらぬ自己が見えはじめ(山本 一途)
親馬鹿のはじめ泣き声までほめる(矢部あき子)
温暖化ガラスの靴も溶けはじめ(加藤ゆみ子)
かけ落ちの世帯はじめの紙コップ(山本 慶三)
肩書きが取れ贅肉もとれはじめ(和田 薫)
哀しさは父母の記憶が欠けはじめ(小原 金吾)
川向い聞こえはじめた宵太鼓(佃 耕斎)
学説は地球の終を読みはじめ(安永 理石)
九条の背中が丸く見えはじめ(紅谷とら路)
休戦にしよう子供が泣きはじめ(多田 芳子)
級長といふ窮屈を知りはじめ(岸本 水府)
血圧が気になる話からはじめ(下川 芳水)
恋進みはじめたらしい電話料(村田ひろし)
米づくり迷いはじめている平野(辻田みえ子)
坂こえてはじめて見える空のいろ(澁谷さくら)
桜暮れはじめて養子だとわかり(川上三太郎)
山茶花へ日課の琴が鳴りはじめ(森 紫苑荘)
修羅くぐり心臓強くなりはじめ(多田 芳子)
省エネへケチが美談になりはじめ(吉実 井児)
心入れかえて悪友老けはじめ(上野 微風)
人生の残りを意識しはじめる(椎名 七石)
スカートの似合いはじめた男達(山本あかね)
接吻とはじめて書いた日の日記(向田桜羊子)
銭湯の鏡都会を知りはじめ(成貞 可染)
蕎麦打ちを習い道具に懲りはじめ(鈴木 和子)
地球儀を包みはじめた星条旗(四分一周平)
チューリップはじめて描いた私の絵(佐々木好也)
つと隠す少女は城を持ちはじめ(清水 英子)
妻のこと子のこと麻酔ききはじめ(高市 伊棹)
テレビから今年の蝉が鳴きはじめ(木下 愛日)
電気鋸うなって森を消しはじめ(和田 撫光)
トリックに迷いはじめた冬いちご(石田 一郎)
どっちつかずの返事したのを悔ひはじめ(麻生 路郎)
七十を過ぎてはじめる恩返し(中谷 幹夫)
人間が濁りはじめる午後の川(薮内 直人)
人間不信目立ちはじめた蟹の泡(久保 律子)
脱ぐ時にはじめて気付き後ろ前(深尾 きく)
伸び盛り大人の味に馴れはじめ(渡邊 幸子)
はじめからギャラのなかった家業継ぐ(星井 五郎)
はじめての名刺未来へ帆を上げる(齊藤由紀子)
はじめての話題のように聞く小耳(松谷 早苗)
はじめまして力の限り呱々の声(安田 翔光)
花活ける娘ノコギリひきはじめ(川上三太郎)
針山の針がいつしか錆びはじめ(石倉 須磨)
ひとり占めその後体重ふえはじめ(飯塚 広晃)
ピーポーが仕事はじめの街に鳴る(田向 秀史)
ふたごころ桜はとうに散りはじめ(森中恵美子)
ふるさとの長い話をはじめよう(岩橋 芳朗)
前向きに歩きはじめた日の自信(松原 寿子)
枡酒の隅から軍歌出はじめる(中島 敏子)
街角でくさりはじめた流行り歌(益子 雀)
密約がそろそろ露見しはじめる(金川朋視子)
見舞い客帰さぬほどに癒えはじめ(佐島風柳子)
結ばれる予感セーター編みはじめ(柿沼 研人)
やんわりと漢方薬が効きはじめ(西村佐久良)
夢の橋渡りはじめてから元気(三井 良雄)
夢はじめ光る一句を模索する(田中 豊)
嫁が来て兄が他人に見えはじめ(竹内いつみ)
世を渡る腕リストラで錆びはじめ(釋 翔空)
ライバルにはじめのグーを突きつける(池田 文子)
侘しさを知る幾日か夏はじめ(椙元 紋太)
揺れ止んでまた飯事の母になる(船水 葉)
最初にパー出した素直な手のひらだ(小暮 健一)
もっと泣けもっと笑えと幕上がる(春口倭文子)
たこ焼きが焼けた革命始めよう(石橋 芳山)
母起きて家の空気が動きだす(北田のりこ)
新しい風が吹き始めたようだ(岡内 知香)
再始動の日本へ降りてきて卑弥呼(典子)
始めたらきっと誰かが真似をする(大輪)
とりあえず乾杯だけはしておこう(大輪)


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by ringo-utahime | 2016-01-04 18:30 | 川柳(課題別) | Comments(2)

『年賀状』川柳

文書による年始挨拶が行われるようになったのは古く平安時代とか。

明治維新後の1871年に郵便制度が確立。
書状で送られていた年賀状が、1873年の郵便はがき発行から年賀状の習慣が広まったらしい。

1949年、お年玉付き年賀はがきが発行。
1989年、くじ付き年賀切手発行。

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知っておきたい
《年賀状のマナー》


★上司や目上の人に「賀」などの一文字や、「賀正」「迎春」などの二文字の賀詞を書くのは、失礼にあたる。
※相手への敬意と丁寧な気持ちを表す賀詞を使いたい。
「謹賀新年」
「恭賀新年」
「あけましておめでとうございます」
「謹んで新春のお慶びを申し上げます」
「謹んで新春のご祝詞を申し上げます」

★添え書きに、句読点は付けない。年初めの挨拶で「区切りを付けない為に句読点は用いない」という意味。

★忌み言葉はNGワード。
「去る、失う、滅びる、絶える、衰える、破れる、失う、枯れる、倒れる、病む」などの忌み言葉は使わない。縁起の悪い表現は避け、暗い話を書かない。
※「去年」は使わず「昨年」「旧年」と書く。


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課題『年賀状』の川柳を集めてみた。

【年賀状】
一泊の宿十年も年賀状(松山 鶴水)
いつもより丁寧に書く年賀状(笹島 一江)
うれしさよ友の和みの年賀状(上村 敏子)
絵心も試されている年賀状(北谷 敦美)
恐ろしい竜は届かぬ年賀状(中居 善信)
蟹情報宿から年賀状届く(小寺 章介)
彼なりの哲学にじむ年賀状(内田 拮泰)
元旦に会う人に出す年賀状(近江 砂人)
旧姓にちょくちょく戻る年賀状(赤津 光治)
今年まだ生きておるぞと年賀状(番匠 顯龍)
暑中見舞の返事でもある年賀状(馬籠 俊昭)
自画像を添えてさる歳年賀状(岡 寿男)
西暦が幅を利かした年賀状(細川 秀幸)
添え書きに思いを込める年賀状(安西 廣恭)
添書に心しびれる年賀状(塩田躬千枝)
達筆で宝にしたい年賀状(前岡健三郎)
出せば来ず出さねば届く年賀状(田口 穣一)
誰だろう謎だ名の無い年賀状(信田 明)
年毎に絆を紡ぐ年賀状(矢沢 笙園)
仲好しはきっちりとどく年賀状(吉田喜久恵)
二十五の国へブッシュの年賀状(片山 辰巳)
年賀状逢いたい人を先に書き(奥林五津夫)
年賀状暮れに見直す新鮮さ(住野 尚敏)
年賀状自筆の温み三度読む(下地 安子)
年賀状だけでつないでいる慕情(越智 伽藍)
年賀状友の無事こそ目出たけれ(太田 朝吉)
年賀状名前忘れぬ整理票(古西 保)
年賀状にとじこめられて来る笑顔(柴田 和男)
年賀状年々減って歳嵩む(山崎 敏治)
年賀状の中の四五枚果し状(森中恵美子)
年賀状減らして老いの支度する(篠田 笑汰)
年賀状持って碁敵押しかける(中山 雅城)
百匹の犬が吠えてる年賀状(平野さちを)
凡教師だからこんなに年賀状(尾崎 双木)
名簿から外せば届く年賀状(坂倉 敏夫)
喪を抜けて母に舞いこむ年賀状(冨田喜美子)
ユーモラス龍もさまざま年賀状(原野しげる)
龍の絵が飛び出しそうな年賀状(佐藤 睦子)
我が家にもロンドン発の年賀状(隅田 外男)
賀状より先に母から餅がくる(屋比久孟勇)
年賀状書いて今年も生きている(福山 幸雄)
まだ生きていますと年賀状が来る(林 一六)
ご出世あそばして賀状もくださらぬ(庄司登美子)
年賀状だけの男と女です(池内 雅巳)
一二枚妻の怪しむ年賀状(加山よしお)
年賀状軍事郵便読む感じ(岩藤 義雄)
何となく賀状でわかる浮き沈み(亀山 恭太)
風化した愛へ今年も来る賀状(坂 五月)
下の句へ鋏賀状の当たりくじ(谷岡不可止)
悪筆の母の賀状にある温み(針生 和代)
生きている証し賀状が来れば出す(曽根田 夢)
生きている証賀状をしかと書く(松尾 繁子)
亥の一番あなたに書いている賀状(有内 澄子)
命毛が凛としている師の賀状(鈴木 六羊)
越冬の漬物済ませ書く賀状(楢本 倶夫)
応援団へおかげさまでと書く賀状(中林 映子)
多過ぎる余白が意味を持つ賀状(内田 拮泰)
紙屑の初夢再生紙の賀状(碓井 祥昭)
賀状書きせかされながら年齢をとり(永岡 光惠)
賀状書く寿の字のあたたかさ(久保 和友)
賀状来て戦友も一病ありと言う(滝沢 増夫)
賀状来ぬ友を憂えて茜雲(泉 久令)
賀状来ぬ方はいかがと身を案じ(楠 武久)
賀状だけ交わす親しい友の数(大畠谷徒長枝)
賀状手にみんな会いたい人ばかり(小濱 春雪)
賀状の字友の元気が翔んでいる(阿久津安男)
元旦と時機を逸した賀状来る(糸永 和彦)
この歳で賀状が増えた有難さ(石崎 金矢)
此の老を範と励ます賀状あり(下山 房代)
ごつごつと賀状におどる紳士の字(飯塚美智子)
幸せをさらりと一句賀状くる(吉田 節郎)
添え書の賀状に友の顔浮かぶ(吉田百合子)
それぞれの賀状ににじむ生の詩(井川 利男)
それとなく賀状でわかる浮き沈み(小川 昌之)
達筆な父の賀状は今もある(山中 洋子)
出してない方から賀状相次いで(吉田 祐彦)
定年へ賀状の束もやせてくる(井上 信子)
手作りの賀状温もり乗せてくる(小暮 文三)
蜥蜴かと見紛う龍もいる賀状(植村 克志)
七十年友の賀状に日日浮かぶ(伊藤 愛)
年一度あいつも無事か賀状来る(小笠原倶盈)
昇り龍賀状に描いてから元気(稲葉 岩明)
走り出す賀状の虎へ夢託す(春木圭一郎)
初恋の人から賀状書きはじめ(池内 雅巳)
初夢に亡母の星より賀状来る(橘 育子)
万歳と一〇七の母に賀状来る(田桑 恵子)
冬の虹立つ一枚の賀状から(赤井 花城)
古里の賀状優しい便り乗せ(岡田 友二)
無事祈り賀状の龍に目を入れる(五月女博志)
ペットにもあいさつさせて来る賀状(黒崎 和夫)
マンネリの賀状に龍が畏まる(宮腰 流木)
毛筆の賀状宇宙で見ています(杉田 千鶴)
喪中です亡妻に賀状がまた届き(青鹿 一秋)
やさしさを乗せた賀状へ孫の顔(大西あさの)
ライバルが凝った賀状でプレッシャー(土屋 一紀)
龍の字が躍る賀状に励まされ(中谷 照正)


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by ringo-utahime | 2016-01-03 23:55 | 川柳(課題別) | Comments(0)

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祝・主税みずほ句集「さくら草」発刊&中武弓本社同人承認記念を兼ねて、
平成28年度『宮崎番傘川柳会新年句会』を下記の通り開催いたします。

★日時/1月17日(日) 13時受付
……当日、受付にて専用句箋を配布いたします。

★場所/ホテル浜荘
 (宮崎市吾妻町151 電話0985-24-3019)
……ホテル内の温泉にも無料で入浴できますから、早めにお越しのうえ受付前にぜひどうぞ。

★宿題(各題3句詠)
 ①装う(主税みずほ選)
 ②昭和(吉井 楼太選)
 ③真夜中(七條 美千選)
 ④自由吟(さわだまゆみ選)
 ※当日出会者のみ席題(印象吟1句詠)。

★会費
 懇親会まで参加は、4000円。
 句会のみの参加は、 500円。
(欠席投句の方は、 300円……年会費納入者は無料)


※懇親会まで参加希望の方へ
料理の準備があるため、前もって必ず「さわだまゆみ」までご連絡ください。
申し込み締め切りは、1月12日(火)です。

当日の申し込みはできませんので、ご注意ください。


※追記
懇親会の申し込みは、1月12日(火)で締め切りました。
24名参加。

【男性】
①紋章
②南風
③譲
④桂介
⑤幸風
⑥さだお
⑦巽
⑧九州男
⑨信
⑩放浪
⑪楼太
⑫賀邁
⑬舜吉
⑭聞明
⑮碌詩

【女性】
①まゆみ
②みずほ
③美千
④敬女
⑤ふさこ
⑥ほたか
⑦えり
⑧充子
⑨ともこ


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by ringo-utahime | 2016-01-02 19:15 | 川柳お知らせ | Comments(0)

「川柳番傘1月号」

番傘川柳本社(大阪市北区)発行の
「川柳番傘1月号」
を紹介。
新年特大号のため、192ページ。

表紙絵は「銀猿」。

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※宮崎の中武弓さんが、記念すべき「第1回番傘賞」を授賞された。
おめでとうございます!!


★第1回 水府賞
野木 尋子(いわき市)

五年目の仮設へ厳し春の雪
ふる里が笑う日指を折っている
被災地のいのち参ったとは言わぬ

★第1回 番傘賞
中武 弓(宮崎市)

うなづいてばかりの男ならいらぬ
ざわざわとする日は人魚姫になる
跳び箱の高さはがんばれの高さ

★第2回 磯野いさむ賞
森中恵美子

天に川ありよろこびは稀にくる

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私は、意外にも「番傘賞」の二次選まで残っていたらしい。
川柳仲間から「まゆみさん、惜しかったね」という電話をたくさんいただいた。ありがとうございます。次回、また頑張ります。


~年間秀吟抄より抜粋~
跳び箱の高さはがんばれの高さ(中武 弓)
この味がいいというから夫婦です(馬場ナオミ)
八百万の神と仲良く住む日本(森園かな女)
ぐつぐつと原子炉で9条を煮る(横尾 信雄)


~各地句報秀吟抄より抜粋~
屋根は父柱は母で子が育つ(別府/千代子)
実印を押して夜明けの深呼吸(宮崎/弐恵娘)
泣きなさい涙はきっと虹になる(宮崎/のりとし)
無人駅ふっと童話に囲まれる(宮崎/聞明)
正論へ流れ戻したある異論(宮崎/聞明)
すぐ傍にいるのに君がつかめない(宮崎/あけみ)


※今号の私は、嬉しいことに誌友近詠の「巻頭」に選んでいただいた。久し振り、4度目の幸運。
ありがとうございました。


準巻頭の小林宥子さんも川柳葦群同人で、柳川の梅崎流青さんがとても喜んでおられた。


~誌友近詠(住田英比古選)より抜粋~


余命表書きたす母の初暦
神様も羨みそうな寝正月
終活の母の手を取る初詣
連凧にはしゃぐ傘寿の母の春
ロボットの賀状あふれる三が日
初デート待つピカピカのスニーカー
(宮崎/さわだまゆみ)


乱世を生きる筋肉たくわえて
喜寿という極楽行きの縄電車
(札幌/小林 宥子)

年賀状奥様の名がまた変わる
クールジャパンいいねいいねに活気づく
(鹿児島/馬場ナオミ)

万感の思いの詰まる日記帳
ありがとう言い尽くせない舞台裏
(薩摩川内/春田あけみ)

初恋の妻に戻った一周忌
サザンカ一輪妻の命日合わせ咲く
(宮崎/富田 博)

祝杯に溢れ出てくる人の恩
新しい風が答える絵馬の音
(宮崎/中武 弓)

耐え抜いて時流の波に乗った運
憲法を読むと眠たくなってくる
(宮崎/日高 賀邁)

阿弥陀籤ですかあの世へ逝く順序
生きたくて肩の力を抜いてます
(鹿児島/松本 清展)


~課題吟「弱み」(高松/みよしすみこ選)より抜粋~
冬を越す拳の中にある弱み(真島久美子)
握られた弱みへリンゴ丸齧り(間瀬田紋章)
さりげなく弱みを見せる恋レシピ(さわだまゆみ)
発想の転換弱み裏返す(冨永紗智子)
ふるさとを想えばすぐに涙ぐむ(馬場ナオミ)
頼まれて断る訳が浮かばない(中武 弓)
除夜の鐘消せぬ煩悩一つあり(黒川 孤遊)
優しさが苦手で鬼のままでいる(真島 清弘)


~イメージ吟(No.3)岩田 明子選より抜粋~
創造の神にひたすら手を合わす(西村 正紘)
ドッグ入り地球は疲れはてている(黒川 孤遊)
誕生を祝う地球の片隅で(森園かな女)
急いでくださいタイムマシンの出発だ(真島美智子)
脳髄の化学変化を待っている(菱木 誠)


~友の会「転ぶ」(大阪/吉川 哲矢選)より抜粋~
きっかけは転んだときの茜雲(中武 弓)
長短の影を引きずり転ぶマリ(甲斐 碌詩)


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by ringo-utahime | 2016-01-02 06:17 | 川柳誌 | Comments(7)