りんご詩姫のブログ(新)

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2013年4月開設『りんご詩姫のブログ(新)』‥‥文芸川柳、フラメンコ、ボイストレーニング、パン教室、グルメ等々、趣味に生きる元気印「りんご詩姫」の〈気まぐれブログ〉。小さなスナックのママです。よろしく♡♡

『入学』川柳と俳句

入学の春!!

中学校の入学式が昨日4月10日(月)、小学校の入学式が今日4月11日(火)の宮崎。

遅れていた桜がようやく咲いたというのに、昨日から雨になってしまった。



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課題『入学』の川柳と俳句を集めてみた。
残念ながら、川柳は少なかった。


川柳【入学】
新入生その輝きを消さないで(池崎 清子)
狭き門千両箱がくぐり抜け(田村 青丘)
入学日親の衣装に子がかくれ(中野 秀雄)
入学入園車よ徐行しておくれ(寺本つねお)
神参り一役かった荷をおろす(秀平美代子)
学費ゼロの高校合格親孝行(鈴木 誤差)
入学の頃はマジメで純だった(山田 風流)
一年生競争社会に仲間入り(後藤正太郎)
カネで入学コネで入社をした背広(平井 綾女)
飛入学世知辛い世の親助け(細川 秀幸)
入学のどの子もみんな王子様(河合 博一)
晴れ姿親が楽しむお入学(早坂冨司子)
分校にさくら入学式がない(白石 春嶺)
変身のきざし入学式のママ(大久保利彦)


俳句【入学】(季語=春)
わが孫の村嬢と群れて入学す(水原秋桜子)
目水晶入学の子のあはれかな(川端 茅舎)
入学の吾子人前に押し出だす(石川 桂郎)
肩いからせ最も小さき小学生(林 翔)
入学の子に見えてゐて遠き母(福永 耕二)
春日に透く翅生えて吾子入園す(能村登四郎)
近道は地蔵通りや入学子(北柳あぶみ)
一学期一たす一が聞こえるよ(戸田 火狩)
鉛筆に残る歯のあと合格す(吉野トシ子)
とんとんと二回を降りて合格子(豊田八重子)
進学生襟足青く上京す(篠宮 信子)
腕白のズボンずり上げ進級す(小県 一雄)
入学式の真中何か落ちる音(衣斐ちづ子)
聞かん坊入学前途多難なり(桑垣あづさ)
夭折のさだめと知らず入学す(秋山 卓三)
空色は男の色よ新学期(田島 秀子)
大梯子掛け入学者発表す(佐伯 哲草)
入学やはじめて手にす定期券(村上 桂月)
父の意に添はぬ学部に入学す(小堀 弘恵)
牧の子は藁のにほひや入学す(稲生 正子)
出迎への校旗が波止に新教師(星野 秀則)
頬燃えて立つ壇上の新教師(田中 俊尾)
男児たる眉目開きて入学す(大北夏一路)
入園式こわれそうに泣く子が一人(熊谷 勅子)
入学の長身の吾子ふとまぶし(畠中じゆん)
入学の子の顔頬に大人びし(高浜 虚子)
入学の朝ありあまる時間あり(波多野爽波)
これはさて入学の子の大頭〈つむり〉(山口 誓子)
入学の子のなにもかも釘に吊る(森賀 まり)
学帽を耳に支へて入学す(上野 泰)
入学児手つなぎはなしまたつなぐ(右城 暮石)
ツベルクリン薔薇色に出て入学期(三嶋 隆英)




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新しいセーラー服姿も可愛い佐賀の真島 凉ちゃん。
ご入学おめでとうございます!!
楽しい学生生活を送ってね。


※写真のブログアップには許可をいただきました。


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# by ringo-utahime | 2017-04-11 07:40 | 川柳(課題別) | Comments(2)

宮崎番傘4月句会

例年になく遅かった桜がようやく咲き始めて、急に汗ばむような陽気になった宮崎。

4月9日(日)13時より、西地区交流センターにて、宮崎番傘川柳会(間瀬田紋章会長)4月句会を開催。

3月は句会がなかった(宮崎市川柳大会開催の為)ので、2ヶ月ぶり。

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出席21名+欠席投句14名=計35名。

各課題ごとに、入選31句、佳作5句、準特選2句、特選1句、軸吟1句(計40句)を選出。

脇取りは、太田ちかよし、七條美千。

※私の入選句と上位入選句のみ下記に記載。

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【絵本】 間瀬田紋章選
入選 絵本から知恵と勇気の湧く五歳(さわだまゆみ)
入選 飛びだす絵本 童女の母へ贈る春(さわだまゆみ)
止句 童心の宿る絵本に老いの春(富田 博)
佳5 忘却の絵本の森に迷う母(佐藤こうじ)
佳4 痛ましい事故を絵本にして遺す(石神 紅雀)
佳3 絵本から学ばぬ大人嘘をつく(西代みなみ)
佳2 めでたしで終わる絵本に罪がない(工藤 照代)
佳1 落丁の絵本を配る金バッチ(さわだまゆみ)
準2 絵本には兵隊さんがいた昨日(福嶋 彦猫)
準1 塗りつぶす昭和の絵本から偉人(川崎 敬女)
特選 バラの棘隠す絵本の裏表紙(橋本弐恵娘)
軸吟 三世代揃って春の絵本展(選者)


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【これから】 江藤九州男選
入選 これからの夢を奪った診断書(さわだまゆみ)
止句 古希を過ぎやる気満々刃研ぐ(永友 淳子)
佳5 これからは赤の他人と薄化粧(植田のりとし)
佳4 一本締めこれから本音洩れる酒(高峰 桂介)
佳3 これからが勝負キリリと紅をひく(宮崎よしひさ)
佳2 澄み切った空気これから始動する(工藤 照代)
佳1 これからを語る女の自由席(川崎 敬女)
準2 後期高齢これからもまだチャレンジャー(工藤 照代)
準1 酒をつぎこれから本音正座する(杉田 鈴女)
特選 これからを全部背負ったランドセル(太田ちかよし)
軸吟 過去は過去水に流して生き直す(選者)


【夫婦】 さわだまゆみ選
止句 鈍感力あって夫婦の人間味(川崎 敬女)
佳5 耐えてきた夫婦に風が丸くなる(やすの喜宏)
佳4 シルエットぼやけて見えていい夫婦(工藤 照代)
佳3 歳の差婚介護待ってる近未来(内山せつこ)
佳2 あやとりをしながら渡る夫婦橋(やすの喜宏)
佳1 逝くときは夫婦互いにありがとう(石神 紅雀)
準2 熟年婚 遠慮しながらお茶の湯気(河野 芳柳)
準1 へそくりを夫婦で探す仲の良さ(西岡 南風)
特選 母の前 明るい夫婦演じ切る(間瀬田紋章)
軸吟 がん告知から取りもどす夫婦愛(選者)



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~宮崎番傘川柳会からのお知らせ~


※5月・6月の定例句会は、お休みです。


5月7日(日)の鹿児島『南日本川柳大会』に参加の方は、宮崎駅に午前8時までに集合。(8時15分発「きりしま」に乗車)。
大会の宿題は「脈、眠い、のろのろ、ウイルス、削る」を各2句ずつ。
投句料1000円。(昼食は各自)
大会終了後に、希望者のみの懇親会(料金別途)あり。


6月11日(日)の熊本『ふんえん川柳大会』へは、宮崎番傘川柳会からマイクロバスを出す予定。
大会の宿題は「はだし、ポイント、ころころ、掴む、発散、壁」を各2句ずつ。
会費2000円(記念品・発表誌・昼食)。


7月9日(日)は、宮崎番傘川柳会7月句会があります。
西地区交流センター、13時集合。
宿題は、「本物、シニア、保存」を各3句以内。自由吟(合評会用)を1句のみ。
投句料300円(宮崎番傘の正会員は無料)


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

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# by ringo-utahime | 2017-04-09 23:30 | 川柳句会 | Comments(0)
3月28日(火)に届いた発表誌「第5回卑弥呼の里誌上川柳大会」(企画・卑弥呼の里川柳会、編集発行・真島久美子)を紹介。


全国590名の参加者は、過去最高の投句数。
宮崎県からは14名が投句。

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課題ごと1180句の投句の中から、入選80句、佳作5句、特選1句、選者吟1句が選出されている。

※一部の柳友と上位入選句を下記に記載。


【真】 森中惠美子選
入選
真っ白になった地震からの日記(北村あじさい)
菜の花の真っ只中にいてひとり(萩原奈津子)
お体を真摯に思う菊の紋(風間なごみ)
真正面壁と向きあう反抗期(小林 宥子)
真剣な恋ですカルピスを飲んで(小林信二郎)
あるがまま象はすべてを受け入れる(渡邊 桂太)
八合目からが男の真価です(入木田一寸坊)
真ん丸が描けて嬉しい古稀の春(藤井 英坊)
真っ白になった百歳になった(柴田 美都)
お世辞でも真正面から受け止める(中武  弓)
真剣に煙草吸ってる喫煙所(高瀬 霜石)
神様を真ん中にして無神論(主税みずほ)
ローソクが消え真相はそれっきり(楠根はるえ)
佳作
真っ直ぐに歩きたいから酒が居る(竹村紀の治)
真実はひとつ活断層の上(本多 雅子)
棺に納まるのも迫真の演技(安田 翔光)
真っ直ぐに月まで行った紙の鶴(本多 洋子)
凍み豆腐と一緒に吊るすのは真(加賀田干拓)
特選
真実はとてもさみしい雨になる(ひとり 静)
選者吟
思いきり笑ってみたい真と実


【線】 大西 泰世選
入選
線一本外し人間らしくなる(七條 美千)
待ちましょう自分の線を引くまでは(弘津 明子)
白線を引いて終わりにしてしまう(岡本  恵)
地下鉄の線路もたまに空恋し(前田 一天)
脱線をして拾った丸い石だ(中武  弓)
水平線までが私のテリトリー(新家 完司)
百歳の視線は仏さまのよう(細山田吐夢)
あたたかい大仏の肩の線 春(黒川 孤遊)
直線で書いても波を打っている(青砥たかこ)
呑み込んだ線があちこち突っつくの(ひとり 静)
佳作
曲線で行こうよ春の岬まで(森吉留里惠)
たんぽぽが最前線に咲いている(森山 文切)
まっすぐな線だと思うことにする(前中 知栄)
羽根が生えました路線変更です(阪本ちえこ)
線描のりんご夕陽が洩れてくる(船水  葉)
特選
直線よもっと野菜を食べなさい(若林 桝一)
選者吟
恵方から線一本を持ち帰る


【粒】 木本 朱夏選
入選
粒々が出て少年の反抗期(風間なごみ)
粒々にされて負け組だと悟る(月波 与生)
粒状の愛しか与えられません(森山 文切)
浅田飴まあるい缶におばあちゃん(岡本  恵)
輪廻転生する一粒の麦だ(安田 翔光)
大粒のダイヤと自由取り換える(石神 紅雀)
粒になったとは初耳だな君よ(小林信二郎)
つぶつぶを夜空へ撒いておきました(柴田 美都)
佳作
粒々のざらざら青春感情線(山本希久子)
こぼれ種風を掴んでから自由(山岡冨美子)
てのひらのひと粒希望だといいな(ひとり 静)
ご飯粒つけて花野に来てしまう(村山 浩吉)
仁丹の昭和の息を吐く男(辻内 次根)
特選
粒選りの桃なら川下で待とう(福力 明良)
選者吟
極上の嘘をひと粒さし上げる


【息】 樋口由紀子選
入選
白い息吐いて駆けだすランドセル(前田 一天)
産院の廊下で僕もスースーハー(小林信二郎)
白い息吐いて正しい春になる(柴田 美都)
真っ白い息で満ち欠け解いている(中武  弓)
この恋はとっくに息をしていない(真島久美子)
今一息ああ頂上に霧がでる(間瀬田紋章)
新緑の散歩肺までみどり色(石神 紅雀)
深呼吸して「て・に・を・は」を整える(中村 鈴女)
呼吸することに時々疲れます(城後 朱美)
溜め息をつくロボットとなら話す(徳丸 浩二)
母の焼く土人形の息遣い(さわだまゆみ)
1分の重さ待たせる待たされる(高瀬 霜石)
佳作
隣人は食べてる寝てる息してる(中岡千代美)
始まりも終わりも息をせぬ兵士(月波 与生)
オメデトウ五億回目の息ですよ(岡谷  樹)
三文判もハッとひと息かけて捺く(伊藤のぶよし)
13ページにはさんであった息(森田 律子)
特選
すぱいらるだからあすぱらがすの息(吉松 澄子)
選者吟
長靴の片方に息詰め込んで


【影】 赤松ますみ選
入選
ほろほろと太宰治の影法師(柴田 美都)
竹とんぼ影を嫌っているように(真島 清弘)
影絵からポンと飛び出す過去・未来(中村 鈴女)
行間の伏字に影が付いてくる(萩原奈津子)
影のあるおんな彩る黒真珠(さわだまゆみ)
古民家の影絵で生きてきた昭和(永友 淳子)
交差点わたしの影を見失う(阪本ちえこ)
ロボットの影を何回踏んだやら(内田 久枝)
三島忌に昭和元禄への遺影(やまぐち珠美)
私がわたくしでいるアカンベー(高瀬 霜石)
長い影僕の戦は終らない(栗山 芳彦)
ひとりごとでしたと影を踏んでおく(ひとり 静)
一枚で語りつくしている遺影(平田 朝子)
佳作
月蝕でしょうか立憲平和主義(岡谷  樹)
逃げ水を追えば三つ巴のカモメ(森田 律子)
ついていい嘘を知った日少年は(船水  葉)
抗うか引くか分水嶺の影(田辺与志魚)
闇のなか影はかくれんぼに夢中(森井 克子)
特選
影を抱き続ける冬のヴァイオリン(西出 楓楽)
選者吟
影ならば水琴窟になりました



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第39回吉野ヶ里川柳大会案内

★日時/平成29年4月16日(日)
    午前10時開場(投句締め切り11時30分)

★場所/佐賀県神埼郡吉野ヶ里町三津「きらら館」
    (東脊振インター出て右折すぐ)

★宿題(各題2句)※欠席投句拝辞
   「優しい」
   「種」
   「あらあら」
   「溢〈あふ〉れる」
   「雑詠」

★会費/1000円(昼食込み)

主催・わかば川柳会
協賛・吉野ヶ里町文化協会
後援・読売新聞西部支局、西日本新聞社、佐賀新聞社


※宮崎組の参加希望の方へ。
当日、貸し切りマイクロバスを出します。日帰り。宮崎駅東口に、午前6時20分集合。費用は参加者数で割り勘、6000円程度の見込み。申し込みは、宮崎番傘川柳会の間瀬田紋章会長まで。



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# by ringo-utahime | 2017-03-29 09:35 | 川柳大会 | Comments(8)

第48回宮崎市川柳大会

3月26日(日)宮崎市中央公民館大研修室にて
『第48回宮崎市川柳大会』
が開かれた。

※昨年までの「宮崎市民川柳大会」から「民」がとれて、「宮崎市川柳大会」の名称に変わった。
※また、今回より県内外から広く欠席投句を受け付けることになった。


出席79名+欠席投句21名=合計100名の参加。

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各課題ごとに、平入選41句、佳作5句、準特選2句、特選1句、軸吟(選者吟)1句の合計50句を選出。

脇取りは、七條美千、二宮 信、さわだまゆみの3名。

※私の入選句と上位入選句のみ、下記に掲載。

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【迷子】(宮崎)吉井 楼太選
入選 迷子の夜へ手を差しのべたみすゞの詩(さわだまゆみ)
入選 情報の森で迷子のスマホ族(さわだまゆみ)
止句 少年のこころが迷子愛に飢え(上野 由美)
佳5 衛星の迷子宇宙の果ての果て(井手 良祐)
佳4 家も田も消えて迷子の過疎の村(佐藤こうじ)
佳3 詫びながら母の名を書く迷子札(橋本弐恵娘)
佳2 迷子の骨探してクレーン夕焼ける(西岡 南風)
佳1 大都会迷子になった理想主義(稲戸 楽子)
準2 GPS少しはじける迷子札(間瀬田紋章)
準1 メビウスの輪迷子の母が行き来する(植田のりとし)
特選 大国の狭間日本に迷子札(外園ピアノ)
軸吟 つながれたくさりが長い迷子札(選者)


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【鬼】(鹿児島)麻井 文博選
入選 朝に夕に鬼をなだめる介護録(さわだまゆみ)
止句 鬼にも蛇にもならぬ天狗の一人言(永友 充子)
佳5 鬼の巣が真ん中にある未来地図(間瀬田紋章)
佳4 人間の狂気を鬼も持てあます(棧 舜吉)
佳3 九条の根っこをかじる鬼がいる(吉井 楼太)
佳2 堕ちてゆく手前で鬼になりました(細山田吐夢)
佳1 ふくよかな乳房に鬼が棲んでいる(真島 清弘)
準2 美しい顔から透ける鬼の影(桜木 えり)
準1 原爆の鬼鋭角に鶴の首(西岡 南風)
特選 本当の鬼は人間だと思う(真島 凉)
軸吟 胸底に涙脆さを隠す鬼(選者)


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【コンビニ】(佐賀)西村 正紘選
入選 コンビニの旗が食育うたいだす(さわだまゆみ)
止句 コンビニが母になったり妻になる(小代千代子)
佳5 コンビニで複数形の顔になる(真島久美子)
佳4 コンビニの駐車場から足が付く(七條 美千)
佳3 コンビニに日参老いのスケジュール(稲戸 楽子)
佳2 コンビニのカフェで休息する戦士(さわだまゆみ)
佳1 コンビニに里の老舗が四股を踏む(深道 岳柳)
準2 コンビニの味で育った舌が拗ね(川崎 敬女)
準1 アマゾンとコンビニだけで用が足り(前田 一天)
特選 コンビニで予約受けます月旅行(吉井 楼太)
軸吟 半世紀前にコンビニ欲しかった(選者)


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【反対】(宮崎)西岡 南風選
入選 反対の根雪をとかすベビー服(さわだまゆみ)
入選 酒の席だけで反対する羊(さわだまゆみ)
止句 反対の声沈んだままの辺野古沖(西 ほたか)
佳5 テロという反旗世界を弄ぶ(宮本 直子)
佳4 反対派居たことダムは語らない(横尾 信雄)
佳3 反対意見ぴしり流れた静電気(山口 陽花)
佳2 未練たっぷり反対に押す離婚印(植田のりとし)
佳1 妻や子の風に反論ひっこめる(高峰 桂介)
準2 反対を向くと親父も母もいる(間瀬田紋章)
準1 ほほえんでゆっくり首を横に振る(河野 正)
特選 反対はしない気ままな猫の耳(横尾 信雄)
軸吟 散る花を踏んで反対せずに去る(選者)


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【興奮】(延岡)荒砂 和彦選
入選 夜神楽へ青い瞳もエキサイト(さわだまゆみ)
止句 沸点の低い男は飛び回り(西村 正紘)
佳5 図星つく言葉が息を荒くさせ(相田 聡子)
佳4 興奮の坩堝独りの鬼になる(肥田木聞明)
佳3 観劇の余韻右脳がまだ疼く(横尾 信雄)
佳2 興奮が醒めて別居の協議中(木下他意無)
佳1 明日逢えることを思えばもう微熱(麻井 文博)
準2 青筋を立てているから触らない(西村 正紘)
準1 興奮のルツボ人格溶けてゆく(牧野 紗絵)
特選 昂ぶりがゆっくり溶ける空の青(細山田吐夢)
軸吟 心拍の乱れ真っ白にした頭(選者)


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【乾杯】(宮崎)間瀬田紋章選
入選 乾杯の音頭もまるい国訛り(さわだまゆみ)
入選 乾杯の報告添える春彼岸(さわだまゆみ)
止句 乾杯のグラスに罅〈ひび〉を入れておく(長友てるはや)
佳5 乾杯を遠く見ている喜寿の坂(中瀬ふさこ)
佳4 取り敢えず火種はふせて乾杯です(岩崎 哲)
佳3 作業着の乾杯特許取れました(真島 清弘)
佳2 乾杯に無欲のドラが鳴り止まぬ(森永 茂)
佳1 乾杯の風に震える羽化の蝶(堀口 宏幸)
準2 乾杯を桜吹雪に急かされる(七條 美千)
準1 乾杯の裏でミサイル飛んでいる(川崎 敬女)
特選 乾杯の高さは幸せの高さ(麻井 文博)
軸吟 乾杯の中心にいる天下り(選者)


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《各賞受賞者》

宮崎市長賞
○原爆の鬼鋭角に鶴の首
(宮崎市)西岡 南風

宮崎市議会議長賞
○メビウスの輪迷子の母が行き来する
(宮崎市)植田のりとし

宮崎市副市長賞
○乾杯の裏でミサイル飛んでいる
(宮崎市)川崎 敬女

宮崎市地域振興部長賞
◎大国の狭間日本に迷子札
(鹿児島県)外園ピアノ

宮崎市文化スポーツ課長賞
◎反対はしない気ままな猫の耳
(佐賀県)横尾 信雄

宮崎番傘賞
◎昂ぶりがゆっくり溶ける空の青
(宮崎市)細山田吐夢

大矢左近太郎賞
◎本当の鬼は人間だと思う
(佐賀県)真島 凉

宮崎市芸術文化連盟会長賞〈新人賞〉
☆鬼の居ない時は陽気なコップ酒
(宮崎市)馬場さだお

※◎特選句、○準特選句、☆平入選句。

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大会終了後は「ニューウェルシティ宮崎」にて懇親会。34名参加。

カラオケも出て、盛り上がった。

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# by ringo-utahime | 2017-03-27 13:40 | 川柳大会 | Comments(4)
「宮本武蔵」「新・平家物語」等で有名な作家吉川英治(1892.8.11~1962.9.7)は二十歳前後の頃、吉川雉子郎〈きじろう〉の名で川柳を詠んでいた。

柳号の「雉子郎」は〈焼け野の雉子の子を思う親心をしのんだもの〉で、吉川英治はかなりの親思いの青年だったらしい。

ちなみに、私は英治の名言「朝の来ない夜はない」が好きだ。

雉子郎の川柳を少し紹介したい。

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清盛も太閤も居ぬ京淋し

古本を売りて富みたる夕心

何尺の地を這ひ得るや五十年

貰はれて行く子に袂ただうれし

駈落は金の無くなる所まで

あめつちの中に我あり一人あり

死ぬんだと云へば女房泣きやあがる

新内よ流せ廓の雨上り

両国の美しい夜に風邪を引き

夏よろし君が翡翠の玉のかげ

生きぬれば蝶にも汗はありぬべし

小鳥店買はれ行くのと泣きかはし

その女八百屋に見たる夕かなし

渡海てふ火宅の中に油蝉

きりぎりす半分泣いて風が吹き

珈琲の香にさへ酔ひぬ恋すれば

うれしさに憂きに鬼灯吹く女

かにかくに吾が朝顔もうすれ行く

気が違ふほど夕焼けぬ夕焼けぬ

後に読む其の夜の小さき名刺の名

飯が旨いに止まれり俺の秋

風が出て来たよと下駄をはいた時

貧しさもあまりの果は笑ひ合ひ

思はれもする柩の中の静けさ

うら寒いこころに息が見えて来る

一人喰ふ膳にぽつんと紅生姜

どん底の人に不思議な顔の光沢

世の中におふくろほどのふしあはせ

生きようか死なうか生きよう春朧

おふくろは俺におしめもあてかねず

櫛一つ無くして帰るすみだ川

湯屋の前通れば晩い桶の音

仏壇はあとのまつりをする所

売れて居るところを見ない骨董屋

真ん中を歩く都の午前二時

落ちぶれてまだ鍵だけをたんと持ち

金銀の中で貧しき飾職

なつかしき日を張り板に張りつづく

このさきを考へてゐる豆のつる

春の夜の立ち聞きゆるせ女部屋

春をただ男やもめのふところ手

悶々と蠅を叩いてゐたりけり

年忘れおまへは帰る俺は寝る

この道でいつぷくしよう小春かな

子に甘く女房に甘くあられ酒




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# by ringo-utahime | 2017-03-17 17:50 | 川柳本 | Comments(4)

2013年4月開設『りんご詩姫のブログ(新)』‥‥文芸川柳、フラメンコ、ボイストレーニング、パン教室、グルメ等々、趣味に生きる元気印「りんご詩姫」の〈気まぐれブログ〉。小さなスナックのママです。よろしく♡♡


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