「川柳番傘5月号」

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連休前に『川柳番傘5月号』が届いた。
表紙絵は「奥山」。柔らかい緑色が薫風を匂わせる。



《誌友近詠》のページ。松本初太郎選。
今月は、5番目に6句掲載された。ラッキー!!

赤紙も餓死もない世の五月病
サナトリウムの父が愛した聖五月
跳び箱に挑む少女の陽の匂い
ジャスミンの香にむせ返る片想い
ホスピスの母に寄り添う白牡丹
クレヨンも人も愛した順に消え
        (さわだまゆみ)


五月病の句は、選者の初太郎さんが、評を付けてくださった。「一読意味が分かる句。こんな句を探している」とは、嬉しいお言葉。
サナトリウムの句は、長期に渡って結核療養所に居た亡父を想って詠んだもの。
実は、跳び箱が得意だった。今でも時々、跳んでみたいと思う。
クレヨンの句、自分では気に入っている。


誌友の7番目に川南土の子番傘川柳会副会長の龍司さんが6句掲載。おめでとうございます。ずっとパーキンソン病を抱えながらも頑張っておられる龍司さんに、心からのエールを贈りたい。

腰高の男牛耳る村芝居
例により男さびしい皿回し
白墨で沸蘭西料理と書いてある
こだわりのヒレステーキとはどんな味
妻も子も遠くになって犬二匹
われは此処思えば遠く来たもんだ
          (古川 龍司)

中武弓さん、5句入選。

心のかぜ直らぬ友と見る若葉
星くずを数えうわさを聞き流す
捨てられぬ本に囲まれほっとする
一斉の緑と歩く誕生日
母の手のカーネーションに舞う音符
          (中武 弓)



《友の会》のページの入選句(一人2句抄)には、私と碌詩さんが掲載。

課題「潜(くぐ)る」

トンネルを潜り深まる夫婦仲
ヒロシマの戦火潜った祖父のペン
           (まゆみ)

救助隊危険を潜る使命感
この闇を潜り抜ければ青い空
            (碌詩)


番傘誌友新人の頃の私に、碌詩さんが「毎号、まゆみが何処に載っているかを探すのを楽しみにしているんだから、頑張って真面目に投句しなさい」と背中を押してくださったおかげで、今がある。私にとっては、大好きで大切な恩師の一人だ。
碌詩さん、ありがとうございます。

(*^▽^*)


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by ringo-utahime | 2013-05-07 22:08 | 川柳誌 | Comments(2)

Commented by kojiro-nomama at 2013-05-08 09:30
睡眠時間もあまりないのにいつも調子いいですね。
鹿児島もこの調子でね。Σ(・□・;)ビックリ!
Commented by ringo-utahime at 2013-05-08 11:24
kojiro-nomamaさんへ
ありがとうございます。
次から次と宿題があるので、たいていいつも一夜漬け状態なんですが‥‥川柳の神様が、ときどきウインクしてくださるみたいです。
南日本川柳大会の句、まだ殆ど出来てません。切羽詰まらないと、燃えない質なんで‥‥困りますね。
(^^;)