卑弥呼の里女流川柳大会
2013年 07月 28日
7月28日(日)佐賀・吉野ヶ里町で開催の
「第2回卑弥呼の里女流大会」に参加した。
会場は、昨年と同じ「吉野ヶ里公園駅コミュニティーホール」。
12時開場。13時投句締め切り。
鹿児島から、石神紅雀さん1名。
宮崎から、主税みずほ、川崎敬女、さわだまゆみの3名。
その他、福岡・佐賀・熊本・和歌山から総勢60名の「お姫様(卑弥呼)」が参加。ふだん、各柳誌で馴染みのある女流川柳作家にたくさんお会いできて嬉しかった。
(#^_^#)
昨年は体調不良(睡眠不足)でお断りした〈選者〉の役目も、今年はお引き受けした。
久美子ちゃんとの約束が果たせて、ホッとした。
(*^^*)
14時に開会して、披講。各題ごとに、初恋賞1句、入選35句、三才(天・地・人賞、各1句)、軸吟‥‥計40句の入選作を発表。
脇取りは、若葉川柳会所属の松尾貞実さんと森貴子さん。
披講は、番傘方式の一回読み(呼名を受けてから、選者が句を再度復誦)。
初恋賞と三才には、そのつど記念品が進呈された。順位無し、表彰状・楯無し。
~鹿児島・宮崎組の成績と上位入選句~
【鼻】 〈佐賀〉真島久美子選
初恋 敗因は私の丸い鼻でした(柴田 美都)
入選 花棺つんと尖った母の鼻(石神 紅雀)
入選 プチ整形の鼻に値札がぶら下がる(さわだまゆみ)
入選 鼻眼鏡まぶしい母の手内職(さわだまゆみ)
人賞 象の鼻強く子育てする姿(東 浩子)
地賞 振り向いた優しい父の鼻眼鏡(豊田 愛)
天賞 鼻先に美談がひとつぶら下がる(吉開 綾子)
軸吟 クレオパトラになりそこなった鼻である(真島久美子)
【燃える】 〈宮崎〉さわだまゆみ選
初恋 スマップに今でも燃えておりますの(阪本ちえこ)
入選 胸の奥ふるさとの島燃え続け(石神 紅雀)
入選 ことさらに道を外れた恋燃える(石神 紅雀)
入選 再起への執念燃やす麻痺の杖(川崎 敬女)
入選 夕焼けが男を燃やす分岐点(川崎 敬女)
入選 核廃へ燃える夕陽が主張する(主税みずほ)
人賞 あと少し燃える私も言霊も(長井すみ子)
地賞 素足から愛の炎に包まれる(谷口 邦子)
天賞 消火器をくださいアバンチュール夏(冨永紗智子)
軸吟 再会に燃えたふたりの風の盆(さわだまゆみ)
【化粧】 〈熊本〉平田 朝子選
初恋 化粧する弾む私でいたいから(森永可恵子)
入選 万物を浄めて雪の白きこと(石神 紅雀)
入選 プライドの化粧を剥がす恋敵(川崎 敬女)
入選 すこやかな明日を夫婦で化粧する(主税みずほ)
人賞 ヘルパーの汗スッピンになる誇り(永戸 文恵)
地賞 革命は化粧ポーチの中にある(真島久美子)
天賞 アイドルの化粧を真似ながら孤独(さわだまゆみ)
軸吟 アラフォーの焦りにルージュ変えてみる(平田 朝子)
【涙】 〈糟屋〉中村 鈴女選
初恋 涙目のひまわりでした母でした(柴田 美都)
入選 子の反抗涙振るって平手打ち(川崎 敬女)
入選 虐待の涙に雨期が終わらない(主税みずほ)
人賞 兄の絵に涙も尽きぬ無言間(冨永紗智子)
地賞 震災へ涙腺ゆるむ鎮魂歌(小野 雅子)
天賞 本当の涙で泣いてくれた母(岡田かすみ)
軸吟 もらい泣きしている横の処方箋(中村 鈴女)
【南】 〈和歌山〉木本 朱夏選
初恋 南回帰線越えれば過去を消すピアス(さわだまゆみ)
入選 南方の戦を父は語らない(石神 紅雀)
入選 生ぬるい南風も同情する左遷(石神 紅雀)
人賞 南向く向日葵やけどしそうです(北村あじさい)
地賞 常套句ポイと南の海へ捨て(吉開 綾子)
天賞 チャーミングなおへそ南の島の姫(真島美智子)
軸吟 南からサンバに乗って来た烏(木本 朱夏)
大会終了後は場所を和食味処「天皷」に変えて、懇親会。
大会裏方の男性陣も加えて、計45名参加。
参加者の自己紹介も交えて、とても盛り上がった。
帰宮する私たちを真島ファミリーと朱夏さんが見送ってくださった。
自宅に帰り着いたのは、午後10時。
疲れたが、とても楽しい一日だった。
私は、参加賞・初恋賞・天賞(弥左ェ門釜の陶磁器類、団扇、にがごり、水菓子)など、たくさんお土産をいただいた。
真島ファミリーの皆さん、今年も大変お世話になりました。ありがとうございました。
《追記》
8月6日(火)、久美子さんからメールをいただきました。
女流大会の記事が掲載された佐賀新聞(7月31日付け)の切り抜きの写真が添付されてきました。
嬉しい!!
ありがとうございました。
(*^。^*)
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カゴッマ弁で「ザッツが目をかわさんうち」の早業!! \(◎o◎)/!
りんごちゃん、お疲れ様でした。タフだねぇ~~~(^^)
なんかすごく楽しかったよね。披講が聴き取りやすかったのもあると思います。
頭の中が「???」になることが無かった気がする。
いい句だな・・・誰の句? で、作者の呼名(なんか変だね)、もう一度読んで、脇取の復唱。
番傘方式、1回読みの良さだよね。1回目でわからなかったら、次を読むまでの間に疑問を投げかけれられるものね。
個性的な句・・・その人らしい句・・・呼名を聞いて、「やっぱり・・・」と思う楽しさ。
いやはや、楽しかった。次は2月の南日本女流川柳大会ですね❤
私は、珍しく「天賞」をいただいて、もうビックリでした。
去年は体調不良で辞退した選者も、今年は無事に果たせて、ホッとしました。
「森永可恵子さん」なんだ。ありがとうございます。
m(_ _)m
入選句を拝見すると、いい句ぞろいですね。(^^)
課題ごとに初恋賞と天・地・人賞に記念品が貰えますが、順位は無し、表彰状も楯も無しなんで‥‥時間が短縮されるし、そ
れはそれで、あっさりしてて良いよ。
(^_-)
これはお見事!!
毎年4月に開催される「吉野ヶ里川柳大会」も、お土産が山盛りの大会なんですよ。昼食も、手作りの山菜料理が出ます。それで、参加費1000円なんで‥‥みんなが毎年足を運びたくなる人気のある大会なんですよ。めぐみさんにも、いつか是非いらしていただきたいです。
(*^。^*)
女流大会お疲れさまでした。
私は連日の仕事で、大会の事を忘れていました。
女性の柔らかさ・強さに溢れた句ばかりで、大会の華やかさが想像できます。
選者もお疲れさまでした。
私もいつかは行ってみたいです。
とっても楽しかったですよ。来年は、一緒に行けると良いですね。宮崎からの参加者が増えるなら、レンタカーを借りて、小川さんに運転してもらおうと思ってます。
(^_-)
「スマップに今でも燃えておりますの(阪本ちえこ)」・・いつまでも青春なんですねえ。