川柳が上手になるための五箇条

『川柳番傘9月号』で、熊本の黒川孤遊さんが「昨年12月号の田中新一主幹の巻頭言《川柳が上手になるための五箇条》を読み返してみよう」と提案されている。
早速、柳友から問い合わせがあったので、下記に引用・要約して紹介する。

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~川柳が上手になるための五箇条~

①逆転の発想をする。
川柳を作る時には、正の回路からだけではなく、負の回路からも考えてみることが大切。相手の立場から考えたり、対象となるものに自分を置き換えてみたり、表からよりも裏から見る発想が必要。

②課題をヒントにする。
課題をピント(焦点)にすると辞書に書いてあるようなことに限られるが、ヒント(手がかり)にすると、視野が広がり、発想が広がる。

③同想句を回避する。
最初から5番目くらいまでの発想は捨てること。最初に思いつくのは誰もが思いつく一般論。それを回避するには自分のことを詠むこと。自分のことを詠めば同想句にはならない。

④下五の威力を発揮する。
選者が披講される時、下五が聞こえなかったらイライラする。下五まではっきり読むことで作品が成立。下五が作品の優劣を左右すると言っても良い。五・七に使ったエネルギーの数倍のエネルギーを使って下五を作れば作品が威力を発揮するのは間違いない。

⑤「それがどうした」と問いかける。
最後に、出来上がった作品に「それがどうした」と問いかけてみよ。作品が報告や説明に終わっていたら答えは返ってこない。作品から次から次と答えが返ってくれば素晴らしい作品だ。

(「川柳番傘2014年12月号」田中新一主幹の巻頭言より引用・要約)


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by ringo-utahime | 2015-09-04 18:14 | 川柳お知らせ | Comments(8)

Commented by kojiro-nomama at 2015-09-04 18:43
ringo-utahime さん
川柳が上手になるための五箇条
大変、勉強になりました。
ありがとうございました。
Commented by h82261765 at 2015-09-04 19:04
読んでいなかったな。
自分の周辺だけ目を通してそれで終わりだもんね、わたしの川柳。
もっと勉強しないといけないな。
Commented by りんご詩姫 at 2015-09-04 21:37 x
さくら草さん、ありがとうございます。
昔から言われていることばかりですが、たまには初心に返って、認識を新たにすることも大事ですよね。

o(^o^)o
Commented by ringo-utahime at 2015-09-04 21:51
清展さん、ありがとうございます。

向学心旺盛な新人会員さんたちのおかげで、私も、ますます勉強させていただく機会が多くなりました。
ありがたいことだと思います。

(*^^*)
Commented by チェリー at 2015-09-06 22:20 x
今晩は。
M先生の指導の中で、
「当たり前では駄目、逆を詠んでみる」とか
「下5で決まる」と言われます。
なるほどな~と思うのですが、自分で作るとなると言葉が出てきません。
まだまだです!
Commented by りんご詩姫 at 2015-09-06 23:25 x
チェリーさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

いろんな方が、川柳作句のハウツーを述べておられますが、基本は同じですね。

「下五に心せよ!!」大事だと思います。

q(^-^q)
Commented by 陽花 at 2015-09-07 11:36 x
いつもたくさんの参考になる句を読ませていただき、またこういう大事な視点を教えていただき、いつも勉強になります。ありがとうございます。
「それがどうした」・・・この問いかけ大事ですね。
もう一度自分の句に問いかけてみたいと思いました。
Commented by ringo-utahime at 2015-09-07 14:17
陽花さん、コメントありがとうございます。

「あー、そうですか、そうですね」で終わる句を、私たちは「そうですか川柳」などと読んでいます。
《ただの説明・報告句ではないか?》《ちゃんと詩になっているか?》………問い直す習慣をつけたいですね。

o(^o^)o