『はじめ』川柳

あっという間に、お正月休みが終わりました。

今日1月4日(月)「りんごの詩」仕事はじめです。

本年もご愛顧のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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お正月用のお花は、今年も「花泉」さんに配達してもらいました。

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恒例の「ふるまい酒」は、日本酒(松竹梅)の「こもかぶり」。枡酒で、どうぞ。
一升樽、早いもの勝ちです。

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お客様のご要望にお応えして、現在「川柳番傘新年特大号」販売中です。一冊700円。


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課題『はじめ』の川柳を集めてみました。


【はじめ】
赤ん坊むこうを向いて泣きはじめ(松橋 帆波)
あなたから一人暮らしをはじめます(野口 一徳)
一年のはじめニンゲン証明書(森中恵美子)
いっときの桜それから舞いはじめ(荻原 亜杏)
藷なんかなどと敬遠されはじめ(麻生 路郎)
追いつめて男の愛は冷えはじめ(野村 正也)
男五十つまらぬ自己が見えはじめ(山本 一途)
親馬鹿のはじめ泣き声までほめる(矢部あき子)
温暖化ガラスの靴も溶けはじめ(加藤ゆみ子)
かけ落ちの世帯はじめの紙コップ(山本 慶三)
肩書きが取れ贅肉もとれはじめ(和田 薫)
哀しさは父母の記憶が欠けはじめ(小原 金吾)
川向い聞こえはじめた宵太鼓(佃 耕斎)
学説は地球の終を読みはじめ(安永 理石)
九条の背中が丸く見えはじめ(紅谷とら路)
休戦にしよう子供が泣きはじめ(多田 芳子)
級長といふ窮屈を知りはじめ(岸本 水府)
血圧が気になる話からはじめ(下川 芳水)
恋進みはじめたらしい電話料(村田ひろし)
米づくり迷いはじめている平野(辻田みえ子)
坂こえてはじめて見える空のいろ(澁谷さくら)
桜暮れはじめて養子だとわかり(川上三太郎)
山茶花へ日課の琴が鳴りはじめ(森 紫苑荘)
修羅くぐり心臓強くなりはじめ(多田 芳子)
省エネへケチが美談になりはじめ(吉実 井児)
心入れかえて悪友老けはじめ(上野 微風)
人生の残りを意識しはじめる(椎名 七石)
スカートの似合いはじめた男達(山本あかね)
接吻とはじめて書いた日の日記(向田桜羊子)
銭湯の鏡都会を知りはじめ(成貞 可染)
蕎麦打ちを習い道具に懲りはじめ(鈴木 和子)
地球儀を包みはじめた星条旗(四分一周平)
チューリップはじめて描いた私の絵(佐々木好也)
つと隠す少女は城を持ちはじめ(清水 英子)
妻のこと子のこと麻酔ききはじめ(高市 伊棹)
テレビから今年の蝉が鳴きはじめ(木下 愛日)
電気鋸うなって森を消しはじめ(和田 撫光)
トリックに迷いはじめた冬いちご(石田 一郎)
どっちつかずの返事したのを悔ひはじめ(麻生 路郎)
七十を過ぎてはじめる恩返し(中谷 幹夫)
人間が濁りはじめる午後の川(薮内 直人)
人間不信目立ちはじめた蟹の泡(久保 律子)
脱ぐ時にはじめて気付き後ろ前(深尾 きく)
伸び盛り大人の味に馴れはじめ(渡邊 幸子)
はじめからギャラのなかった家業継ぐ(星井 五郎)
はじめての名刺未来へ帆を上げる(齊藤由紀子)
はじめての話題のように聞く小耳(松谷 早苗)
はじめまして力の限り呱々の声(安田 翔光)
花活ける娘ノコギリひきはじめ(川上三太郎)
針山の針がいつしか錆びはじめ(石倉 須磨)
ひとり占めその後体重ふえはじめ(飯塚 広晃)
ピーポーが仕事はじめの街に鳴る(田向 秀史)
ふたごころ桜はとうに散りはじめ(森中恵美子)
ふるさとの長い話をはじめよう(岩橋 芳朗)
前向きに歩きはじめた日の自信(松原 寿子)
枡酒の隅から軍歌出はじめる(中島 敏子)
街角でくさりはじめた流行り歌(益子 雀)
密約がそろそろ露見しはじめる(金川朋視子)
見舞い客帰さぬほどに癒えはじめ(佐島風柳子)
結ばれる予感セーター編みはじめ(柿沼 研人)
やんわりと漢方薬が効きはじめ(西村佐久良)
夢の橋渡りはじめてから元気(三井 良雄)
夢はじめ光る一句を模索する(田中 豊)
嫁が来て兄が他人に見えはじめ(竹内いつみ)
世を渡る腕リストラで錆びはじめ(釋 翔空)
ライバルにはじめのグーを突きつける(池田 文子)
侘しさを知る幾日か夏はじめ(椙元 紋太)
揺れ止んでまた飯事の母になる(船水 葉)
最初にパー出した素直な手のひらだ(小暮 健一)
もっと泣けもっと笑えと幕上がる(春口倭文子)
たこ焼きが焼けた革命始めよう(石橋 芳山)
母起きて家の空気が動きだす(北田のりこ)
新しい風が吹き始めたようだ(岡内 知香)
再始動の日本へ降りてきて卑弥呼(典子)
始めたらきっと誰かが真似をする(大輪)
とりあえず乾杯だけはしておこう(大輪)


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Commented by h82261765 at 2016-01-06 09:35
枡酒飲みたかったな。今年は一滴も飲まなかったな。若い頃は浴びるほど飲んでた私が。

紫苑荘…
懐かしい名前を見つけちゃいました。
若い頃の合同句集で1度だけご一緒してるんだ。
森紫 苑荘となってるけど 森 紫苑荘ですよ。
Commented by りんご詩姫 at 2016-01-06 13:40 x
清展さん、コメントありがとうございます。わかりました。あとで訂正しておきますね。

やっぱり樽酒は美味しいですよ。清展さんにも呑ませて差し上げたいものです。

(*^^*)
by ringo-utahime | 2016-01-04 18:30 | 川柳(課題別) | Comments(2)

2013年4月開設『りんご詩姫のブログ(新)』‥‥文芸川柳、フラメンコ、ボイストレーニング、パン教室、グルメ等々、趣味に生きる元気印「りんご詩姫」の〈気まぐれブログ〉。小さなスナックのママです。よろしく♡♡
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