宮崎番傘7月句会

7月24日(日)「宮崎番傘川柳会」(間瀬田紋章会長)7月句会開催。

※今月は参院選挙の投票日と重なった為、2週間遅れの定例句会。

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出席22名+欠席投句9名=合計31名の参加。

各課題ごとに約40句を選出。

脇取りを植田のりとしさんにお願いした。

入選句を下記に記載。
※ボイスレコーダーからの聞き取りの為、表記間違いの場合もあり。


【あの日】 七條 美千選
あの日からスクラム組んで母助け(みなみ)
小銭手にあの日見ていた紙芝居(ちかよし)
あの日あの時始発の駅で待った君(みずほ)
あの日から主役の好きな女偏(みずほ)
決断のあの日 独りになった印(敬女)
託された手紙に兄の余命知る(千枝)
トラックの荷台で僻地初帰任(南風)
敗戦のラジオは何ぞ蝉に聞く(ほたか)
縄電車遠いあの日は父母を乗せ(敬女)
ときめきに揺れたあの日に帰れない(せつこ)
友が逝くただ呆然と朝がきた(千枝)
あの日から晴れて夫婦の鶴と亀(なが月)
あの日以来うまく距離おく嫁姑(喜宏)
後悔はあの日の僕の意気地なし(信)
失恋のあの日が騒ぐ日記帳(弘二)
あの日から一人暮らしのカタツムリ(せつこ)
大正琴弾くとあの日に還る母(よしひさ)
色褪せたあの日絡んだ赤い糸(博)
あの日に戻せと難問投げる離婚劇(さだお)
浮かぶのはあの日の君の白いシャツ(照代)
あの日から渚が遠くなりました(信)
分岐点 元に戻れぬ開戦日(よしひさ)
失意の中のあの日の君がまだ消えぬ(みずほ)
神風の虚構に泣いた敗戦日(まゆみ)
あの日の瞳信じこの地へ根を下ろす(桂介)
一本の虫歯に泣いた不合格(九州男)
あの日から神を信じぬことにした(紋章)
手に触れた日から発酵してる恋(のりとし)
大金を手にした日から狂う蟻(のりとし)
離婚劇あの日の傘が濡れたまま(喜宏)
熊本のあの日からある不眠症(紋章)
佳5 あの日さえ無ければ他人だったのに(九州男)
佳4 自転車に乗れたあの日の風の讃(聞明)
佳3 少年期おぼれたあの日トラウマに(大義)
佳2 新しい風を掴んだ日の血気(聞明)
佳1 片目のないあの日のダルマ死んだふり(桂介)
準2 あの日から平和を刻む鳩時計(よしひさ)
準1 唇を噛むあの日の背負い投げ(桂介)
特選 あの日から名刺は風に飛ばされた(紋章)
軸吟 子を守る発言力を上げた日々(選者)


【水】 肥田木聞明選
つるべ井戸うまく汲めずに泣き出した(放浪)
水と空気汚して進む都市砂漠(桂介)
水琴窟 音を揺るがす蝉しぐれ(幸風)
水田に飛びはね跳ねる虫もない(義山)
水甕に生花を入れて主の顔(藤柳)
水代わり泡のしたたる紙コップ(幸風)
打ち水で路地に活気があった夏(信)
バイカモは澄んだ棲みかを知っている(千枝)
万物の命をつなぐ岩清水(博)
逃げ水の恋とは知らぬ夏少女(まゆみ)
昔なら軽く越えてた水たまり(ちかよし)
甘い水飲ませ育てた子の反旗(敬女)
増水の川面どどどどどと踊る(紅雀)
水水水 水を欲しがるきのこ雲(博)
力水つけて土俵の風もらう(南風)
せせらぎと戯れている夏帽子(美千)
ふるさとの水は長生きさせてくれ(紋章)
煩悩を断ちきる滝へ水の行(敬女)
スキャンダルの流れでている水まわり(美千)
一人旅 連泊をする水あたり(紋章)
打ち水へ父のジョークを偲ぶ夏(まゆみ)
遍歴は数えきれないミズスマシ(九州男)
水上の忍者おぼしきアメンボウ(なが月)
水面下 嫁に譲ってまるく棲む(敬女)
泥水にでんと構える蓮の花(喜宏)
親ごころ小骨抜いてる水面下(のりとし)
ああ甘露トレッキングの谷の水(大義)
最高のもてなしだった旨い水(桂介)
水飴につられ立ち見の紙芝居(なが月)
ふるさとの水の匂いと対話する(みずほ)
佳5 緑陰の風が誘〈いざな〉う水鏡(なが月)
佳4 呼び水になるか移住の家が待つ(南風)
佳3 打ち水に乾いた土のはしゃぐ声(喜宏)
佳2 おしゃべりな鍋にちょっぴり水をさす(桂介)
佳1 祭りうた残し集落水の底(ほたか)
準2 蛇口からテロの臭いの濁り水(喜宏)
準1 羊水の温もり母は無限大(みずほ)
特選 東京の水は免疫力がつく(紋章)
軸吟 善と悪それぞれに遇う汽水域(選者)


【途中】 やすの喜宏選
大輪へ開花の途中あと一歩(千枝)
頂上の風より途中の汗が好き(ほたか)
試験の途中 突如聞こえた神の声(桂介)
気にかかる旅の途中で触れた袖(せつこ)
待ってくれカタツムリ追う老いの足(博)
途中からしどろもどろの一夜漬け(幸風)
船出した恋が途中でする座礁(みずほ)
途中ゆえ今なら消せる指先で(義山)
何事も器用にできて途中まで(大義)
どの子にも母は見送る途中まで(淳子)
途中下車われを見つけた無人駅(弘二)
息継ぎの途中で軋みだす音色(聞明)
終活を途中で変えた余命表(敬女)
若き日の夢捨てられず途中下車(よしひさ)
ふるさとの匂いに惹かれ途中下車(美千)
しっちゃかめっちゃか認知途中の母がいる(なが月)
途中下車して見たくなる子の景色(千枝)
人生の途中で逢った罪な人(せつこ)
途中まで戻り流れを確かめる(桂介)
途中からUターンできぬ丸木橋(幸風)
喝采の途中で逃げた福の神(みずほ)
途中から我が家を見失う歳に(紋章)
途中から魔女になるとは知りもせず(九州男)
古寺巡礼 鎧かぶとが捨ててある(のりとし)
ちちははと語りながらの遍路道(まゆみ)
夢無限はてない旅の途中下車(博)
お話はもうやめてさあ二人きり(紅雀)
途中から仲間に入り火傷する(さだお)
途中から二枚目半に路線替え(なが月)
年輪の途中に赤い染みがある(のりとし)
佳5 昇進の途中で止まり外野席(弘二)
佳4 途中から嘘は言えない蜘蛛の糸(幸風)
佳3 途中下車 人と地酒に癒される(のりとし)
佳2 喋ってる途中を襲う失語症(南風)
佳1 言い訳の途中に嘘が隠れてる(ちかよし)
準2 栄光の途中で染まるドーピング(せつこ)
準1 途中から我が家の顔になった嫁(淳子)
特選 鬼の面 途中で外す裏事情(桂介)
軸吟 吊り橋の真ん中へんで迷う脳(選者)


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~宮崎番傘8月句会ご案内~

★日時/8月14日(日)
13時集合(16時まで)

★場所/西地区交流センター(勉強室)

★宿題
◎課題吟(各3句以内)
「一滴」
「猛暑」
「ドローン」
◎自由吟(1句のみ)

★投句料/300円(正会員は無料)

※どなたでも、自由に参加できます。見学も可。


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by ringo-utahime | 2016-07-24 23:50 | 川柳句会 | Comments(7)

Commented by kojiro-nomama at 2016-07-25 17:56
見事にまとめてUPしましたね。
りんごさんのパワーはそこしれません。
私も頑張って見習わないといけませんね。
お疲れ様です。
Commented by ringo-utahime at 2016-07-25 18:02
さくら草さん、ありがとうございます。

自由吟のヒマワリの句、大好きでした。

\(^o^)/
Commented by h82261765 at 2016-07-25 21:30
句会お疲れさま。
ポイスからの転記とは恐れ入ります。
お見それしました。

いつも新聞コピ-をありがとうございます。
今年一杯は投稿を続ける予定ですので今後ともよろしくね。
Commented by ringo-utahime at 2016-07-25 21:58
清展さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

朝日新聞宮崎版川柳欄へのご投句、ありがとうございます。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

m(__)m
Commented by synjyoko at 2016-07-25 22:24
こんばんは。すごいですね。
これだけあれば、川柳みやざき誌の編集が楽になりますね。
これを使わない手はないです。ありがとうございました。m(__)m
Commented by りんご詩姫 at 2016-07-25 23:00 x
紅雀さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

「川柳みやざき」誌の編集は、南風さんが入選の句箋から直接おこされているので、このブログとは連動しておりません。
南風さんはインターネットのご利用もないようなので、誰のブログもご覧になっていないと思います。

(^_^;)
Commented by synjyoko at 2016-07-25 23:39
まずはお礼からだったのに・・・昨日はお世話になりました。
駄句ばかりでお恥ずかしい限りでした。

南風さん、腱鞘炎と以前伺っています。これだけの作業を使わないのはもったいないと、編集の立場からは痛切に思います。