『すし』川柳と俳句

8月19日(金)の夜は、お客様から出前の寿司をご馳走になった。

握り寿司、鉄火巻き、うなきゅう。赤だし。

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~ブリタニカ国際大百貨事典より~
《鮨(すし)》
代表的な日本料理の一つ。酸(す)しに由来し、鮓司、寿司とも書く。魚が自然に発酵して酸味を生じているのを発見して人工的につくるようになったといわれ、すでに7世紀頃の文献にみられる。現在の鮨は、熟(な)れ鮨と早鮨に大別される。熟れ鮨は、魚と飯を数日前から数ヵ月で発酵させるもので、ふな鮨、ますの姿鮨、あゆ鮨などがある。早鮨には、一夜鮨と即席鮨があるが、前者は関西地方の押し鮨やさば鮨などで、後者は新鮮な魚介類でつくった握り鮨や巻き鮨、ちらし鮨、五目鮨、いなり鮨、茶巾(ちゃきん)鮨など、全国的に広くつくられている。鮨飯は白飯よりやや硬めに炊き、熱いうちに合せ酢(酢、塩、砂糖)を混ぜる。




課題「すし」の川柳と俳句を集めてみた。


~川柳~
【すし】

ビニールの葉蘭すし屋の腕も落ち(谷岡不可止)
柿の葉を添えて鯖ずし酒前酒後(石井 伸生)
勘定が気になり出したうまい寿司(竹田 桃生)
営業停止僅か三日のちらしずし(田中 南都)
巻きずしは一世にたよるフードバザー(畔取 一子)
清潔を信じてたべるにぎりずし(山本寿恵広)
ふるさとの海青く澄む鯖のすし(柴田 午朗)
魚偏の湯のみを読んできゅうり巻き(内藤 光枝)
昔なら芋づるが出る回る寿司(中尾 飛鳥)
回る寿司トロ食べる顔確かめる(入口とみを)
回る寿司値段は皿が知っている(奥原 雨人)
よいすしを食べに三つ四つ路地を抜け(岸本 水府)
花だよりコンビニの寿司売り切れる(奥山 晴生)
回転寿司の売れない皿が黄昏れる(松代 天鬼)
すこしずつ亡母に近づく五目寿司(渋谷美和子)
まわるまわる回転寿司も人生も(田口 麦彦)
白雪姫乗せてくるくる回る寿司(吉岡とみえ)
ニシアにはシニアサイズの恵方巻き(船水 葉)
すしBARで学ぶきれいな仕事術(菅井 真美)
大臣は回転寿司の皿だった(北山まみどり)
ちらし寿司家族が家族だったころ(高瀬 霜石)
下心添えてご馳走された寿司(昌昭)
子の帰省母の愛盛るちらし寿司(三陽)
いずし漬け終え熟成を待つコップ(規子)
江戸っ子でぇアボガドなんて寿司じゃねえ(恵子)
トロにウニ財布気になる孫の口(尚男)
客の顔見てから決める今日の時価(格)
江戸前の寿司のネタにも地中海(伊賀 忠文)
遠慮なく寿司の皿積む孫の笑み(木村 規子)
貝づくし寿司屋のネタは高くつき(大谷美恵子)
回転寿司でも回ってる回遊魚(宮本彩太郎)
柿の葉寿司だけは忘れず大和発つ(石岡 正司)
カニ寿司がうまい故郷に抱かれて(嶋澤喜八郎)
この客は寿司屋で帰す交際費(野里 猪突)
潮時を女は思う回る寿司(西 美和子)
初ギャラで父に日本酒母に寿司(塚原 羊雲)
職人の技ロボットの握り寿司(石手洗 弘)
新米の寿司で実りの秋配る(長藤 敏子)
時価というものも時々回る寿司(藤井 幸子)
十億の胃袋ねらい寿司が行く(貝田 誠作)
寿司折りで許されている午前様(吉川 孝子)
寿司カラオケ国境越えて大流行(田中のり子)
寿司食べて覚え直した魚偏(船橋 豊)
寿司屋には漢字の魚が泳いでる(八木 勲)
飛びきりのお寿司いただく誕生日(三吉英一郎)
日本の寿司が世界の味を占め(近藤 稔夫)
ぼんぼりがつくと僕らも散らし寿司(石川 雅子)
孫と来て回転寿司がよく回る(岩崎 弘舟)
祭り寿司ははがひょっこり来て座る(久崎 田甫)
回らない寿司を奢ろう年金日(永石 珠子)
回る寿司ときどき霧を吹きかける(杉山ひさゆき)
嫁姑コラボレーション寿司百個(甲斐 典子)



~俳句~
【すし】(季語・夏)

鮒鮓や彦根の城に雲かかる(蕪村)
赤なしの柿右衛門なる鮓の皿(高濱 虚子)
鯵の鮨つくりなれつつ鳳仙花(水原 秋櫻子)
あをあをと降る葉の見えて一夜鮨(鷲谷七菜子)
拳銃をさげ鮓買ってゐる巡査(田口 恵子)
母の鮨鯛のそぼろをちらしけり(津森 延世)
遊学の子とお別れの鮨の宿(吉田 きみ)
鮎鮓や梢の揺らぎ日のゆらぎ(晏梛みや子)
笹鮓を喰うて涼しき顔並ぶ(黒岩くに子)
浅草に来たるや鯖の鮨の旬(小林 苳水)
鮒鮨圧すすでに万華の鱗散り(丸山 海道)
露伴忌の夕べ谷中の穴子鮨(窪寺寿美枝)
鮒鮓をねかす月日の波の音(高見 岳子)
鮓押して待事ありや二三日(嘯山)
川蓼や糺の茶屋が一夜ずし(紫暁)
鮓押すや貧窮問答口吟み(竹下しづの女)
仏間より風よく通ひ鮓馴れる(皆吉 爽雨)
亀石を重石に鮓のなるるころ(赤松 蕙子)
鯛鮓や一門三十五六人(正岡 子規)
鮎鮨や吉野の川は水痩せて(佐藤 鬼房)



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Commented by h82261765 at 2016-08-23 20:14
寿司屋、経験ないんだよな。
回転寿司か出前だけ。酒飲むだけだったから(笑)
その癖
飲み歩いてる時は川柳も全く創ってなかった。
短歌はやってたけど。
Commented by ringo-utahime at 2016-08-24 12:21
清展さんは、寿司屋には行かれなかったんですか?
それも珍しいことのように思います。

私は寿司屋の娘なんですけど、子どもの頃から寿司屋の店の佇まいって何となく恥ずかしかった。
この歳になると「亡父の跡を継いで寿司屋の女将でも良かったかなあ」とも思いますが、若い頃は、とにかく水商売が嫌で嫌でたまりませんでした。

(^o^;)
by ringo-utahime | 2016-08-20 18:37 | 川柳(課題別) | Comments(2)

2013年4月開設『りんご詩姫のブログ(新)』‥‥文芸川柳、フラメンコ、ボイストレーニング、パン教室、グルメ等々、趣味に生きる元気印「りんご詩姫」の〈気まぐれブログ〉。小さなスナックのママです。よろしく♡♡
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