『晩酌』川柳

次から次と台風が発生して、全国的に悪天候。
9月も終わろうとしているのに、やけに蒸し暑く不快な夜だ。

今夜は、某焼酎メーカーの営業マンが挨拶に見えた。

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1916年の初蔵出しから、今年100周年を迎えた
霧島酒造株式会社(宮崎県都城市)。

本格芋焼酎『霧島』が、宮崎限定で、2016年11月に発売されるとか。

さつまいもの「黄金千貫」と、霧島連山が生んだ天然水「霧島裂罅水」から作られる焼酎『霧島』には、ファンが多い。

記憶に残る懐かしい味の復活を、みな喜ぶことだろう。


南九州地方では《だれやめ》という愛すべき方言と文化がある。
※コトバンクでは
だれ(疲れ)をやめる(止める)という意味から、焼酎を飲む晩酌のこと。「だいやめ」ともいう。とある。

今日一日の疲れをとり明日の英気を養うため、郷土の「うまいもの」と焼酎を、家族や仲間と一緒に囲むのが「だれやめ」。

標準語では「晩酌」なのだろうが、響きがスマート過ぎて、何だかものたりない感じがする。


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課題『晩酌』の川柳を集めてみた。

【晩酌】
晩酌の一献温い慈雨の味(河村 一成)
晩酌に言いづらそうに金のこと(杉村常太郎)
晩酌が許すかたちに置いてある(岡 良三)
晩酌はやります無形文化財(高木鈴の家)
銚子一本タワーにも似て夜の膳(山崎 貴子)
晩酌で胃カメラの道洗っとく(山本 翠公)
妻に言い勝って晩酌まずくなり(山本 嘉行)
晩酌の燗が割り込むコンセント(岡村 嵐舟)
晩酌をやめると妻も淋しがり(田中 南都)
疲れたと言わせぬ先に燗をつけ(松裏 ミツ)
胃の腑切りその後晩酌まずくなり(船橋 豊)
適量の晩酌浴びて蟻でいる(石田 泰照)
晩酌であしたも走るポンコツ車(武藤 敏子)
晩酌というガソリンで今日を生き(中川めぐむ)
晩酌という点滴をしています(荒木宏太郎)
晩酌という妙薬に生かされる(宮本 次雄)
晩酌に今日の消費を考える(馬屋原弘万)
晩酌にしみじみと見る子の育ち(川上三太郎)
晩酌の父頂点にして和む(月原 宵明)
晩酌は目刺し一本あればよし(澤田 昌和)
晩酌も減らせと攻めてくる物価(小山 太一)
晩酌や君は心のお友達(曾澤 隆司)
晩酌を終う魚の骨残し(前原 健二)
もう誰の指図も受けぬ晩酌後(田村 貴司)
許された晩酌父のえびす顔(高橋いく子)
留守番へ晩酌少し足しておく(阿部 美子)



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by ringo-utahime | 2016-09-28 23:50 | 川柳(課題別) | Comments(2)

Commented by h82261765 at 2016-09-29 09:20
憎っくき霧島酒造め(笑)
鹿児島の焼酎出荷は2年連続宮崎に負けていますもんね。
わたしも
霧島酒造は鹿児島だと思ってましたね。
まあ
鹿児島の敗戦は
幻の焼酎なんかを造るからだろうけどね。
Commented by ringo-utahime at 2016-09-29 10:04
清展さん、おはようございます。

実は、霧島酒造の本格芋焼酎「霧島」は、鹿児島産の酵母菌を使用しています。霧島酒造が宮崎産の酵母菌に切り替えて「白霧島」を出したのですが、「昔ながらの霧島を飲みたい」という県民の声が多くて、今回また元の「霧島」が復活することになったんです。
だから本格芋焼酎「霧島」は、鹿児島と宮崎のコラボ焼酎とも言えると思います。
o(^o^)o