宮崎番傘11月句会

11月13日(日)「宮崎番傘川柳会」(間瀬田紋章会長)11月句会開催。

天気も良く、汗ばむ陽気。西地区交流センターの窓際は日差しが強くて、カーテンを引く。

9月は吟行会、10月は川南土の子番傘川柳大会だったので、西地区交流センターでの月例句会は3ヶ月振りだった。

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出席22名+欠席投句10名=計32名参加。

初参加に、雅彦さん。

各課題ごとに、選者が40句程度を選出。

今回は、植田のりとしさんが選者デビュー、脇取りは佐藤こうじさんにお願いした。

※ボイスレコーダーから拾った全入選句を下記に記載。漢字や表記の間違いがあるかも知れませんので、ご了承ください。

【鍋】 肥田木聞明選
入選
ボランティア教えてくれた社会鍋(ほたか)
缶ビール単身赴任の鍋つつく(博之)
子や孫の姿浮かべて揺れる湯気(博之)
鍋釜もいらぬコンビニ24時(彦猫)
鍋を背に味噌漬け豚で登山する(南風)
大鍋に家族の笑い詰めてある(富山)
家の鍋 沸点低く悩みます(照代)
ドルと円の狭間で揺れる鍋の湯気(喜宏)
家計簿の赤に出番の母の鍋(敬女)
嫁姑 休戦させるチャンコ鍋(まゆみ)
鍋将軍 我が家にふたり居て困る(紋章)
鍋奉行 仕事以上の手際よさ(ちかよし)
焦げついた鍋に未練が残ってる(千枝)
五輪鍋 誰がおいしい汁を吸う(みなみ)
鍋底の穴から覗くほどの幸(なが月)
ストレスをスパイスにして煮込む鍋(喜宏)
母の鍋プクプク踊る水餃子(ほたか)
家族愛 悲喜交々も鍋で煮る(敬女)
鍋底を磨いて母は仕舞風呂(よしひさ)
闇鍋の箸が震える合宿所(紋章)
妻家出 鍋に継ぎ足す八日目(のりとし)
歳月は割れ鍋だけを残し去る(ちかよし)
復興鍋やさしさ届く支援の輪(せつこ)
禁断の恋が燃えてるキムチ鍋(まゆみ)
手鍋さげ過ごした二人見てる石(なが月)
雪見酒ひとりの城で鍋つつく(桂介)
すき焼きにかぼちゃを入れた僻地校(南風)
一人鍋 寂しさゆえの湯気に酔う(敬女)
ぶつぶつと不協和音の出るお鍋(美千)
怨みつらみ煮込んだ鍋に舌鼓(なが月)
止句 平和とは何かと問うてキムチ鍋(紋章)
佳⑤ しがらみを具にしてつつく煮込み鍋(のりとし)
佳④ 鍋囲みたちまち溶ける主義主張(よしひさ)
佳③ 大鍋が埃まみれている過疎化(照代)
佳② 湯豆腐の鍋が溶かした肩の雪(彦猫)
佳① うんちくも一緒に煮こむ鍋奉行(桂介)
準② 新婚さん火傷しそうなキムチ鍋(せつこ)
準① よく喋る男も黙る旬の鍋(喜宏)
特選 ピカピカに磨いた鍋に理由がある(千枝)
軸吟 想い出を具にして囲む里の鍋(選者)

【枯葉】 植田のりとし選

入選
役目終え風に任せる枯れ落葉(ちかよし)
使命から解き放たれて枯葉落つ(聞明)
吹きだまり枯葉のアート出来ている(千枝)
みの虫が枯葉の呼吸聞いている(喜宏)
最後まで枯葉前世を語らない(聞明)
在りし日の君を偲んで枯葉聴く(なが月)
仮面の下は枯葉のような倦怠期(みずほ)
色残す枯葉の未練吹きだまり(美千)
枯葉でも男の意地は捨てきれず(こうじ)
ひとひらの紅葉が諭す阿弥陀堂(彦猫)
夕暮れて心の隅の枯葉散る(せつこ)
それぞれの生きざまあって散る枯葉(こうじ)
亡き母と語らいながら焚く枯葉(まゆみ)
はらはらと無言で枯葉冬支度(照代)
枯葉踏む音するだけの別れ道(よしひさ)
腐葉土の温さ枯葉の深い愛(紅雀)
運命とつぶやいている濡れ落葉(桂介)
枯葉だってバラ色の夢乗せて散る(彦猫)
枯葉散り木守り柿の艶映える(幸風)
柿の葉の彩りフィナーレを飾る(紅雀)
古民家に最後の枯葉似合う壁(ちかよし)
生き字引 枯葉の父の笑う声(みなみ)
秋を踏む枯葉と語る散歩道(敬女)
湯の宿で枯葉を抱いて燃えている(みずほ)
枯葉舞う人生はまだ舞いつづけ(紋章)
一枚の枯葉に夢もついてくる(聞明)
シャンソンの枯葉背を押す秋の恋(幸風)
伏魔殿 耳目閉ざして枯葉散る(なが月)
枯葉剤撒いたあげくの負け戦(さだお)
終活を急き立てている枯れ落葉(こうじ)
枯葉だけカサコソ唄う通過駅(みずほ)
何処からか昭和の匂う落葉焚き(照代)
手品師が銀杏並木で舞い降りる(淳子)
植え過ぎた結果枯葉でひと苦労(ちかよし)
止句 枯葉にも戦ってきた自負がある(博之)
佳⑤ 散る落葉屋根でやさしい月に会う(桂介)
佳④ お別れの文に忍ばせてる枯葉(まゆみ)
佳③ 舞い上る枯葉の渦にある孤独(博)
佳② 嘘つきの枯葉くるりと背を向ける(喜宏)
佳① 枯葉にも女にもある意地の紅(敬女)
準② ひとひらの枯葉がしがみついてくる(紋章)
準① 枯葉にも生き方がある風を選る(紅雀)
特選 土に還る約束があり散る枯葉(桂介)
軸吟 シーベルト人影消えて舞う枯葉(選者)

【リハーサル】 七條 美千選
入選
発表会ママも一緒にリハーサル(千枝)
リハーサルだけで終わったウエディング(ちかよし)
隠し芸 家族相手にリハーサル(幸風)
前もってやってみるから気付くこと(紅雀)
保育士の始めは叱るリハーサル(南風)
リハーサル済んで本番フライング(幸風)
リハーサル何度やってもすべる恋(せつこ)
リハーサルにないアドリブ大拍手(ほたか)
リハーサル転び上手な晴れ舞台(富山)
レベルアップ 数をこなしてリハーサル(富山)
リハーサル下で見守る命綱(千枝)
演出の勘が戻ったリハーサル(南風)
リハーサルもすんなり行かぬラブシーン(喜宏)
リハーサルない人生だ面白い(彦猫)
ジューンブライド実らなかったリハーサル(なが月)
政界をリハーサルする選挙戦(敬女)
猛稽古耐えて涙の初舞台(彦猫)
リハーサル通りにいかぬ原子の火(こうじ)
リハーサル喜怒哀楽へ寿命のび(富山)
肩を揉む母へ感謝のリハーサル(聞明)
リハーサルない金婚の空茜(彦猫)
リハーサル重ね孤立の北の国(博)
リハーサルせずにドクターメスを入れ(喜宏)
リハーサルばかりやってた人生譜(みずほ)
花嫁の手を取り歩くリハーサル(駿介)
リハーサル ボートは何処へ流れ着く(みなみ)
リハーサルまでして妻の機嫌取り(聞明)
会心の出来 早すぎたリハーサル(よしひさ)
鏡の中でリハーサル積む恋の数(まゆみ)
リハーサルなしで突然黄泉へ行く(淳子)
リハーサルだけで生きてる庶民です(ほたか)
止句 頂点へ間合いを測るリハーサル(よしひさ)
佳⑤ 超ベテラン ミスをしておくリハーサル(紋章)
佳④ 明日がある明日があるさとリハーサル(桂介)
佳③ リハーサルなら良かったこの別れ(ちかよし)
佳② リハーサルまでは耐えてた赤い糸(照代)
佳① 積み直し出来ない八十の石畳(博)
準② 逆上り明日こそはとリハーサル(桂介)
準① 青い鳥逃げたまんまのリハーサル(みずほ)
特選 完璧なリハーサルだった逮捕劇(紋章)
軸吟 問題のくりかえしでる試運転(選者)


課題吟の入選句発表のあとは、いつものように自由吟の合評会。
参加者全員で、全22句の鑑賞をした。
なお、自由吟は未発表作品に付き、このブログにはアップいたしませんので、ご了承ください。

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~宮崎番傘12月句会ご案内~

★日時/12月11日(日) 13時集合(~16時解散)

★場所/西地区交流センター(勉強室)

★宿題
◎課題吟(各3句)
「吹雪」
「押入れ」
「介護」
◎自由吟(1句のみ)

★投句料/300円(正会員は無料)

※どなたでも、自由に参加できます。見学も可。


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by ringo-utahime | 2016-11-13 20:35 | 川柳句会 | Comments(2)

Commented by kojiro-nomama at 2016-11-14 10:27
りんご詩姫さん
昨日はいい天気でしたね。
とても楽しい有意義な句会ありがとうございました。
今日は、うって変わって寒い都城です。
ブログUPありがとうございます。
何時もパワフルで明るいりんごちゃんを見ていると
元気をもらいます。
Commented by ringo-utahime at 2016-11-14 10:44
さくら草さん、こんにちは。
昨日はお疲れ様でした。
お世話になりました。
ありがとうございました。

昨夜、上位入選句だけブログアップしたのですが、全入選句の掲載を楽しみにしている方がおられたので、頑張って平入選句を追加でアップしました。

ボイスレコーダーから拾ったので、漢字や表記の間違いに気づいた方は、お知らせくださいね。
何度でも訂正いたしますので。

(^_^)/