2015年 05月 31日 ( 1 )

入来わくわく番傘川柳会(石神紅雀会長)編集発行の「川柳つばさ6月号」を紹介。

e0322827_013479.jpg

表紙裏の〈お世話になっている方々〉には、佐賀番傘川柳会の真島清弘さん。
川柳を始めたのは、昭和40年頃。
▽自選作品3句
魔女悪女みなふくよかな乳房持つ
私には世界遺産のような母
戻りぶん食べて帰るか申告日



~近詠(自選)薫風集より~

財もなく子等は明るく生きている
(鹿児島/飫肥ちさ子)

一滴もこぼさぬように桃を剥く
(伊集院/上原しず香)

仲直りさせてくれたね通り雨
再会の約束交わし花は散る
(入来/勝田みどり)

影ふたつ夜更けのワルツ月照れる
(入来/河田すみれ)

思い出をゆっくりと切る爪を切る
故郷の手紙に海の独り言
(熊本/黒川 孤遊)

少しだけ緩めてくれたペンの縄
黙祷の為には行かぬ救助隊
(千葉/小園 逸郎)

さくら散る君の唇突き抜ける
陽炎は怒りそれとも嫉妬心
(入来/坂元しげき)

桜ほどもてはやされてみたいもの
(指宿/迫 竹馬)

笑いを売る人の真似してハヒフヘホ
(入来/田口いさ子)

花あらし心のもやをさらってく
(尼崎/辻 鈴音)

幸せを考えすぎる不幸せ
(慈眼寺/堂下モクレン)

身の丈に生きた証しを子が見せる
(川内/中野しず子)

ほっこりとわき出てこぬか幸せは
(東京/永田りりこ)

語源には嘘もあります日本人
(宮崎/西岡 南風)

性懲りもなく言い訳を探してる
満月をかじれば何か変わるかな
舐め合った傷が大きく深くなる
(入来/春田あけみ)

退院を待っていたよと草元気
(入来/平川とよ子)

道ならぬ恋も見ていた焼却炉
(鹿児島/平瀬 芙蓉)

胎動に母性と父性はしゃいでる
(宮崎/平田まりん)

何事もなかったように光る海
(入来/渕上みえ子)

図書室に栞をはさむやわらかさ
(千葉/深澤 忠利)

セシウムを知らず水鳥羽休め
(川内/外園ピアノ)

太鼓の音じっと出来ない祭り好き
(日置/前田 洋子)

ネクタイはいつもおんなじ屋台酒
身の丈を忘れたまんま自動ドア
(宮崎/間瀬田紋章)

死に顔を見せぬ猫には猫の意地
戒名の代わり色紙に句を一句
(鹿児島/松本 清展)

新茶のむふんわり命を包み込み
(二軒茶屋/安達ヒトミ)

雲に乗り二百年後を見てみたい
花冷えに枕を抱いて耳すます
(慈眼寺/ありはらようこ)

大空に北斎の波似せて画く
(入来/池頭 英子)

ふるさとの音を小さな耳に蒔く
やわらかに反発をする水たまり
あく巻きのあめ色に透けるふるさと
(入来/石神 紅雀)

剽軽な孫が微笑む五月晴れ
(出水/入木田一寸坊)

クタクタになって連休満ち足りる
(川内/石原 夢修)

絡む糸ゆっくり解いて飛ぶホタル
(入来/大園やす子)



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

[PR]
by ringo-utahime | 2015-05-31 21:15 | 川柳誌 | Comments(6)

2013年4月開設『りんご詩姫のブログ(新)』‥‥文芸川柳、フラメンコ、ボイストレーニング、パン教室、グルメ等々、趣味に生きる元気印「りんご詩姫」の〈気まぐれブログ〉。小さなスナックのママです。よろしく♡♡